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目次
はじめに
本日は、2021年5月4日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#9で放送された事例をまとめたいと思います。
今回のJリーグジャッジリプレイでは、第12節のベガルタ仙台 対 柏レイソル戦のゴールの判定についても議論されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
- 今回は、元日本代表でもあり大宮や長崎で監督を務めた高木琢也さんがゲストとして出演していました。
2021年5月4日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J1リーグ第12節 湘南ベルマーレ 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- 2021 J1リーグ第12節 セレッソ大阪 対 ガンバ大阪の事例
- 2021 J1リーグ第12節 ベガルタ仙台 対 柏レイソルの事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第12節 湘南ベルマーレ 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- 湘南がコーナーキックの流れからチャンスの場面
- ウェリントン選手のヘディングから岡本選手へ渡りシュートがゴールに決まるが副審の旗が上がりオフサイドの判定
- リプレーで見るとウェリントン選手がヘディングで繋いだ時点で岡本選手はオフサイドポジションにいたようには見えなかった。
- 手前にいたタリク選手はオフサイドポジションにいたが、相手競技者に影響を与えているようには感じられなかった。
- VARのチェックもあったが、判定はオフサイドのままだった。
- オフサイドの判定は妥当だったのか、今回はこのシーンについて議論
平畠さんの見解
- 今見た感じではタリク選手は影響を及ぼしているようには見えなかった。
高木さんの見解
- ウェリントン選手が触った瞬間に岡本選手にボールが渡った瞬間に、札幌のDFはラインを上げきれなかったんだと思った。その後オフサイドという判定だった。
- 確かにタリク選手が動いているがウェリントン選手のパスが岡本選手側に行ったのかタリク選手側へ行ったのかでジャッジが違うのではと思う。
- その時に副審のレベルでどちら側に行ったのかはわからないと思う。
- ただタリク選手は明らかにオフサイドポジションにいたので、ボールが前に言った瞬間にフラッグを上げてしまうと思う。
- そういう意味での判断としてタリク選手にきせられたのだと思う。
原さんの見解
- アシスタントレフリーからするとウェリントン選手と岡本選手との距離がわからないと思う。
- タリク選手のいる位置が札幌DFの宮澤選手の1mぐらいのところにいるのをどう見るかだと思う。
- 当然、宮澤選手は少し気にはなると思う。
- ただ、あれをどう見るかというのが判定のポイントになると思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- タリク選手は影響を与えていないと思う。
- プレーに対してインパクトを与えたか、あるいはGKがプレーするためにインパクトを与えたかという事でいうと、DFの選手がタリク選手がいたからといってプレーに影響を与えたかというとそうは思えないので、無いと思う。
- オフサイドポジションにいる選手がそのボールにプレーをしに行ってはいないので、GKへの影響も無いと推測する。
- 見た印象ではオンサイドだというふうに思った。
- 脇の下から正確な垂線をひかないとわからないという事になる。
事例2:J1リーグ第12節 セレッソ大阪 対 ガンバ大阪の事例
- ガンバ大阪のフリーキックの場面。こぼれ球を昌子選手がシュートしたボールがペナルティエリア内にいた加藤選手の右腕にあたりハンドでPKとはなった。
- 至近距離でうたれたシュートを加藤選手が意図的にハンドしたようには見えなかったため、この判定には様々な意見が寄せられた。
- ハンドの判定は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- ハンド取られてもしかたがないかなというふうに思うが、今までの事例からするとハンドは厳しいかなと思う部分は自分もある。
- 攻撃側の選手であればハンドをアピールするとは思う。
- もう一回明確に勉強したいと思うシーンだった。
高木さんの見解
- 結論から言うと、ハンドでは無いと思う
- 加藤選手の腕が閉じている状況でアタックにいっているが最終的にはあの状態で正面で当たっていれば、ハンドでは無いと思う。
- 体をひねったら腕と体の間が空くのでその分、当たって腕が上がっている状態なので、そういうところまで含めてVARがあれば検証できると思うので、ハンドでは無いというふうに思った。
原さんの見解
- 今のルールではハンド。
- 腕を体につけているとはいえ、横を向いてしまう、まさにここに当たってしまったので、後ろに組むしかないと思う。
- 本当はハンドでは無いが、今のルールではPK取られると思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- ハンドというふうに判断している。
- 正面で腕を出せば体の幅は広がっていない。横を向くと体の幅から広がる形になる。
- 体が広がる形で腕を持って行ったのか、これが自然か不自然化かというと足でブロックしに行っていると意識しないと手をスイングしてしまうので、体から離れることなる。
- 不自然では無いが、体の幅を広げてしまった。
- 至近距離からのシュートでは、ボールがここに来ることを予測している時は、選手は手に当たらない配慮をしなければならない。
- どうやったら手に当たらないかを考える必要がある。
事例3:J1リーグ第12節 ベガルタ仙台 対 柏レイソルの事例
- 仙台のチャンスシーン。右サイドに流れてきたこぼれ球に対して、蜂須賀選手が追いつきそのままクロスを上げる。
- そのボールに西村選手が合わせて仙台の得点になった。
- リプレーで見ると西村選手の方のあたりに触れてゴールしているようにも見え、ハンドだったのではとの意見が寄せられている。
- ハンドの反則があったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- ゴールでよかったのではと個人的には思っている。
- 手で入れに行ったわけでは無いし、スローもすごいスローで見ないと当たったか当たっていないかすごい微妙であると思う。
- 何度見ても当たっている、当たっていないの議論になるのであれば、ゴールで良いのではないかと思う。
- ルール的には当たったらハンドになるとは思うが、個人的にはゴールで良いのでは
高木さんの見解
- 基本的に、なぜVARを導入したかというと疑いがあるもの、ミスジャッジをなくすために採用しているので、そういう流れから見るとこのシーンはハンドだろうなと思う。
原さんの見解
- これはスピードも速かったしボールの軌道も変わらなかったので、スローで見ないとわからないところをどう見るかだと思う。
- 仙台もホームで勝てていなかったのでゴールでいいんじゃないとは思う。
- DAZNで見ていて当たっているんじゃないかなとは思った。
- 高橋峻希選手側のプレーがファールを取らなくては良いのかと思った。
- 倒れていたことあり、柏の選手も競りにくくなっていたのもあったと思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の解説
- 一番最後のスーパースローの映像を見ると当たっていないとは言えない。
- あの映像があるのでハンドで得点が取り消されるのが結論となる。
- その前のコンタクトはファールあったのかをVARは見に行くと思う。
- 普通の映像を見ている段階では、全く疑わなかった。そのためチェックに行かなかった可能性はあるのではとは思った。
- 最後の映像を見たときにはハンドの判定に行くと思う。
まとめ
今回は、2021年5月4日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#9の事象についてまとめてみました。
ベガルタ仙台 対 柏レイソルの試合での判定については、個人的には、見ていた時に肩だと思ったので、ゴールの判定には不満はありませんでした。
ただ、このシーンでのコメントでもあったように、高橋(峻)選手が倒れていたこともあり、大南選手がクリアをするプレーをすることができなかったところがすごく残念ではありました。
柏レイソルを応援している自分としては、この1点で敗戦した事を考えると正しく判定してほしかったという思いや、悔しさはあります。
ただ、VARも人が判定しているため、100%正確に判定することは難しいところはあることを理解しこの判定を受け入れたいと思います。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
VARについて
下記ページに掲載しておりますので、参考にしてください。
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