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目次
はじめに
本日は、12月22日(火)。2020Jリーグアウォーズが開催となります。
Jリーグの日程も終了しましたが、まだまだジャッジプレーの記事は約1ヵ月遅れでの掲載となります。
少しでも追いつけるように、今後も少しずつ更新していきたいと思います。
今回は、2020年11月10日配信のJリーグジャッジリプレイ#25で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年11月10日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J2リーグ第32節 東京ヴェルディ 対 徳島ヴォルティスの事例
- 2020 J2リーグ第32節 アルビレックス新潟 対 ギラヴァンツ北九州の事例
- 2020 J2リーグ第32節 東京ヴェルディ 対 徳島ヴォルティスの事例
- 2020 J2リーグ第26節 清水エスパルス 対 ヴィッセル神戸の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J2リーグ第32節 東京ヴェルディ 対 徳島ヴォルティスの事例
- ヴェルディのフリーキック。佐藤選手が蹴ったボールに競りに行った徳島の福岡選手の頭にあたりそのままゴールネットを揺らした場面。
- オウンゴールかと思われたが、副審の旗が上がりオフサイドの判定
- リプレーで確認すると端戸選手がオフサイドポジションにいたが徳島の選手のプレーにインパクトを与えたか
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 相手守備者にインパクトを与えているので、判定通りで良いのではとの見解
原さんの見解
- スローで見てもオフサイドポジションにいる。これは間違いなく影響を与えている。
- ジャンプもしているしこれがオウンゴールに影響を与えている
- これはオフサイドで良いと思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- オフサイドであるとの見解
- オフサイドポジションにいる。ボールはオフサイドポジションにいる選手のプレーできる範囲のところに明らかに飛んでいる。
- ディフェンスも近くにいる。そのボールをプレーしようとして飛んでいる。
- ディフェンスに対してインパクトを与えているといえる。
事例2:J2リーグ第32節 アルビレックス新潟 対 ギラヴァンツ北九州の事例
- スローインを受けた新潟のロメロフランク選手が相手を背負いながらもペナルティエリア内に切れ込み浮き球のパスを鄭大世選手がシュート。こぼれ球をロメロフランク選手が拾い最後は大本選手がゴールした場面
- ゴールを決めた場面で北九州の選手がオフサイドをアピール。視聴者からもオフサイドではとの意見が寄せられている。
- 今回は、ゴールの判定が正しかったのか議論
平畠さんの見解
- 結果的にはオフサイドでは無く、ゴールインで良いと思いますとの見解
- 鄭大世選手がシュートを打った時のロメロフランク選手のポジションが気になったが確認したらオフサイドでは無かった
- その後、ロメロフランク選手から大本選手へのパスの場面は、ボールの方がオフサイドラインになるのでボールのラインよりも後ろにいたので、オフサイドでは無いと思う
原さんの見解
- これも現地で見ていてあれっと思ったがリプレーを見たらオフ債では無いと思ったとの見解
- ロメロフランク選手も鄭大世選手がヘディングした時はオフサイドでは無いので、これはオフサイドでは無い
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- 3つの前がよく言われている。
- 1つ目は、ハーフウェイラインより前に攻撃側の選手がいる。
- 次にセカンドディフェンダー、後ろから2番目の相手競技者よりも前にいる。
- 3つめにボールよりも前にいる。
- この3つが成立した時にオフサイドポジションにいるという事になる。
- 今回のケースの場合、後ろから2番目の相手競技者よりもボールが前にあるので、オフサイドラインはボールになる。
事例3:J2リーグ第32節 東京ヴェルディ 対 徳島ヴォルティスの事例
- 徳島の西谷選手がドリブルで持ち込みパスを出すとヴェルディの高橋選手の腕に当たりハンドの判定となり徳島にPKが与えられた場面
- リプレーで確認すると西谷選手は高橋選手の腕を狙って蹴っているようにも見える。高橋選手は不自然に腕を広げているようには見えずボールが当たるのを避けようとした中でボールが当たったようにも見える。
- 今回は、ハンドでPKの判定が正しかったのか議論
平畠さんの見解
- ハンドを取らざるを得ないような感じ
- ディフェンダーの手に当てに行くようなことがあるのではという事もあるが、西谷選手は渡選手に出そうとしたのではないかと思う。
原さんの見解
- 手に当たったのはスタジアムでも見えた。どうするかと思っていたらPKの判定になった。
- 取るもあり、取らないもあり本当に難しいと思った。
- 攻撃側が浮かすというのはイメージできるので、それに当たってしまったというのをどうとるのかは本当に難しい
- 取らなくてもよいとも思いつつもPKを取ると思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- ノーハンドの見解
- ディフェンスの高橋選手の動きは不自然では無かった。あれだけの近い距離でボールを避けることは無理だと思うのでハンドという事には思わなかった。
- ただ、どうしても人間が動けば手も動くので、そこで当たるとハンドというように見てしまう事もある。
事例4:J1リーグ第26節 清水エスパルス 対 ヴィッセル神戸の事例
- 清水の攻撃の場面。ファン ソッコ選手が前線にフィードするが中村選手がオフサイドとなった場面
- しかし、中村選手に対して後ろからファールしたダンクレー選手にイエローカードが提示された
- オフサイドでプレーが一度切れているがダンクレー選手にイエローカードを出せるのかといった意見が寄せられている。
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- プレーオンでなければ何してもよいという事になってしまうので、イエローカードが出てもおかしくないとの見解
原さんの見解
- これはカードが妥当との見解
- オフサイドだとしてもあの行為自体は足を上げて相手を蹴ってしまっているのは危ないプレーなので、普通にカードが出されると思う
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- コンタクト自身が危険なプレーとなる。
- コンタクトの無謀さに対する警告。これはオフサイドがあったとしても消されるものではない
- ただ、ホールディングがあった。SPAのような警告であれば、ホールディングされたことによってその先の近い未来におこる大きなチャンスがつぶされたことに対する警告になる。
- オフサイドの場合であれば、オフサイドが起こってそこでホールディングがあったとしてもオフサイドが成立した時点で、その先の近い未来に起こる大きな攻撃のチャンスを起こりえないので状況に対するカードは無し
- ここを分ける必要がある。
まとめ
今回は、2020年11月10日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
事例2でのオフサイドと判定される3つの前について改めてわかっていたようでわかっていなかった内容だと思いますので、勉強になりました。
【3つの前】
- ハーフウェイラインより前にいる
- セカンドディフェンダー、後ろから2番目の相手競技者よりも前にいる
- ボールよりも前にいる
中学生のころサッカーの授業でちょうど真横でパスを受けてゴールを決めたときオフサイドじゃないのと言われたときに、パスを出した選手より後ろだから大丈夫という答えをしたのを思い出しました。
正確には、パスを出したときにボールより後ろにいたのでオフサイドにならなかったのだと改めて理解しました。
理解しているようで理解できていなルールはいっぱいありそうです。今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
インパクトに基づくオフサイドの判定
インパクトを与えたと判断する4つの項目
- 攻撃側の選手がオフサイドポジションにいる。
- オフサイドポジションの選手が影響を与えた相手競技者の近くにいる。
- オフサイドポジションの選手がボールにプレーしようとしている(あるいは避ける動きをする)
- ボールがオフサイドポジションにいる選手の近くを通過する。
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
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