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目次
はじめに
本日は、2021年3月9日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#2で放送された事例をまとめたいと思います。
今回は、主にVARがあるにも関わらず、「なぜオンフィールドレビューを行わなかったのか」に関する内容が取り上げられていました。
VARについては、まだまだ馴染みが薄い状況だと思いますので、是非参考にして頂ければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2021年3月9日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J1リーグ第11節 川崎フロンターレ 対 セレッソ大阪の事例
- 2021 J1リーグ第2節 サガン鳥栖 対 浦和レッズの事例
- 2021 J1リーグ第2節 ベガルタ仙台 対 川崎フロンターレの事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:2021 J1リーグ第11節 川崎フロンターレ 対 セレッソ大阪の事例
- 川崎の攻撃シーン。田中選手が家長選手へ、家長選手から三苫選手へパスがわたり三苫選手がドリブルからのシュートでゴールネットを揺らした場面
- ここでオフサイドの旗が上がり、ノーゴールの判定。一見するとどこでオフサイドかわからない場面であった
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 多分家長選手がボールを受けるところでオフサイドだったのかなとの見解
- 画面には映っていなかったのでわからなかったが、フラッグが上がった瞬間に勝手に家長選手がオフサイドかなと思った。
原さんの見解
- 今回の件で言えば、家長選手はオフサイドポジションから戻って受けている。ゴール方向に行っているのであればわかるが、戻ってきているで、そこから次の人は前向きにプレーしていくと思うが、その後すぐシュートならわかるが、結構時間がかかっている。もっと早くという思いがどこかにあったと思う。
- 時間がかかっているところが、これはなんだろうとなる。三苫選手がいいゴールを決めているのに、なんかもったいないという感じがした。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- オフサイドのケースであるとオフサイドの旗を上げてしまった。本来であればオフサイドポジションでは無い等、難しいケースでその時に旗が上がってしまうと本来であれば得点になるあるいはシュートにつながるそう言うシーンが無くなってしまう。
- それを消さないためには、遅らせる。得点になりそうなケース、得点にならないことがわかったところで旗を上げるという事をしている。
- これを見たときには、ここまで待たすのかとは思った。上げてしまってよかったのではとの見解
事例2:J1リーグ第2節 サガン鳥栖 対 浦和レッズの事例
- 浦和レッズ西川選手のフィードをサガン鳥栖のエドゥアルド選手がクリア。そのボールを仙頭選手と岩波選手が接触した場面
- 主審は仙頭選手のファールを取りイエローカードを提示。
- リプレーで確認すると仙頭選手の高く上げた右足が、岩波選手の顔に当たっておりレッドカードが出てもおかしくないプレーだった。
- 退場に関わるシーンは、VAR介入の対象になるが、この場面ではオンフィールドレビューは行われなかった。
- 今回は、なぜオンフィールドレビューが行われなかったのかを含めてこのシーンについて議論
平畠さんの見解
- 仙頭選手も危険を感じて足を引いたようにも見えたが、実際出血もしているので、レッドカードが出てもおかしくないかなと思ったとの見解
- 運用上の細かいことはよくわかってはいないが、オンフィールドレビューを行ってもよかったのではという気はしていた。
原さんの見解
- レッドカードかもねと思った。との見解
- 低いボールで頭から行っているのであればわかるが、頭より高いボールをしかも足の裏が出ていて、あれはレッドカードかなと見た感じした。
- オンフィールドレビューがなかったのは、VARの人たちも主審の判断が違うとは思わなかった。主審の意見を尊重したのだと思う。
- 目に当たったら大変なことにもなっていたことのあり、もう少し確認しあうやり取りがあってもよかったのではと多くの人が思ったと思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- レッドカードと判断したとの見解
- 一番は、攻撃側選手の部位と守備側選手のどの部位が接触したかで、足の裏と頭部であるということで、安全を脅かす行為にあたると思う
- なので、レッドカードにするべきだと思っている。
- 故意では無いというのは考慮されると思う。攻撃側の選手はボールにプレーしたいと思っていった。全く悪意というかそのような行為では無かった。
- 最後に、相手が来たことで膝を緩めている行為も見れた。そういう部分は主審の判断に入っていたと思われる。
- 今の運用で行くと、主審がどのようなものを見てどのような判定をしたかという事を交信してやり取りをすると思う。
- それが、VARが見ている映像と主審が見ている事実が変わるものが何もないという判断になったと思う。
- コンタクトが無謀なものであったか、著しく不正な過剰な力かというところは主審の判断が尊重されたと思う。
- もし、主審が違う足の部位でコンタクトしたという事で判断したのであれば、もう一度コンタクトの部分をしっかり見てみて判断したほうが良い(オンフィールドレビュー)と勧めることになる。
事例3:J1リーグ第2節 ベガルタ仙台 対 川崎フロンターレの事例
- 山根選手が仙台陣内でボールを奪い返し、クロスを上げる。中にいた長谷川選手には合わなかったものの、蜂須賀選手の足に当たりゴールに吸い込まれた場面
- カバーにきた吉野選手も書き出そうとしており、ボールが完全にゴールラインを割っていたか微妙なところだったが、判定はゴールとなった。
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 明確にと言い出すとわかんないっす。との見解
- これはゴールで良いのでは(もう一つの映像を見たときのコメント)
原さんの見解
- ゴールとの見解(現地にいたとの事)
- 見えたというか入ったと思った。
- ただ、レフリーもゴールとやっていたしVARがあるからきちんと判断してくれるだろうという安心感があった。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- 今までの従来通り副審が100%入っているという確証をもてば、フラッグを上げて一旦プレーを止めて得点の合図をする手順を踏むことになると思う。(100%のファクトが取れない場合の対応についてコメント)
- 副審としては、ゴールライン上に行くという事は必要。このケースの場合、副審サイドから見るとゴールポストはあるが、選手が誰もいないので、比較的逆サイドのポストよりわかりやすい
- ゴールポストに一部でのボールがかかってると思ったら得点の合図はできない。でもボール全体が見えたら一瞬でもゴールの中に入っているので旗は上げれる。
- 今回、副審の方は旗を上げている
まとめ
今回は、2021年3月9日にDAZNで配信された2021シーズンのJリーグジャッジリプレイ#2の事象についてまとめてみました。
映像を見ていただければと思いますが、どうやら副審の役割、判断が増えているように感じました。
主審の判断も大変だと思いますが、VARが導入されオフサイドディレイなどの実施が加わったことで、副審も役割や判断することが増え、大変になっている事がわかりました。
観戦時に普段は、あまり注目しない副審にも気を付けて見てみると新しい発見があるかもしれません。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
オフサイドディレイ
- きわどいオフサイドの場合、得点のチャンスにつながる場合はフラッグを上げずにオフサイドディレイと主審に伝え、得点のチャンスが無くなるかアウトオブプレーとなるまで、フラッグアップを遅らせる
VARについて
VARについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
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