Jリーグジャッジリプレイ

ドロップボールについて学ぶ!:2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#29

はじめに

どうも!Taruta(たるた)です。

今日は、J2最終節が行われましたね。

先日、今シーズン限りで引退を発表した中村俊輔選手のラストゲームとなったようです。

これからは指導者として活躍されることだと思います。どのチームになるかはわかりませんが、監督やコーチになって再びピッチに戻ってきて欲しいと思う今日この頃です。

皆さんはどのような1日でしたでしょうか?良い1日を過ごせていれば幸いです。

それでは本題。

2022シーズンもジャッジリプレイは継続。

本日は、2022年10月18日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#29で放送された事例をまとめたいと思います。

今回の事例は、J1リーグ第27節、J2リーグ第41節の中から、4事例が紹介されています。

今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。

DAZNのJリーグジャッジリプレイとは

  • 毎週火曜日に更新
  • 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
  • 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
  • 今回はスペシャルゲストで中村憲剛さんが出演

 

2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#29の事例

  • 2022 J1リーグ 第27節 浦和 対 札幌 75分の事例
  • 2022 J1リーグ 第27節 浦和 対 札幌 85分の事例
  • 2022 J2リーグ 第41節 長崎 対 山口 45分の事例
  • 2022 J2リーグ 第41節 栃木 対 水戸 47分の事例

Jリーグジャッジリプレイの映像

事例1:J1リーグ 第27節 浦和 対 札幌 75分の事例

  • キム ゴンヒ選手のシュートを西川選手が取ったところでホイッスル。
  • 主審は、ピットの外で菅選手倒れていたため試合を一時中断
  • プレイ続行を不可能とした菅選手が自らベンチに戻っている途中に再びピッチに倒れこむ。
  • この遅延行為ともとれる内容に浦和の選手達が抗議
  • 結局、菅選手がタンカにのってピッチから出た後に、選手交代も行われてプレイ再開となった。
  • 主審の対応は妥当だったのか。このシーンについて議論

平畠さんの見解

【このシーンについて】

  • もっとわかりやすく説明すれば、選手だけでなくスタジアムの皆さんも納得したのかなという感じはした。

【Twitterの意見】

  • 札幌の菅選手がピッチ外で倒れGKの菅野選手も「×」サインを出していたのに、その後菅選手がわざわざピッチに入って座り込みました。これはレフェリーが何か言うべきではなかったのでしょうか

中村憲剛さんの見解

【このシーンについて】

  • 時間75分ですし、0-1で負けているとなるとなんで入れたんですかという話になる。
  • 結局時間がここでかかるので、ゲームを早く再開したいという気持ちはありますから、ここをコントロールが出来るか出来ないか、レフリーの方は難しいとは思うけれども
  • 最初に外に菅選手が出ているので、そこで中に入れない形にするだけだったのかなというふうに見ていて思った。

家本さん(元国際審判員)の見解

【このシーンについて】

  • 不思議な光景だなと思っていた。
  • ゲームをどうデザインするかという話だと思っていて、そもそもなんで止めたのというところから始まると思っている。
  • 何故、レフリーがゲームを切ってまで確認する必要があったのかは分からない。
  • 選手に対する安全性に配慮して止めた可能性は十分ある。それは悪いことだとは思わないけれども、色んな状況を考えたときに止める必要性があったのかというところでは、止める必要性が無かった。
  • なぜなら、そもそも選手が自ら出ているから
  • ドロップボールにするのではなく、次の切れたタイミングで止めて確認はいいと思うが、あえてドロップにする必要があったのかというところと
  • チームメートとコミュニケーションを取りながら「×」が出るところであれば、そこで止めて、スタッフを回してタンカを回して、footballを始めましょうというのが通常のセオリーだと思う。

 

事例2:J1リーグ 第27節 浦和 対 札幌 85分の事例

  • 大久保選手がドリブルで持ち込みシュートを放つと、福森選手のハンドを取って浦和にPKを与え、福利選手にイエローカードを提示。
  • リプレイで見ると大久保選手のシュートは、福森選手の頭にかすめた後に右手に当たっているように見える。
  • VARの介入も無くハンドでPKのままとなったが判定は妥当だったのかこのシーンについて議論。

平畠さんの見解

【このシーンについて】

  • リプレイでもわかりずらくないですか?
  • ハンドでしょとかハンドじゃないでしょとか言いきれにくい。
  • 確かに手の位置は不用意と言われれば不用意かもしれないけれども、あの体の動きになってしまってもしょうがないかなと思うので、
  • どっちなんすかという感じ
  • どっちも言い切る確証が無いという気がする。

【Twitterの意見】

  • 浦和がPKを取ったシーンですが福森選手の頭をかすめて腕に当たってるように見えました。オンフィールドレビューなかったってことはVARも直接当たったという判断なのでしょうか?解説をお願いします。

