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目次
はじめに
本日は、毎週火曜日に更新されているJリーグジャッジリプレイのまとめとなります。
今回は、2020年8月18日配信のJリーグジャッジリプレイ#13で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年8月18日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J2リーグ第11節 栃木FC 対 ファジアーノ岡山の事例
- 2020 J1リーグ第10節 FC東京 対 名古屋グランパスの事例
- 2020 J1リーグ第10節 浦和レッズ 対 サンフレッチェ広島の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J2リーグ第11節 栃木FC 対 ファジアーノ岡山の事例
- 栃木FCの田代選手が前線にフィード。栃木FCの明本選手が走りこむが、ファジアーノ岡山のチェ ジョンウォン選手がファールした場面
- 栃木FCにはPKが与えられ、チェ ジョンウォン選手にはレッドガードが提示された。
- 今回の議論のポイントは、この判定について議論
平畠さんの見解
- PKだとは思った。DOGSOの4要件は満たしているとの見解
- ファールに対して悪質では無かったので、イエローカードでよかったのではと思っているが、DOGSOマスターなので・・・
原さんの見解
- PKはPKだと思う。DOGSOに当てはまっていると思うとの見解。
- ペナルティエリアの外であればレッドカードで問題ない、ペナルティエリア内なのでイエローカードか
小幡さん(JFA審判インストラクターの方)の見解
- 2つの話がある。まずDOGSOであるか、明本選手がファールが無かったらシュートを打てる可能性があるとレフリーが考えるとDOGSOの要件になる。
- 2つめの三重罰については、ボールにチャレンジしているかについては、手で相手を抑えるという事はボールにはチャレンジしていないという事になるのでそのままDOGSOの要件が通される。
事例2:J1リーグ第10節 FC東京 対 名古屋グランパスの事例
- 名古屋のマテウス選手のクロスに誰も合わず逆サイドに流れたボールを名古屋の稲垣選手とFC東京の波多野選手が追いかけ波多野選手が稲垣選手を倒した場面
- この場面では、波多野選手にはカードが提示されなかったがイエローカードだったのでは
- 今回の議論のポイントとして、この判定について議論
平畠さんの見解
- イエローカードが出てもおかしくはないかなとの見解
- キーパーはフィールドプレイヤーとはいえファールが無かったら名古屋的にはビックチャンスになる可能性を考えればイエローカードが出てもおかしくないかなという感じはする
原さんの見解
- 見た瞬間イエローカードだと思ったとの見解
- ゴールキーパーがペナルティエリア外まで出ていってタックルしたのが足に行ってしまった、キーパーが出ているので大きなチャンスだと思う。ただ中にFC東京の選手も3,4人はいたので決定的な場面ではないとしても大きなチャンスであると思った。
小幡さん(JFA審判インストラクターの方)の見解
- まずプレーの方向について考えたい。コーナーフラッグの方向となっている。方向はゴールとは外れている。
- 2つ目は、ディフェンスの数は、ゴール前にFC東京の選手がたくさんいる。それに対して名古屋の選手は4名と圧倒的にFC東京の選手が多い
- 2つの状況を考えると、SPAとは考えにくい。
- SPAではないが、キーパーが遅れてタックルしていることもありラフプレーでイエローカードを提示すべきだったとの見解
- SPAではないという判断、ラフプレーまでは考えなかったので、イエローカードが提示されないかったとの見解
事例3:J1リーグ第10節 浦和レッズ 対 サンフレッチェ広島の事例
- 浦和レッズのカウンターの場面。センターサークル付近でボールを持ったレオナルド選手がスルーパスを出す。そこに汰木選手が走りこむが追いかけていた広島のハイネル選手が汰木選手を倒したとしてPkとなった場面
- リプレイを見るとハイネル選手の足が汰木選手にはかかっていなかったようにも見える。
- 今回の議論のポイントは、この判定について議論
平畠さんの見解
- 率直な意見としては、わからないとの見解
- 当たっているといえば当たっているし、当たっていないといえば当たっていない。カメラの角度によって違うように見える。
原さんの見解
- 難しい判定との見解。
- 当たっているのであれば、最後の最後に汰木選手の右足あたりにハイネル選手の足が当たっているような感じにしか思えない
小幡さん(JFA審判インストラクターの方)の見解
- 難しい判定との見解。
- レフリーとしては、ステップのリズム、方向であったり足の着き方だったりの結果を参考に見ているところもある
- 右足は当たっていないことはわかるが、左足をどのように足をたたんでいるか接触しないようにしているか、あるいは当たっていないかを見ないといけなくなる。
- 恐らくこのケースだと左足の膝が汰木選手の足に当たっていて結果的に右足がながれて足首の外側から地面についているというふうにみる
- VARがあったとしても、介入しない可能性が高い。
まとめ
今回は、2020年8月18日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
DOGSOとSPAについては、何度もJリーグジャッジリプレイで取り上げてもらっているので大分理解できるようになってきました。
事例3のシーンは、VARがあっても判定が難しいシーンだと思います。ただこのようなシーンは、納得できなかったとしても審判の判定にゆだねるしかないのかもしれません。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
VARとは
VARについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
関連記事:2020年JリーグVAR導入について
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先日行われた東京オリンピックのアジア予選でもVAR判定について少し議論がされていたと思います。
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DOGSOとは
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)についてDOGSO(決定的な得点の機会の阻止)について感想をまとめています。柏レイソルとともに10年が過ぎました。これからも変わらず柏レイソルを応援していくブログです。...
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
三重罰のポイント
- 三重罰とは、PK、DOGSOによる退場、次節出場停止の3つが重なること
- DOGSOの状況がペナルティエリア内で起きて、ボールにプレーしようとしているのであれば、レッドカードではなくて一段下がってイエローカードにする。
- ただし、ホールディング、プッシング等腕を使った反則の場合は、三重罰の対象になる。
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