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目次
はじめに
いよいよ今年も残り少なくなってきました。12月25日で仕事納めをした方も多いのではないでしょうか
ジャッジプレーの記事は、まだまだ追いついていない状況です。
何とか今シーズンの記事は終わらせられるように今後も少しずつ更新していきたいと思います。
今回は、2020年11月17日配信のJリーグジャッジリプレイ#26で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年11月17日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第27節 ガンバ大阪 対 ベガルタ仙台の事例
- 2020 J1リーグ第27節 鹿島アントラーズ 対 川崎フロンターレの事例
- 2020 J1リーグ第27節 名古屋グランパス 対 FC東京の事例
- 2020 J2リーグ第33節 松本山雅FC 対 ジェフユナイテッド千葉の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第27節 ガンバ大阪 対 ベガルタ仙台の事例
- ベガルタ仙台の椎橋選手のパスに抜け出した長沢選手がガンバ大阪の昌子選手のファールを受けた場面。
- このプレーで昌子選手選手にはイエローカードが提示されたが、DOGSOでレッドカードを出すべきだったのではとの意見が寄せられている。
- 今回は、イエローカードの判定が正しかったのか議論
平畠さんの見解
- 昌子選手はファールをしようとしていたわけでは無いが、足が当たっていた。
- どの要件があわないのかと言われるとないので、DOGSOに値するのではとの見解
原さんの見解
- 菅沼選手や藤春選手が遅れてきてはいるけど、少なくともシュートは打てたと思うので、レッドが出てもおかしくないと思う
- 昌子選手が意図的にやっているのかはわからないが結果的に当たっているので、レッドになって仕方がない、レッドだったのではと思う
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- DOGSOだと思うとの見解
- 4要件を満たしていて、それ以上でもそれ以下でもないと思う。
- 恐らく主審は、左側のディフェンスが気になったのではないかと思うが、ファールした瞬間をとらえると止めたときに4要件を満たしているのがわかるので、DOGSO
事例2:J1リーグ第27節 鹿島アントラーズ 対 川崎フロンターレの事例
- 鹿島アントラーズの犬飼選手がロングフィード。上田選手とジェジエウ選手が競りそのセカンドボールに走りこんだエヴェラウド選手が谷口選手のファールを受けた場面
- 谷口選手にはイエローカードが出されたがこのシーンもDOGSOでレッドカードが必要だったのではとの意見が寄せられている。
- 今回は、イエローカードが正しかったのか議論
平畠さんの見解
- ゴールとの距離は要件は満たしていると思う。
- 体勢的にはトラップしてからシュートを打てたと思うが、トラップの浮きぐあいと山根選手のカバーが来ていたというところが要件を満たしているかは、人によって判断が変わってくるポイントだと思う
- DOGSOと言われれはDOGSOみたいな気がするし、山根選手が間にあったかトラップした後の方向とかが微妙と思った
原さんの見解
- コントロールというところではないかと思う。
- 胸のコントロールはできているが浮いている分、時間がかかるためその間に寄せてくる時間があるので、山根選手やゴールキーパーが行ける可能性が出来てしまうから4要件から外れてDOGSOではなというふうに、SPAで良いのではと思った
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- イエローカードとの見解
- 大きい考えとして少しでも疑問が出た段階でDOGSOでは無いという考えでよいと思う。どこかというとジャンプして胸トラップしてそれがボールが落ちて体勢を整えるうちにディフェンスが来ることが考えられるのはまさにその通りでちょっとずつ欠けているので4要件のうち2要件という感じ
- ファールの質としては、腹部を蹴るラフプレーであり、公式記録を調べてもラフプレーであったのでラフというプレーでイエローカード
- SPAとラフプレーが同時に起こる場合は、質の悪いほうを審判報告書に書くことになっている。
- SPAだけどラフプレーのイエローカード
事例3:J1リーグ第27節 名古屋グランパス 対 FC東京の事例
- 名古屋グランパスのマテウス選手が入れたコーナーキックをオ ジェソク選手が受けて前田選手。前田選手がドリブルで仕掛けるとペナルティエリア内で倒れた場面
- レフリーは、シュミレーションの判定でイエローカードを出した。この判定に前田選手は激しく抗議
