はじめに
今週もJリーグジャッジリプレイ番外編が放送されています。
今週は、Jリーグが中断中ということもあり、3月にDAZNで配信されたトレーニングマッチの判定についての議論となります。
【議論となった判定内容】
- オフサイトの判定
- DOGSOの判定
- アドバンテージの判定
引き続きジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
関連記事:DOGSOを学ぼう!(2020年3月24日放送のJリーグジャッジリプレイ)
関連記事:やはりハンドの判定は難しい!(2020年3月17日放送のJリーグジャッジリプレイを見て)
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年4月7日Jリーグジャッジリプレイでの事例
- 鹿島アントラーズ 対 コンサドーレ札幌戦での事例
- 清水エスパルス 対 ジュビロ磐田戦での2事例
事例1:鹿島アントラーズ 対 コンサドーレ札幌戦での事例
鹿島アントラーズのファン アラーノ選手のコーナーキックに町田選手がヘディングで合わせて、ゴールとなったが、一度、副審がゴールキーパーの前にいた鹿島アントラーズの荒木選手のオフサイドと判定。最終的に主審と協議した結果、ゴールが認められたシーン。
鹿島アントラーズの荒木選手のポジションはオフサイドであるが、ボールが隠れてはいないが、プレーしようとしてはいる。最終的には、レフリーの判断にゆだねるしかないという見解。
今回、レフリーは、ゴールキーパー(コンサドーレ札幌の菅野選手)が途中で止まったりしていないことから、プレーを妨げていないという判断と考えられる。
競技規則 第11条 2.オフサイドの反則(抜粋)
次のいずれかによって相手競技者を妨害する。
- 明らかに相手競技者の視線をさえぎることによって、相手競技者がボールをプレーする、または、プレーする可能性を妨げる
- ボールに向かう事で相手競技者に挑む
参考映像
事例2:清水エスパルス 対 ジュビロ磐田戦での事例(DOGSOの事例)
ジュビロ磐田の小川選手が抜け出し、キーパーと1対1になったが、清水エスパルスのネト ヴォルビ選手が小川選手を倒したプレー。DOGSOと思われるプレーであるが、審判の判定はイエローカードの判定。
DOGSO4要件すべてに該当しているという見解。公式戦であれば、レッドカードが正しい判定。今回は、トレーニングマッチであることを考慮しイエローカードとして判定されたと思われる。
事例3:清水エスパルス 対 ジュビロ磐田戦での事例(アドバンテージの判定)
清水エスパルスの河井選手がジュビロ磐田の伊藤選手に後ろから倒され、反則があったが、審判はアドバンテージをとり、その結果、清水エスパルスの金子選手のゴールが生まれた。
このシーンは、審判のナイスジャッジで全会一致。
競技規則 第12条 ファウルと不正行為 3.懲戒処置 アドバンテージ(抜粋)
明らかな得点の機会を除き、著しく不正なプレー、乱暴な行為または2つ目の警告となる反則を含む状況で、アドバンテージを適用すべきではい。
参考映像
本判定に関しての感想
今回の解説で一番印象に残ったのは、DOGOS判定がイエローカードの判定となったシーン
どなたも言っていましたが、公式戦ではなくトレーニングマッチであるからイエローカードでもよいのではないかというこの判断は、非常に良かった。
レッドカードによる不利、有利な状況を作るよりは、トレーニングマッチという関係上、イエローカードでよいのではという寛大さに共感できたためです。
オフサイドに関しては、ここでも主審に判断がゆだねられるポイントがありました。以前にも同様なコメントをしていますが、オフサイドの判定についても、主審にゆだねるしかない部分もあることを覚悟するとともに、判定を受け入れられるように観戦したいと思います。
まとめ
今回は、2020年4月7日にDAZNで放送された事象について感想をまとめてみました。
トレーニングマッチとはいえ、このような議論が出来るのは幸せなことです。
現状、各クラブが活動休止期間に入っているので、トレーニングマッチを行う事も無くなりそうですが、休止期間もJリーグジャッジリプレイは継続することを願いたいと思います。
引き続き、長い戦いは続くことになると思いますが、自分自身出来ることをしながら、Jリーグ再開を待ちたいと思います。
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