はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は久しぶりに一日ダラダラと過ごしてしまいました。特に出かける予定が無かったので、そんな一日があっても良いかなと思う今日この頃です。
皆さんはどのような1日でしたでしょうか?良い1日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年8月30日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#23で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第27節の中から、合計4事例が紹介されています。また、9月のリーグ戦から適用されるオフサイドの新解釈についてのコメントもありましたので、参考にしていただければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで石川直宏さんが出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#23の事例
- 2022 J1リーグ 第27節 C大阪 対 広島 52分の事例
- 2022 J1リーグ 第27節 川崎F 対 鹿島 46分の事例
- 2022 J1リーグ 第27節 鳥栖 対 福岡 23分の事例
- 2022 J1リーグ 第27節 名古屋 対 G大阪 60分の事例
- オフサイドの新解釈について
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第27節 C大阪 対 広島 52分の事例
- ペナルティエリア付近のこぼれ球に反応した満田選手がキムジンヒョン選手と接触し倒れたがノーホイッスル。
- その後プレーが続き、ベン カリファ選手が奥野選手を倒したところでホイッスル。
- 広島の選手達は、満田選手の接触についてファウルをアピール。
- リプレイで見ると満田選手の脛のあたりをキムジンヒョン選手が蹴っているようにも見えここでVARが介入。
- 主審がオンフィールドレビューを行ったが判定は変わらずノーファウルとなった。
- ノーファウルの判定は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 難しいですね、僕の中では。
- 足は掛かっていると思う。ファウルになってもそうかなと思うけれども、まだ悩んでいる。
- ファウルであれば退場になると思う。
【Twitterの意見】
- 満田選手が先にボールに触れ、キムジンヒョン選手の足が満田選手の足にかかったように見えました。なぜノーファウルだったのですか。もし満田選手がダイブと判断したなら満田選手にイエローが出る筈では?
石川直宏さんの見解
【このシーンについて】
- ファウルだと思いました。
- アタッカーであったので、気持ち的にはあそこで抜け出してゴールは意識していたと思う。
- 足がぶつかっていたのでスピードも落ちたし、体制も崩れたということで、これはファウルかなと思った。
- カードはイエローカードぐらいかなと
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 私もファウル。DOGSO。退場だと思った。
- 足のあの出方は、不用意。Tripしたと思う。
- SPAなのかDOGSOなのかというと、ファウルした瞬間で止めなければならない。
- その瞬間で静止画にすると、1枚ディフェンスはいるが、empty goalでシュートが打てる。
- DOGSOだったのでVARが介入したのだと思う。
【判定を保持した理由(推測)】
- わかりません!
- ただ、あれをファウルでは無いと思ったのだと思う。
- 副審からは良く見えていたので副審がどう感じたのかは気になる。
事例2:J1リーグ 第27節 川崎F 対 鹿島 46分の事例
- 左サイドの広瀬選手がクロス。
- このボールがファーサイドに向かい、鈴木選手に当たってゴールラインを割るが、鈴木選手は登里選手のハンドをアピール。
- リプレイで見ると登里選手の左腕に当たっているようにも見えるが、VARの介入も無くノーハンドのままとなった。
- この判定は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- ノーハンドのような気がした。
- 確かに手は出ているけれどもあたっているかな?
- 結局良く見ないと分からない。僕はハンドじゃないと思いました。
【Twitterの意見】
- 前々回のジャッジリプレイで出た岡山VS山口でのハンドのシーンと似たような状況だと思いました。何度もジャッジリプレイでハンドの事象を見てますが、やっぱり分からないので解説お願いします。
石川直宏さんの見解
【このシーンについて】
- 難しいですね。僕は、ハンドじゃないかなと思いました。
- 水沼さんも解説でおっしゃっていた。体のバランスを取るためと
- 当たっているか当たっていないかは、当たっていると思った。
- ボールの軌道が若干変わっている気もする。
- 鈴木選手も登里選手が視界に入っているその軌道の中でボールをコントロールするのは難しいけれども色んな予想をしながら立ち位置にいて、次のプレイを狙っていたと思う。
- 手の部分が視界の邪魔にもなったし、当たったとなっているのであればハンドでは無いかなと思った。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 皆さんがおっしゃったのが答えかなと思います。
- 同じ意見で、何回も見て、分からないけれどもハンドかもしれないなという状況ではハンドとは言えないと思った。
- VARもこういう状況では介入出来ないので、疑わしきは罰せずでは無いけれども明白なエビデンスが無いという事でPlay on でよかったと思う。
- ただ、片っぽだけ上がっている手は紛らわしい
事例3:J1リーグ 第27節 鳥栖 対 福岡 23分の事例
- 福岡のフリーキックの場面。ジョルディ クルークス選手のキックをファンマ選手がヘディングで合わせ、GKに止められるがこぼれ球を押し込み福岡の得点となった。
- リプレイで確認するとクルークス選手が蹴った段階で、宮選手がオフサイドポジションにいた。
- 宮選手はボールに触れてはいなかったが、主審はVARと交信した後にオフサイドと判定。
- オフサイドの判定は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- Twitterと同じ意見。
- そんなに影響を与えていないのではないかという気がしてゴールでいいのではないかと思った
【Twitterの意見】
- 前半23分ファンマ選手のオフサイドゴール取り消し、あれオフサイドですか?宮選手のオフサイド?そう見えませんでしたが・・・?
