はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は久しぶりに髪を切りに行きましたが、なんと2時間待ち。
幸い商業施設内の店舗だったので色々なお店を見ながら時間をつぶすことが出来ましたが、少しもったいない時間の使い方をしてしまいました。
やはり平日が空いていて良いかもしれません。
皆さんはどのような一日を過ごしましたか?良い一日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年4月19日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#08で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第9節、J2リーグ第10節、ACLの中から、合計4事例紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#08の事例
- 2022 J1リーグ 第9節 札幌 対 FC東京の事例
- 2022 J1リーグ 第9節 鹿島 対 名古屋の事例
- 2022 J1リーグ 第10節 金沢 対 甲府の事例
- 2022 ACL グループI 第1節 川崎 対 蔚山の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第9節 札幌 対 FC東京の事例
- 田中選手が前線にフィード。森重選手がトラップしたところでボールがこぼれて詰めた荒野選手に対して森重選手がタックル
- 主審はアドバンテージを適用するがFC東京に渡ったところでホイッスル。
- 荒野選手に対しての森重選手のファールを取りイエローカードを提示
- リプレーで見ると森重選手の足の裏を見せたまま足首にタックルしており非常に危険なプレーだった。
- VARの介入もなく、判定はイエローカードのままとなったが、判定は妥当だったのか
- この判定は妥当だったのか議論
平畠さんの見解
【この判定について】
- 今のシーンを見る限りは、危ないな、怖いなという感じがした。
- レッドよりのイエローカードかなという気持ちがある。
- 危ないシーンなのはわかるので、VARが介入したほうが良かったかなとは思う
【Twitterの意見】
- かなりの勢いで足首に対して足裏見せてファールが深くはいりましたがなぜイエロー?しかもなぜにVAR介入がなかったんでしょう?あれは選手を守るためにもVARが介入し、赤をだすべきシーンだと思いましたが?
深野さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 主審がレッドを出していれば、それもうなずく。
- 個人的には、オレンジなので、イエローカード
- 根拠は、スピードがあって相手に向かいながらジャンプして体をコントロールできない状態で向かっている。
- ボールに触れるところはちゃんと触れておりプレーしようとしたがその後で足の裏を見せて相手の甲を踏みつけた。
- 甲よりももっと上だったらレッドだと思う。
- スパイクの上だったのとプレーをしようとしていたという事でオレンジ、イエローだと思った
家本さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- ボールに触れたとしても相手に、大きなダメージを与えるようなものはフリーキックになる。
- 岡部主審はベストポジションで見ている。勢い、コンタクトがすべて見えていたと思う。
- レフリー側からするとオレンジ色
- 赤、赤よりのオレンジ、黄色よりのオレンジ、黄色の4色で判断していた。
- この4色の場合、赤よりのオレンジ
- レッドカードを現場のレフリーが出していても十分フォローできるしイエローが大きく乖離しているかというと大きくは乖離していないと見ることも出来る。
- 現場ではイエローカードをフォローできるとしたと思う。
4名のいえぽんボード図
事例2:J1リーグ 第9節 鹿島 対 名古屋の事例
- 66分のシーン。上田選手のクロスに鈴木選手が競るがここでホイッスル。主審は鈴木選手のファールを取りイエローカードを提示。
- 67分のシーン。ゴールキーパーのフィードのに相馬選手と常本選手が競る。主審は相馬選手のファールを取るが、ここでの判定はノーカード。
- リプレーで見ると両シーンともに競り合いの際に腕が顔に当たっているように見える。
- この2つの事象の違いはどこにあるのか?この判定について議論
平畠さんの見解
【2つのシーンの違いは】
- ファウルを本当は比較することが出来ない。
- 今のシーンを見る限りは僕の判断ではどっちもイエローかな。
- どっちもイエローのプレーが2つあったという事で、あっちがイエローだからこっちもイエローというのは筋が違うかなと思う。
深野さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 両方ともイエローカードだと思った。
- 腕の堅いところが軽く打っている。(押している)
- 腕を振ってはいないので、退場までは行かないけれども、首から上は気を付けましょう。一段ジャッジを上げましょうという事になっているし、両方とも警告だと思った。
家本さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 結論からすると両方ともイエローカード。
- なぜ2つが違う判定になったかは、一つはポジションがある
- 最初の鈴木選手の時は主審は非常に良いポジションで見れている。腕の加減等すべての状況がわかったうえで判断出来ている。
