Jリーグジャッジリプレイ

ハンドの判定はやっぱり難しい!:2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#03

はじめに

2022シーズンもジャッジリプレイは継続。

本日は、2022年3月8日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#03で放送された事例をまとめたいと思います。

今回の事例では、J1リーグ第3節とJ2リーグ第3節の中から、DOGSO案件が2件、ハンドの案件が1件解説されております。

今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。

DAZNのJリーグジャッジリプレイとは

  • 毎週火曜日に更新
  • 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
  • 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演

 

2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#03の事例

  • 2022 J1リーグ 第3節 京都 対 磐田の事例
  • 2022 J2リーグ 第3節 徳島 対 東京Vの事例
  • 2022 J1リーグ 第3節 福岡 対 札幌の事例

Jリーグジャッジリプレイの映像

事例1:J1リーグ 第3節 京都 対 磐田の事例

  • 右サイドの伊藤選手から前線へロングフィード
  • 走りこんだ杉本選手に対してGKの上福元選手がファール
  • 主審は上福元選手にイエローカードを提示
  • ここでVARが介入。主審はオンフィールドレビューを判定はDOGSOとなりレッドカードが提示された。
  • この判定が妥当だったのか議論

平畠さんの見解

【DOGSOかどうか】

  • 距離についてはゴールを狙える距離。相手守備者も戻り切れていない。コントロールも出来ている。
  • 杉本選手が向かっていた方向がそんなに角度が無くはない。シュートが打てたのかなと考えるとDOGSOになるのかな
  • DOGSOになるのならレッドカードになると思う。

【Twitterの意見】

  • ①杉本選手がオフサイドかどうかはVARの対象になるのか
  • ②オフサイドだった場合、イエローカードが取り消しになる可能性はあるのか
  • ③オンサイドとして、DOGSOの対象となるのか
  • 平ちゃんDOGSOマエストロへの昇級戦として

原さんの見解

【DOGSOかどうか】

  • DOGSOになってしまうと思う。
  • 杉本選手の角度が外に行っているようだけれども、上福元選手のあたりがなければもう少し良い方向に行っている。
  • 以前みた愛媛 対 相模原の試合と同じような形でキーパーがかわされるとゴールに入ってしまう。
  • 普通のフィールドプレイヤーが対応していてもDOGSOの可能性があるのでキーパーがあそこで倒してしまったらDOGSOになってしまうと思う。

家本さん(元国際審判員)の見解

【DOGSOかどうか】

  • もう少しボールに行くような素振りか対応になっていないと、体が当たって終わっているので、反則と取られてしまう。
  • SPAかという話になると最初の印象はイエローカードだったが、今はレッドカードに近い位置(いえぽんボード)
  • かつてはコンタクトの瞬間にゴールに向かっているか判断するという事になっていたが、今は全体的な流れで、ゴール方向に向かっていくようなボールの流れであるという話と、杉本選手も膨らみながら縦に行くという事で、全体的な流れの中でゴール方向に向かっていると判断できる。
  • 4要件当てはまるという事でDOGSOになる。
  • 競技規則にしてもVARの助言としても正しかったと理解している。

4名のいえぽんボード図

いえぽんボード図

 

事例2:J2リーグ 第3節 徳島 対 東京Vの事例

  • GKの高木和選手が前線にフィード。このボールに佐藤選手が走りこむと追いかけてきたカカ選手が後ろからファール。
  • 主審はDOGSOと判定しカカ選手にレッドカードを提示
  • 高木和選手は一度もボールに触れておらず、4要件のボールをコントロールできる可能性について満たしているかが気になる。
  • DOGSOの判定は妥当だったのか議論。

平畠さんの見解

【DOGSOかについて】

  • まずPKかどうかが気になった。
  • コントロールできていたかについては、触っていないけれどもこのまま続けていたら確実にシュートは打てていたと思うので、DOGSOに値すると思った。