石川直宏さんの見解
【このシーンについて】
- 僕もオフサイド無しのゴールだったんじゃないかと思った。
- ファンソッコ選手のブロックをしているような形ではあるが、ボールの軌道も含めて、どのように対応できたかというとファンソッコ選手も難しかったと思う。
- オフサイドでは無いんじゃないかなとゴールかなとは思った。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 私は、オフサイドでよかったと思っている。
- ただ、そうではないと考える審判員もいっぱいいると思った。
- ブロックしても全然ボールに届かないのではないかという意見も一理あると思う。
- とはいえ、宮選手は後ろを確認して選手を抑えようとしている意図がある。
- ファンソッコ選手がファンマ選手のところにディフェンスに行けなかった。その先のストーリーは分からない。
- 分からないけれども、オフサイドポジションにいた選手が、相手競技者にインパクトを与えいて、体でブロックしているので、オフサイドの判定は致し方なしかなと思った。
事例4:J1リーグ 第27節 名古屋 対 G大阪 60分の事例
- ガンバ大阪のコーナーキック。ファン アラーノ選手が蹴ったボールがこぼれ、レアンドロペレイラ選手がシュート。
- これがゴール左に決まりガンバの得点となるが、ここで副審の旗が上がる。
- リプレイで見ると、高尾選手がオフサイドポジションであったがボールに触れておらず、位置的にGKの視野を妨げてはいないように感じる。
- しかし、VARが介入し、主審がオンフィールドレビューを行った結果、オフサイドの判定としガンバ大阪のゴールは取り消しとなった。
- オフサイドの判定は妥当だったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- オフサイドは無くて、ゴールでいいんではないかという気はしている。
- 高尾選手があそこにいなくてもゴールになったんじゃないかなと思う。
- レアンドロペレイラ選手のシュートコースが良く、ランゲラック選手が触れないようなところにボールがいっているので、それ考えてもゴールでいいんじゃないかなと思う。
【Twitterの意見】
- ランゲラック選手は明らかにボールに届かない位置。高尾選手は視野を遮る位置でない。高尾選手はゴールに全く関係ない。これがオフサイドなら、ゴール前でなくてもオフサイドポジションにいるだけでオフサイドになるの?
石川直宏さんの見解
【このシーンについて】
- 最初はオフサイドかなと思った。
- ランゲラック選手の立ち位置と逆サイドに蹴れる可能性があるので待っていたのかなとも思った。
- 距離もあるし、触ってなくても入るコースでもあったので、最終的にはオフサイドでは無いなと思った。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 難しいです。
- 個人的にはオフサイド致し方ないかなと思っている。
- 距離がかなり近い。5m切っているくらい。ゴールエリアのほんの少し外にいるけれども、ランゲラック選手はかなり、中に入っているので、距離がさらに近い。
- ボールが高尾選手の方に行く。ちょっと動作があって蹴ろうとしている。
- ボールに反応している動作があって、その2つがオフサイドと判断されても仕方が無いと思った。
- そうではないという意見もあるし、実際はVARも介入していることから、VARは、ゴールだと判断して介入したので、そういう意見も当然あると思う。
オフサイドの新しい解釈の適用について
深野さんの解説
- 大前提として、競技規則の改定では無い。
- 非常にグレーな「意図的なプレー」と「ディフレクション」の幅が広かったが狭まったという解釈になる。
- 個人的には、オフサイドの判断がよりわかりやすくなったと思う。
- オフサイドの判断がよりわかりやすくなったと思うので、詳しくはJFAが近日中にHPに文言、シーンを掲載するので、確認してもらいたい。
- Jリーグについては、選手、チームには説明済み。審判員にも説明済み。
第11条 オフサイド新解釈
- 意図的なプレーとディフレクションとの違いに関するガイドラインが明確化
ディフレクション
- ボールが競技者に当たり方向が変わる、すなわち意図的なプレーではない。
JAF公開の映像
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#23の内容についてまとめてみました。
事例3では、最初に映像を見たときは、このオフサイドは厳しいと思いましたが、深野さんの解説を聞いたら、なるほどとは思いました。
現在の印象としては、宮選手は意図的にプレーに関与しているように感じますのでオフサイドが妥当だと思っています。
毎回感じますが、オフサイド一つとっても判定は難しいことを改めて感じました。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
本日の用語
DOGSOとは?
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
CONSIDERATION POINT【コンシダレーション ポイント】
- 考慮すべき事項