中村憲剛さんの見解

【このシーンについて】

  • 困りましたね。
  • 何回も見ましたけれども、分からないというか、確証が無いというか確証を確認するためのVARなのに、それでも分からないので相当ジャッジは難しい。
  • 恐らく手には当たっていると思うので、福森選手が当たって下げたのか、当たっちゃったと思って下げたのかでも印象が変わるかなと
  • 一連の画各を見るとハンドかなと思ったし、逆にハンドじゃないとジャッジした時に、相当これは荒れるって見て思いました。

家本さん(元国際審判員)の見解

【このシーンについて】

  • これは難しい。
  • レフリーでも意見が分かれると思います。
  • フリーキックかの見解は、70%ぐらい。どちらかと言えばフリーキックと言えるだろうがひとつ
  • カードはというと、シュート性のボールに対して結果に手に当たっところ不自然だと判断された、でもGKもディフェンスもいるので、黄色というのは可能性が無いというところ
  • 距離もそこそこ近い。シュートに対して意図は頭で行こうとしている。結果的に手に当たったのは間違いない。
  • それがこの状況において不自然に大きくしたのか、この状況の動作から不自然とは言えないよねをどう解釈するか
  • 不自然に大きくしたとどちらかと言えば見えるかなと
  • これをノーハンドにするレフリーもいると思うし、ボールの距離とスピードというところがある。
  • 仮に頭に当たった後に手に当たっとしたら、頭に当たった事実があったとしたら、ノーハンドになると思う。
  • 映像を見る限り、頭に当たったというエビデンスとして見えてこないので、頭に当たったという可能性は限りなく薄いので、VARは現場の判断をフォローしたと思う。

4名のいえぽんボード図

いえぽんボード図

 

事例3:J2リーグ 第41節 長崎 対 山口 45分の事例

  • 長崎のコーナーキックの場面。ショートコーナーから加藤選手のキックがそのままゴールラインを割るがここで主審のホイッスル。
  • 主審の判断で子の位置でのドロップボールとなった。
  • リプレイで見るとボールは主審に当たっていないようにも見える。
  • 長崎のドロップボールでの再開は妥当だったのか
  • このシーンについて議論

平畠さんの見解

【このシーンについて】

  • 正直答えが見つからなかった。何が正解なのかが分からなくて。
  • 正直のこのシーン取り上げて欲しいなと思っていた。
  • レフリーには多分当たっているのではないかなと思っていて、レフリーに当たった時に、相手側にボールが渡った時にドロップボールになる!?
  • だとしたらと思ったけれども、ゴールライン割っているからどっち側も何もないんじゃないかなと思ったのと
  • これでドロップボールにしたら、ゴールに入った時にもドロップボールにするのとか
  • 山口の選手もかなり抗議していたので、その気持ちもすごい分かった。
  • かつ、正解が全く分からなかった。

【Twitterの意見】

  • 長崎のCKからの流れでペナルティエリア付近でボールが主審に当たりドロップボールになりましたが、何故スプレーでラインを引いて山口の選手を遠ざけたのでしょうか?解説者もおっしゃてましたが、あれでは長崎のFKですよね

中村憲剛さんの見解

【このシーンについて】

  • 選手目線から言うと、レフリーの方の立ち位置がすごく気になっていて、
  • レフリー界では、コーナーキックの時はこの位置に立つとかあるのか?

家本さん(元国際審判員)の見解

【このシーンについて

  • 正直、審判委員会案件だなと
  • 何がいいたいかというと、僕なりに競技規則は理解しているけれども正直自信が無いのを前提としたい。
  • コーナーキックが始まる。長崎からすると3つのオプションがあると思う。
  • 一つは、ゴールエリア付近に蹴りこむ。2つ目は、近くの選手にパス。3つ目は、ペナルティエリア外の選手へのパス。
  • 基本的なレフリーのポジションは、ペナルティエリアの外に出たところ(45度付近)
  • 現役自体のこういう状況の時に何をしたかというと、選手に確認をしていてポジションを変更していた。
  • ポジションとかのケアをしたほうが良かったなという前提がある。
  • レフリーにボールが当たった事実がある。ボールに当たった結果、ゲームに影響があったのか、なかったのかが考えられる。
  • ゲームに影響が無かったのであれば、レフリーに当たったとしてもそれはドロップボールにしなくても大丈夫。
  • この状況はどっちか、ゲームに影響があったのか、なかったのか
  • 無かったのであれば、ゴールキックで再開となる。
  • 見方によっては、シュートなのかクロスなのか考えたときには、レフリーにボールが当たったがためにこの選択肢を阻んでしまったともとれる。
  • とすると影響があったとも考えられる。
  • 影響があった時には、2つ考えられる。
  • ペナルティエリアの中であったのか、外であったのかで変わる。
  • 今回は中になる。競技規則には、中で当たった時にはGKにドロップしますと書いてある。
  • 映像を見るとペナルティエリアの中でレフリーにボールが当たっているので、ボールのキープのチームが変わってしまう。
  • それは、ゲームにとって難しい話になってくる。
  • 競技規則に従わなければならないので、レフリーはポジションに気を使う必要がある。
  • レフリーがポジションのリスクをノーケアで入ってしまったので、このような事象が起きてしまったのだと思う。

