スポンサーリンク
目次
はじめに
本日は、2021年3月16日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#3で放送された事例をまとめたいと思います。
今回は、事例2のアドバンテージ後のカード有無については、難しい判定でもあったため、かなり議論が展開されていました。
アドバンテージ後のカード有無についての説明がありますので、是非参考にして頂ければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2021年3月16日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J1リーグ第3節 浦和レッズ 対 横浜FCの事例
- 2021 J1リーグ第3節 浦和レッズ 対 横浜FCの事例
- 2021 J2リーグ第3節 ジュビロ磐田 対 水戸ホーリーホックの事例(原博美セレクション)
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:2021 J1リーグ第3節 浦和レッズ 対 横浜FCの事例
- 浦和の攻撃。宇賀神選手がペナルティエリアギリギリの場所で倒された場面
- 主審は、中村選手のファールを取りフリーキックを指示。
- ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行い。その結果判定をフリーキックからPKに変更
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- ペナルティエリアの中か外かわからなかった。普通にフリーキックだなと思いました。との事
原さんの見解
- わならないし、今までのVARが無い場合は、あのくらいだと外だなとフリーキックでいい塩梅。そんな感じだった。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- 結果的にペナルティエリアの中だったという判断で最終的に主審が決めていたとの事
- 接触が二人の横浜FCの選手がいる。どの接触で審判がファールを取ったかというのがみそになる。
- 15番の選手の足なのか上半身なのか、白の選手のプッシングなのか等、まずどの接触をファールとしたかを交信する。
- そのファールであれば、ペナルティエリア内だというエビデンスがあるのであれば、映像を見せるべきだと思う。
- 接触がいくつも重なれば、どれを取るのか、もし中なのであれば、それを確実に見せて判定していただく必要があるという事
- 主審が言っていることと、映像が一致していればそれは問題が無いが、主審が言っていることと映像が違うのであれば、見て確認して頂いて、主審に再判断を貰うという事になる。
事例2:J1リーグ第3節 浦和レッズ 対 横浜FCの事例
- 浦和レッズのカウンター。明本選手に対して横浜FCの選手が激しく接触した場面
- 主審はアドバンテージを取って、プレーを続けさせると伊藤選手がゴールを決める。
- しかしここでVARが介入。伊藤選手がパスを出した時点で小泉選手がオフサイドポジションにいたため、伊藤選手のゴールは取り消しに
- アドバンテージで流された明本選手へのプレーはノーカードの判定。
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- オフサイドディレイというやり方がある中では、それでいいんじゃないかと思った。
- 足の入り方は危ない感じに見えます。どこまでが反スポーツ的行動に見えるかはわからないが、危ないかなと見える。
原さんの見解
- これこそ1mから2m見ると言っているからこれだけギリギリであれば、オフサイドディレイになるのは当然
- その前のファールについても流して良かったと思う。チャンスになる展開だった。そこまでの判断は正しかったと思う
- これをレッドカードかというと完全に足の裏が入っているわけでは無いので、レッドカードでは無いと思うけど、ラフプレーに近いプレーだったので、カードを出してもよかったのでは
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- オフサイドディレイすべき展開だったと思う。
- アドバンテージがなされた後でカードが出せるのは、いわゆるラフプレーといわれるプレー。行為が無謀だったというものについてはカードを出せる
- ただ、SPAの場合はイエローカードが消えることになる。
- 結果的の戻ってイエローカードを出さなかったので、ラフプレーだとは判断されていなかったと思う。
- そのシーンを見て、押したというところで主審はファールだと感じてプレーオンにしたのだと思う。ただ結果的に非常に大きなチャンスであったのでナイスアドバンテージだったと思う。
- ラフプレーか、ラフプレーではないの判断基準は、足の裏を投げ出すように行っていた。ただ、足の裏では無いところが接触した。グレーゾーンがあると考えられるのであれば、イエローカードに近いノーカードという判断もあると思う。
- もし、主審がイエローカードという事であれば、それも納得するとは思った。
事例3:J2リーグ第3節 ジュビロ磐田 対 水戸ホーリーホックの事例(原博美セレクション)
- 水戸のチャンス。松崎選手のポストプレーから安藤選手が抜け出す。ドリブルで仕掛けてそのままゴールが決まった場面。
- リプレーで確認するとゴールの直前に安藤選手の足がゴールキーパーの右足のすねあたりを踏んでいるように見える・
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 本当に厳密にいえば、どうだったかはわからないが、安藤選手はボールに行こうとしていたし、結果的に八田選手が痛めた部分もあるかもしれないけれど、ゴールでよかったのではとの見解
原さんの見解
- VARが入ったからどうしてもJ1のシーンばかりになって、J2、J3でも議論を呼ぶようなシーンがあるので取り上げたいと思った。
- このシーンもどっちも取れるようなシーンだったので、取り上げて、皆さんの意見を聞いてみたいと思った。
- 止めてみて難しいけれどもどっちつかずでキーパーの方がちょっと早いかもしれないけれど、ボールを一緒に蹴りあっているぐらいだからゴールでよかったかなと思った。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- ゴールで良いと思った。
- 結果的に足が接触したかもしれないが、シュートをしようとしてそのつこうとした足が接触したと思う。
- 接触のスポーツであり、得点を先にしたという事で、得点で良いと思う。
まとめ
今回は、2021年3月16日にDAZNで配信された2021シーズンのJリーグジャッジリプレイ#3の事象についてまとめてみました。
アドバンテージ後のカード有無については、プレー内容によって意見が分かれるものになるかと思います。
ラフプレーの定義、実際にプレーをしている選手にも感情がありますので、なかなか難しいのかもしれませんが、今後も出来るだけ選手にはクリーンなプレーを期待したいと思います。
映像の冒頭でもありましたが、今シーズンから女性審判員としてJリーグ担当審判員の方の紹介もありました。
こちらについては、Jリーグ選手名鑑にも掲載されていましたので、よろしければ参考にしてみてください。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
関連記事:2021Jリーグ選手名鑑(エル・ゴラッソ特別編集)を購入しました。
2021Jリーグ選手名鑑(エル・ゴラッソ特別編集)を購入しました。はじめに
2021年2月18日(木)に発売の2021Jリーグ選手名鑑を購入しました。今年も昨年に引き続きエルゴラッソ版を購入しています...
参考:本日の用語について
オフサイドディレイ
- きわどいオフサイドの場合、得点のチャンスにつながる場合はフラッグを上げずにオフサイドディレイと主審に伝え、得点のチャンスが無くなるかアウトオブプレーとなるまで、フラッグアップを遅らせる
20200/21 競技規則 変更と明確化
- アドバンテージを取った後に
- ラフプレー:イエローカードが出せる
- SPA:イエローカードが出せない
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
ABOUT ME