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目次
はじめに
本日は、2021年10月12日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#30で放送された事例をまとめたいと思います。
今回は、J1リーグが中断期間となっていたこともあり、J2中心のジャッジリプレイとなっています。
VARを導入していないハンドの判定に対しての議論となっていますので、参考にして頂ければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今週もリモートでは無く、スタジオでの番組配信
2021年10月12日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J2リーグ 第33節 東京ヴェルディ 対 ファジアーノ岡山の事例
- 2021 J2リーグ 第33節 東京ヴェルディ 対 ファジアーノ岡山の事例
- 2021 J2リーグ 第33節 松本山雅FC 対 栃木SCの事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J2リーグ 第33節 東京ヴェルディ 対 ファジアーノ岡山の事例
- 石毛選手と梶川選手が競りあいからこぼれ球をパウリーニョ選手がスルーパス。
- このボールに抜け出した上門選手がゴール。
- リプレーで見ると石毛選手と梶川選手が競り合った際に、石毛選手の左手にボールが当たっているように見え、ヴェルディの選手もハンドをアピール。
- 結局、J2はVARが導入されていないので、そのままゴールとなった。
- ハンドのファールを取るべきだったのか。このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- APPであれば、もどれると思う。
- ハンドを取るかというと、僕の感覚ではハンドでは無いんじゃないかと
- 競り合いの中で偶然的に当たってしまったという感じがしてあれでハンドを取るのは厳しいかなと思った。
【Twitterコメント】
- ラストパスにつながる直前の競り合いのなかで、バランスを崩した親窯の選手の手にボールがあたり、それがたまたまラストパスを出した選手に繋がりました。このシーンを現在の競技規則に照らした場合、ハンドになるのでしょうか
原さんの見解
【このシーンについて】
- これは、上門選手のゴールが素晴らしいからゴールでいいと思う。
- 梶川選手と石毛選手が競って、梶川選手の方が少しファールっぽく見えるし、あえてファールまでは行かないけれども競り合ったら頭に当たらないでちょっと手に触れた。
- 意図的に触れたわけでは無いので、これはながして良いと思う。
深野さん(元国際審判員)の見解
【ハンドかどうか】
- ハンドの反則では無いと思う。
- 確かに身体の幅より出ていて不自然かというとそうでは無くて、ボールが来てヘディングしようとした腕に結果当たってしまった。
- 手がボールに行ったのではなく、ボールが手に来たことなので、ハンドの反則では無いと思った。
【ハンドだった場合、APPに含まれるか】
- ハンドの反則であったら、APPに含まれる。
- アタッキングフェーズに入っていたので、VARがありあれがハンドの反則であるならば、攻撃に起点ということで、起点が反則だったということになりフリーキックで再開になる。
事例2:J2リーグ 第33節 東京ヴェルディ 対 ファジアーノ岡山の事例
- 石浦選手が山下選手にパス。山下選手がダイレクトで折り返すと、宮崎選手に当たりコーナーキックとなった。
- 山下選手はハンドをアピール。リプレーで見ると山下選手の折り返しが宮崎選手の右腕に当たっていたが、主審はハンドのファールを取らなかった。
- このシーンはどうなるか
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- これは、ハンドになっても仕方ないというかハンドになる可能性があるかなという気はした。
- おおきなチャンスになりそうなところを手で当てて、当たってしまった感じはするがハンドでも仕方ないかなという気はする。
原さんの見解
【このシーンについて】
- ハンドだね。
- 宮崎選手は、左腕はきちんと閉じていたが、顔を背けて、結果的にあれだけ手が上がってしまっていて、そこにボールが当たったので、結果的にはハンドにするべきだと思った。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- ハンドの反則だと思った。
- 手を組んでから手を上げていくしぐさは、アディショナルムーブメントのなにものでもない。
- スペースを消したいとかボールが当たってくれることを予測して、手がボールに行ったというふうに見える。
- 左手は行かずに右手だけだったのも不自然さがある。
- センターリングを上げてくるとわかっている状況なので、特にこの動作は気になる。
事例3:J2リーグ 第33節 松本山雅FC 対 栃木SCの事例
- 栃木FCの猛攻。ペナルティエリア内で西谷選手の折り返しから立て続けにシュート。
- すると主審の笛が鳴り、ハンドの判定。栃木にPKが与えられた。
- リプレーで見るとシュートブロックに行った常田選手の肘あたりにボールが当たっているように見える。
- このプレーでのハンドの判定は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 気持ちはすごくわかるが、でもハンドになってしまうと思う。
- 混戦で、シュートを手で止めてしまったのは、ハンドになっても致し方が無いかなという気はする。
原さんの見解
【このシーンについて】
- ハンドだろうね
- 常田選手この気持ちはわかる。手を体につけていたが、倒れこみながら結果的に手に当たってしまうと審判は吹くだろうけれども審判もいい位置で見ていたと思う。
- 自信を持って吹いた態度が良かったと思う。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 結果的に、ハンドの反則だと思った。(ノーカード)
- 最初にシュートを打った段階では、ハンドの反則は無かったと思うけれども、1回防いで2回目で、なるべく体の幅に入れようとしていたが、隙間も見えていて、そのままボールが体に当たれば、反則では無かったと思うが、自分から体ごとボールに行っているので、これは、腕が体についていたとしてもハンドの反則だと思った。
- カードが無かった理由は、シュートでは無かったと思う。シュートだったらシュートブロックでSPAでイエローカードになるがヒールで前にボールを少し出そうとした行為だとすると、ノーカード。
まとめ
今回は、2021年10月12日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#30の事象についてまとめてみました。
配信された映像でも桑原さんもおっしゃっていましたが、ハンドの判定は、議論も起きやすいしやはり難しいのだと思いました。
事例にはなっておりませんでしたが、京都サンガF.C.とSC相模原のピーターウタカ選手がゴールした場面についても議論されていました。
桑原さんの誰かが批判されるべきではないと思う。という言葉が印象に残っています。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
参考:本日の用語について
APP:ATTACKING POSSESSION PHASE
- 攻撃側チームがボールを保持し攻撃に移る局面
- 得点、PKとなる、また決定的な得点の機会阻止の反則が起こる前に、VARが攻撃側の反則があったかどうかをレビューすることが可能な範囲
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
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