はじめに
中断期間ではありますが、DAZNのJリーグジャッジリプレイは、番外編として放送されています。
2020年3月17日にも予定通り放送させれ、主にハンドの判定におけるジャッジを放送していました。
ハンドの判定については、今後も様々な議論を呼ぶとは思いますが、Jリーグジャッジリプレイの放送を拝見しながら勉強して行きたいと思います。
今回は、やはりハンドの判定は難しいという事で、2020年3月17日に放送された事例を元に自分自身の考えも含めまとめて見たいと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年3月17日放送のJリーグジャッジリプレイでのハンドの事例
- 2019 J1リーグ第17節 横浜Fマリノス 対 FC東京戦での事例
- 2019 J3リーグ第13節 Y.S.C.C. 対 長野パルセイロでの事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:2019 J1リーグ第17節 横浜Fマリノス 対 FC東京戦での事例
ペナルティエリア内で、FC東京の室谷選手が右足でクリアしたボールがそのまま左手にあたった事によりハンドの判定では無いかとの事により議論。
事実としては、手にボールが当たっているのは明らかであるが、現状の競技規則ではハンドに該当しないという見解(実際にも判定はノーハンドの判定)
競技規則については、下記の通り
競技者が次のことを行った場合、通常は反則となる
次のように手や腕でボールに触れたとき
- 手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした。
- 競技者の手や腕が肩の位置以上の高さある。(競技者が意図的にボールをプレーしたのち、ボールがその競技者の手や腕に触れた場合を除く)
これらの反則は、ボールが近くにいる別の競技者の頭または体(足を含む)から競技者の手や腕に直接触れた場合でも適用される。
これらの反則を除き、次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、通常は反則ではない
- 競技者自身の頭または体(足を含む)から直接触れる。
- 近くにいた別の競技者の頭または体(足を含む)から直接触れる。
- 手や腕は体の近くにあるが、手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくしていない
- 競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない。
引用元:jfa.jp掲載の競技規則より
上記競技規則の「競技者が意図的にボールをプレーしたのち、ボールがその競技者の手や腕に触れた場合を除く」とある部分が採用されたため、判定はノーハンドとなったとの事。
事例2:2019 J3リーグ第13節 Y.S.C.C. 対 長野パルセイロでの事例
YSCCの浅川選手がペナルティエリア内でゴール前へのパスに対して、長野パルセイロの遠藤選手がスライディングで防ごうとしたところお腹に当たってから右手にボールが当たったためハンドの判定(ペナルティエリア内のためPK)となった事象
事例1とは逆に、体を投げ出してスライディングしているプレーが「意図的にボールに対してプレーしていない(自分自身でボールに意図をもってプレーしているわけでは無い)という判断」のため、ハンドの判定
本判定に関しての感想
2つの事例について、判定の違いや理由についてなんとなく理解することはできるが、審判の主観により判定が変わるような事例であることも確かであり、やはりハンドの判定は難しいと感じた。
正直どちらのプレーもボールが当たってしまったと判断できるプレーであり、一方はハンド判定でPK、もう一方は何事もなかったようにプレーが続く。
サッカーは1点が重いスポーツなので、出来るだけフェアーな判定をしてほしいと思うが、どうしてもこの部分は主観が入る。
VARでもオンフィールドレビューになるとは思うが、最終的には主審の判定にゆだねられるので、この部分の判定は議論が発生する。
ただ、主審にゆだねるしかない部分であることも確かなので、納得いかない判定であっても判定を受け入れられるように観戦したいと思う。
関連記事:2020年JリーグVAR導入について

まとめ
今回は、2020年3月17日にDAZNで放送されたハンドの事象について感想をまとめてみました。
- ハンドの判定は難しい
- VARが導入されても主審の主観が残るので議論はなくならない
- 主観が残る以上、判定は主審にゆだねるしかない
今後もJリーグジャッジリプレイを見て印象に残った事例が発生したら感想をまとめたいと思います。
まだまだ、中断期間は続きますが、自分自身出来る事実施し再開を待ちたいと思います。
関連記事:Jリーグ開催が4月まで延期になったので3月の過ごし方を考えてみた