原さんの見解

【DOGSOかについて】

  • ボールは触っていないけれども自分のプレイングディスタンスに入っていて次にボールが落ちてくるところでシュートが打てる状況だったと思う。
  • これはコントロールできると見るべきだからレッドカード。

家本さん(元国際審判員)の見解

【DOGSOかについて】

  • フリーキックでもあるし後ろから手をかけているという事もあり、可能性についてもDFの選手達が後ろであるので、ノーチャンスである。
  • ボールが浮いているとはいえ、好きにできる可能性が十分高い。
  • DOGSOの4要件(5項目)は満たしていると考えられるので、レッドカードが妥当な判断だと思う。

【ペナルティエリア内の場合】

  • 残念ながら、1段下がるのはボールにチャレンジした場合のみのため、手をかけてしまっているので、ペナルティエリア内であろうが外であろうがレッドカードになってしまう。(レッド、PK、出場停止の三重罰になる。)

4名のいえぽんボード図

いえぽんボード図

事例3:J1リーグ 第3節 福岡 対 札幌の事例

  • 福岡のコーナーキックの場面。こぼれ球を山岸選手がシュート。さらにルキアン選手がゴールを狙い、最後はルキアン選手が右足でゴールに押し込む。
  • ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行う事に
  • リプレーで見るとルキアン選手のヘディングシュートが、宮選手の手に当たっており、オンフィールドレビューの結果、ハンドを取りゴールは取り消しとなった。
  • 現在の競技規則では、攻撃側の偶発的なハンドは直接シュートした選手でなければ反則にならないとなっている。
  • ハンドの判定は妥当だったのか議論。

平畠さんの見解

【このシーンについて】

  • これを見たときは手には当たっている。ただ、故意ではなく反射なのかなという感じに受け止められた。
  • 手に当たったことでアシストしてしまったので、認められなかったのかなという思いになっていた。
  • ただ、今の競技規則を見ると意図はなかったと思うのでゴールになるんじゃないかなと思った。

【Twitterコメント】

  • ルキアン選手のシュートは、競技規則「偶発的であっても、ボールが自分の手や腕に触れた直後」だったので、得点が取り消されたのでしょうか?また、この場合の「直後」をどこまでとするかが知りたいです。

原さんの見解

【今の競技規則に照らし合わせて】

  • この映像を見ると偶発的だと思うけれども、パンチングみたいになっていて、何度も見るとこの当たり方は、故意かなという感じの印象になる。

家本さん(元国際審判員)の見解

【競技規則について】

  • 偶発的と判断できるか?
  • 手に当たったことは間違いでは無いので、当たった手が偶発なのかバリア的に当たったのか、ハンドリングオフェンスとなるかが意見が分かれると思う。

【このシーンについて】

  • ヘディングした選手との距離は近いし、この手はそもそもそこにあったのかというと、無かった。
  • リアクション的には動いているので、手がボールに向かっていったとも解釈できる。
  • 現場では荒木主審も見えていたと思うので、現場では偶発的なものと判断したと思うけれども、映像を見ていけば見ていくほど、手が動いていた、リアクション、バリアのように感じていったのではないかと思う。
  • 個人的には得点でよかったと思うが、ハンドリングオフェンスという認識になってしまったのは理解できる。

 

まとめ

今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#03の内容についてまとめてみました。

今回も「いえぽんボード」が導入されております。DOGSOの2案件について使用されています。ボードも色が付きよりわかりやすくなりました。

事例3のハンドについては、本当に難しいと感じました。

個人的には、平畠さんの見解にもあったように、「反射で手に当たってしまった」と思うのでゴールのような気もしますが、家本さん解説の「手がボールに向かっている」という事については、否定できないので、ノーゴールの判定も理解できます。

やはり、ハンドの判定は難しいです。

これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。

最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。

参考:本日の用語について

DOGSOとは

DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。

関連記事:DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)について

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  • 手や腕に偶然ボールが当たった後、味方競技者が得点したり、得点の機会を得る事は、今後反則と考えない。

 

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