【バニシング・スプレーでラインを引いた件について】

  • バニシングスプレーは、あくまで目安をつける目印なので、フリーキック以外使えないという事は無い。
  • ドロップボールの場合は、4m離れる必要がある。
  • こういうシーンの場合、目安として目印を付けた方がわかりやすいので、レフリーがマークしたのは、よりゲームを混乱させないために望ましい行動だったと思う。

【レフリーに当たらなかった場合】

  • あくまでレフリーに当たった前提となるので、この状況で当たってなかった場合、ドロップボールをするのは難しいと思う。

 

 

事例4:J2リーグ 第41節 栃木 対 水戸 47分の事例

  • 高岸選手のクリアボールに、カルロス グティエレス選手と競った安藤選手が、旨くボールをキープ。
  • サポートに来た前田選手に繋ぐが、ここで主審のホイッスル。
  • グティエレス選手が腹部を抑え倒れている状況で栃木の選手が相手のファウルをアピール。
  • リプレイで見るとパスを出してもつれたときに安藤選手がグティエレス選手の腹部を蹴っていた。
  • 主審は、安藤選手に一発退場を命じるがその後に、グティエレス選手にもレッドカードを提示。
  • 2人とも一発退場としたがこの判定は妥当だったのか
  • このシーンについて議論

平畠さんの見解

【このシーンについて】

  • 安藤選手のプレイというか動きは褒めらえれたものでは無いのでレッドカード相当なのかなという気がしますが、グティエレス選手は何かやりましたかねって僕は思いました。

【Twitterの意見】

  • 倒れて蹴られた栃木の選手にまでレッドカードが出たのは何故でしょうか?家に帰ってDAZNで何度も確認しましたが私には理由がわかりませんでした。ぜひ取り上げていただきたいです。

中村憲剛さんの見解

【このシーンについて】

  • 安藤選手に関しての乱暴な行為に対しては、許されるものでは無いと思う。
  • グティエレス選手は気の毒だったなとこのシーンだけ見ると
  • そもそも乱暴な行為はしていない。多少競り合いのところで粘り強くディフェンスをしていてファウルであるのは確かではあるが、レッドかというとそうでは無い。
  • その後もレッドカードに値する行為があったのかというとないかなと思う。

家本さん(元国際審判員)の見解

【このシーンについて

  • 難しいというか僕自身が良くわかっていないというところと、色んな所が難しいかなと思っている。
  • 恐らく最初にボールを受けようとしているところで栃木側のホールディングでボールが栃木側に流れるので、アドバンテージを見ているところだったと思う。
  • 倒れたときに右足を払うような仕草が見える。それが相手に対する嫌がらせなのか、起き上がろうとするものなのか、中々確認しづらいと思っている。
  • レフリーは、近くにいるけれども何が起こっているかは、レフリー自身は直視出来ていない。
  • 引いた映像を見ると、第四審判の方がこの状況を見てて情報を伝えた可能性が高い。
  • そうなったときに、栃木側の選手が右足を動かしたことが、ボールが関係が無いところなので、乱暴に値するか、反則に値するのかというところ
  • 映像を見る限り粗暴さはあるもののレッドカードに値する粗暴さというところは厳しいのかなと思う。
  • 自分が確認できない状況の中で、仲間が確認した時には、僕だったら止めて、3人で協議して確認して対応する。その間、ドクターに入ってもらう。
  • 負傷退場のところを対応して頂きつつ、どういう警告なのかは集まってやった方が良かったのではないかと思う。

 

まとめ

今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#29の内容についてまとめてみました。

事例3にてドロップボールに関しての事例が紹介されましたが、ドロップボールも色々とルールが複雑なのだと感じました。

審判の方のポジショニングも大切であるという事も学びました。今後は、少し審判のポジショニングも気にしながら観戦してみたいと思います。

本日は、J2リーグ最終戦という事で、元柏レイソルの渡部博文選手の引退スピーチがJリーグ公式youtubeに公開されていましたので、掲載したいと思います。

最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。

これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。

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taruta
柏レイソルとともに10年が過ぎました。これからも変わらず柏レイソルを応援していきたいと思いブログを書いています。

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