スポンサーリンク
目次
はじめに
本日は、2021年4月13日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#6で放送された事例をまとめたいと思います。
今回は、JUDGEMENT ONE POINT LESSONで議論のあった手をかけた場合のファールの判定場所について、認識が間違っていることに気がつきました。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2021年4月13日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J1リーグ第8節 FC東京 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- 2021 J2リーグ第7節 ザスパクサツ群馬 対 V・ファーレン長崎の事例
- 2021 J1リーグ第9節 FC東京 対 川崎フロンターレ(JUDGEMENT ONE POINT LESSON)
- 2021 J1リーグ第9節 北海道コンサドーレ札幌 対 鹿島アントラーズの事例(JUDGEMENT ONE POINT LESSON)
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:2021 J1リーグ第8節 FC東京 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- チャナティップ選手のパスがFC東京の選手に当たり、FC東京のカウンター。
- ディエゴオリベイラ選手がドリブルで持ち上がり、キムミンテ選手がファールしたところでホイッスル。
- 主審は、キムミンテ選手のファールにイエローカードを提示
- ここでVARが介入。オンフィールドレビューを行った結果、DOGSOとして判定をレッドカードに変更。キムミンテ選手は退場となった。
- DOGSOの判定が正しかったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 印象ではイエローカードでは良いのかのという気はした。
- ボールはゴール方向に行っているが、その後のプレーが出来たかなと思った。
原さんの見解
- ディエゴオリベイラ選手の体とボールの向きがどうか、前半にも同じような感じでDOGSOの退場があった。
- あの状況で見ると同じという印象として出てきてしまったのかな
- DOGSOと言われればDOGSOっぽい気もするし難しい
- 難しいけれども試合のシチュエーションではDOGSOになってしまうのではという気がする。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- 最初にメインスタンド側からの映像を見たときにはイエローカードだと思った。
- ただ、後から縦方向からの映像を見るとDOGSOだと思い直した。
- カメラの位置によって見え方が違うなと思ったのと、一つポイントとなるのがペナルティエリアの角であるという事。45度ぐらいの位置であったそうするとシュートに持っていけると思った。
- 角度が無いと思ったが、十分に良い角度であったので、違う映像で見たらDOGSOに意見が変わった。
- この映像を見てしまったらDOGSOと言わざるを得ないと思った。
- VARからすると明らかな明確な間違いであると思ったと思う。
事例2:J2リーグ第7節 ザスパクサツ群馬 対 V・ファーレン長崎の事例
- ルーズボールを群馬の久保田選手が拾いドリブルで攻めあがった場面。
- 久保田選手のドリブルを後ろから追いかけてきた長崎のルアン選手がファール
- ルアン選手にはイエローカードが提示されたが、ルアン選手はボールにプレーする意思は全くなく両手を使って久保田選手を倒している。
- そのためイエローカードの判定に群馬のスタッフが猛抗議
- 激しく抗議した工藤ヘッドコーチにはイエローカードが提示された。
- イエローカードの判定は正しかったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- サッカーでは認められない行為
- あまり望ましくない行為ではあるが、レッドカードになるかはわからないがもちろんファールはファイルだしカードはカードだと思う。
原さんの見解
- このシーンだけ見たらレッドカードは出せない
- 長崎のスタッフだったとしたら余計なファールをするなと思う。
- 勝ちたい気持ちはわかるがあそこであのプレーでは無いと思う。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- 出せて反スポーツ的行為になる。
- 十分危険なプレーではあるが、そこまでは無いと思った。
- 戦術的にやってきた事に関する反則を取ったと思う。
- 時間が無い中で群馬の攻撃を止めたという事で戦術的な意図や目的があるという事で、反スポーツ的行為を取ったと思う。
JUDGEMENT ONE POINT LESSON
- 競技規則や判定において知っておきたいルールを取り上げて解説していくコーナー
- 今回のテーマは、「ペナルティエリアの中か外か」
2021 J1リーグ第9節 FC東京 対 川崎フロンターレの事例(1)
- FC東京青木選手のフィードに永井選手が走りこむが川崎のゴールキーパーの丹野選手がキャッチ。
- キャッチした場所はペナルティエリアのギリギリだったが足はラインから出ておりハンドでは無いかとの意見が寄せられている。
事例(1)に対する深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の解説
- このプレーはノーファール。
- ボールと手の関係性を見る。ペナルティエリアのラインはペナルティエリアに含まれるのでボールが少しでもラインにかかっていて手もそこにあった。
- 空中にあろうが地面にあろうが同じ。
- 手とボールがペナルティエリアの中にあれば問題無いということがわかったうえでのプレー
2021 J1リーグ第9節 北海道コンサドーレ札幌 対 鹿島アントラーズの事例(2)
- こぼれ球を札幌の金子選手がドリブルで仕掛けた場面
- 金子選手のドリブルに永戸選手が接触したところでホイッスル。
- 主審は永戸選手のファールを取りPKの判定。
- ここでVARが介入。オンフィールドレビューの結果、主審は改めてPKを指示
事例(2)深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の解説
- 手が離れたところでファール認定をする。
- 最初に手をかけた地点では無く、手がかかっているそして離れた場所がペナルティエリアの中であれば、PKになる。
- ファールかファールではない要素とVARの要素と2つの要素がある。
- ファールであればなんのファールなのか足なのか腕なのかそこはVARと交信しているはず。
- オンフィールドレビューをしたという事は明らかな明確な間違いだとVARが感じて足のファールではないかとリコメンドした可能性はあるが腕がどれくらい介入しているかは主審の裁量となるので任せるべきではないかと思った。
まとめ
今回は、2021年4月13日にDAZNで配信された2021シーズンのJリーグジャッジリプレイ#6の事象についてまとめてみました。
今回のJUDGEMENT ONE POINT LESSONのテーマは「ペナルティエリアの中か外か」ではありましたが、ファールの判定場所について、間違った認識をしていることに気がつきました。
手をかけた場合、ファールの判定場所は、手をかけた位置では無く、手が離れた位置がファールの判定場所になるという事です。
今までは、なんとなく手をかけた位置だと思っていたように思います。まだまだ、知っているようで知らない判定基準がいっぱいありそうです。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
DOGSOについて
下記ページに掲載しておりますので、参考にしてください。
DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)についてDOGSO(決定的な得点の機会の阻止)について感想をまとめています。柏レイソルとともに10年が過ぎました。これからも変わらず柏レイソルを応援していくブログです。...
VARについて
下記ページに掲載しておりますので、参考にしてください。
関連記事:2021シーズンVAR導入内容について
2021シーズンVAR導入内容についてはじめに
今週末には、2021年ゼロックススーパーカップが開催され、いよいよ2021シーズンのJリーグが開幕されます。
2020...
ABOUT ME