- 視聴者の方からもシュミレーションでイエローカードの判定は厳しかったのではとの意見が寄せられている。
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 森重選手がスライディングに来た時に、前田選手が避けようとして足を上げたのがシュミレーションに見えたのではとの見解
- 個人的には、なんの反則も無くてよかったのかなと思うし、センターサークル付近のプレーだったら笛を吹いたのか、反則になったのかは気になった。
原さんの見解
- 森重選手も経験豊富だから、最後は寝ているだけにしている。前田選手は良いフェイントで抜いているし、森重選手が来た時に少し触れたのかもしれないがもう少し踏ん張れたように見える。
- そう見ると、そのままプレーオンで良かったかなとは思う。
- シュミレーションを取るのは少しきついかなと思った。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- 個人的にはプレーオンでよかったのではとは思う。思いながらも主審の気持ちもわかる。
- シュミレーションはファールをされたふりをする主審をだまそうとしたという事になる。PKが欲しいという事でこのようなプレーをしたと主審が思えばそういう判断も出来るので、間違いではない
- 右足は接触しているが、左足が引けないくらいの接触かと考えるとそうでもなく結果的に引っ掛かった右足とともに両足揃えた感じで倒れているので主審からすると貰いに行っているように見えると思う。
事例4:J2リーグ第33節 松本山雅FC 対 ジェフユナイテッド千葉の事例
- 松本の塚川選手がドリブルからクロスを送りファーサイドで待っていた中美選手がワントラップからシュート。シュートがゲリア選手の手に当たったとしてPKが与えらえた場面
- リプレーで見るとゲリア選手の腕は不自然に広がっているようには見えなかった。
- 今回は、ハンドの判定を取るべきだったのか議論
平畠さんの見解
- 確かに厳しような感じの印象を受けたとの見解
原さんの見解
- これは難しい。ただゲリア選手の最終的な倒れ方がゴールキーパーみたい形になってしまっている。
- 倒れるようにいった時の感じが支え手に近い形になっているので、あれだと印象的に手に当たってしまうとハンドと言われてしまうと思う。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- どの時点でボールと手が当たったのか確実では無いのでシュートブロックに行った手に当たったのか、倒れた後の手に当たったのかで全然違う
- シュートブロックであれば、hand of the body であれば問題ないが、手が少しでも体から離れているとハンドの判断になる。
- 手が体についているかがわからないので、何とも言えない。
- その後倒れて、手がボールに接触したのであればハンドで仕方がないと思う。
- シュートブロックはハンドで止めたのであれば、警告が必要
まとめ
今回は、2020年11月17日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
今回の事例では、DOGSOの2事例の紹介がありましたが、2事例目の少しでも疑問があればDOGSOには出来ないと言う考え方は、なるほどと思いました。
怪しきは罰せずという事で、少しでも疑問があり、明確ではない場合は、ファールにしないという考え方になります。
見ている方としては、白黒つけたいところでもありますが、一瞬で判定を行い、判定で試合が変わってしまう可能性を考えるとこの考え方でよいとも思います。
DOGSOについては、何度もジャッジリプレイで拝見していますが、今回も新しい発見がありました。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
DOGSOとは?
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)についてDOGSO(決定的な得点の機会の阻止)について感想をまとめています。柏レイソルとともに10年が過ぎました。これからも変わらず柏レイソルを応援していくブログです。...
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
参考:ハンドの競技規則
第12条 ファウルと不正行為【抜粋】
- 次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、反則ではない
- 競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。
- ただし、体から横または縦方向にのばされていない。
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