- 次の場合は、主審は串刺しになる。左手が奥からくるのでなかなかそれをキャッチしにくいポジション。状況から見る時にあの中にいると見れない。
- 主審のポジションからすると正しく判断することは難しい。
- ただし、第4の審判と副審からすると良い位置にいるのでなぜ助けられなかったのかが疑問点としてある。
- 第4の審判と副審がサポートできた範囲だと思う。
- VARは、明らかに違うシーンでは無いので、イエローだと思っても採用できない。
4名のいえぽんボード図
事例3:J1リーグ 第10節 金沢 対 甲府の事例
- 金沢のコーナーキックの場面。藤村選手がインスイングのボールを蹴るとゴールに吸い込まれ金沢の得点かと思われたが、その前にホイッスル。
- 主審は、河田選手に対して大谷選手のファールがあったとしてゴールを認めなかった。
- 続いては、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 一瞬ゴールかなと思ったけれどもスローで見ると河田選手に後ろから当たっているように見えたんだろうなと思ったが、すごい微妙かなという気がした。
- スローで見るとファウルになっちゃうのかなという気がした。
【Twitterの意見】
- 大谷選手のGKに対するファウルと判定されゴールが取り消しとなったと思いますが、あの程度のコンタクトでファウルとなるのでしょうか?正当なチャージだったと思います。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- ノーファウル40%
- 初見はファールかなと思った。ただ寄った映像だとゴールキーパーの脇のあたりに手が当たっている。大谷選手は斜めにゴールキーパーよりに飛んでいる。
- ただ、ゴール裏からのアングルを見ると空中で良い当たり方をしているので、どこがファウルかなとも思えて、キーパーのプレーも危ういプレーだとも思ったので、ノーファール40%
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- アタッカーとGKが逆の場合にPKになるかという話。
- FWの選手がヘディングしようとしていてGKが当たったのでヘディングできなかった場合、FKとしてPKにするかとしたらしない。
- GKはフィールドプレイヤーと同じと考えるのが現在の競技規則なので、得点を認める方が望ましいかなと思う。
- レフリーがどう見えていたかというと、位置関係からやや串刺しに見える。FWの選手がキーパーの方に寄せていった。その結果キャッチできなかった、影響を与えたと判断したとは思う。
事例4:ACL グループI 第1節 川崎 対 蔚山の事例
- 前線で受けたレオナルド選手が谷口選手を振り切ってシュート。
- これが決まって、蔚山のゴールとなった。
- リプレーで見るとロングボールはレオナルド選手の左腕に当たっており偶発的なハンドだったとしてもレオナルド選手自身がゴールを決めたため、ゴールは認められないのではという声が上がっている。
- ゴールの判定は正しかったのか議論
平畠さんの見解
【この判定について】
- ハンドと言いたくなる。ハンドが無かったら得点が入っていない。
- 直後でしょう
【Twitterの意見】
- 大宮DF西村選手の顔に甲府FWブルーノ パライバ選手の肘が入っているように見えました。個人的にはカードが出ても良いのでは?と思ったのですが、審判からの対応は特になし。こういった場合の接触プレーにおけるファウル・カードなどの判定基準が知りたいです。
深野さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 直後では無いと思うが、はっきり言いきれるものでもない。
- ドリブルで相手と対峙している。ワンクッションあったあとのプレーなので、その対峙がなければ直後となるが、ディフェンスとの対峙があったことによって直後では無くなったのだと思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 時間にして4秒くらい、移動距離として10メートルから15メートル。その間にワンフェイント、ワンドリブル入る。
- このワンフェイント、ワンドリブルが局面が新しいものに行ったかと解釈できるかという事。ここはグレーだと思う。
- 人によって直後と判断する人もいれば、新しい局面と判断する人もいるのでレフリーによって変わってくると思う。
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#08の内容についてまとめてみました。
残念ながら、元Jリーグ副理事の原さんは、現在は大宮アルディージャのフットボール本部長に就任したことにより、今回以降のジャッジリプレイには出演しないことになりました。
この番組を作った方でもありますので大変残念ではありますが、大宮アルディージャでの活躍を期待したいと思います。
今回のジャッジリプレイでは、「平畠さんのファウルを本当は比較することが出来ない。」というコメントが印象に残っています。
確かに同じような事象と感じても同じ事象では無いわけで、それを比較して判定を判断したり批判したりすることは望ましくないのかもしれません。
気持ち的には、比較したり批判したくなりますが、気を付けて観戦したいと思います。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
参考:本日の用語について
JFA 2021/22年の競技規則改定について【抜粋】
- 競技者が次の状況に至った場合、ハンドの反則になる。相手チームのゴールに
- 偶発的であっても、ゴールキーパーを含め、自分の手や腕から直接得点する。
- 偶発的であっても、ボールが自分の手や腕に触れた直後に得点する。