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目次
はじめに
本日は、久しぶりのジャッジプレーの記事になります。
今シーズンのリーグ戦は終了したものの、まだまだ記事が追いついていない状況です。
何とか今シーズンの記事は終わらせられるように今後も少しずつ更新していきたいと思いますので、お時間があるようでしたら参考にしていただければと思います。
今回は、2020年11月24日配信のJリーグジャッジリプレイ#27で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストとして元ベガルタ仙台監督の渡邉晋さんも出演
2020年11月26日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第28節 大分トリニータ 対 川崎フロンターレの事例
- 2020 J1リーグ第30節 川崎フロンターレ 対 横浜F・マリノスの事例
- 2020 J1リーグ第28節 北海道コンサドーレ札幌 対 清水エスパルスの事例
- 原博実セレクション
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第28節 大分トリニータ 対 川崎フロンターレの事例
- 大分の町田選手が前線にフィード。野村選手に通ると谷口選手がペナルティエリア内でファール。大分にPKが与えられ、谷口選手にはレッドガードが提示された場面。
- PK、退場、出場停止の三重罰案件になったシーン
- 今回は、このシーンについて議論
渡邉さんの見解
- DOGSOについて異論はあまりないシーン。4つの要件を満たしていると思うとの見解
平畠さんの見解
- DOGSOという事であれば、要件は満たしていると思う。レッドなのかイエローなのかなという気がする。
原さんの見解
- DOGSOについては異論無しとの見解
- 谷口選手が入れ替わったところを手でいっているのでこれはレッドになる
牧野さん(東京都サッカー協会審判委員長)の見解
- 4要件をすべて満たしているのでこれはDOGSOのレッドカードで間違いがないとの見解
- ボールにプレーするというファールでは無く、手で相手を倒してしまっているので4要件を満たしている。
- ボールにプレーする余地が無くファールをした場合、三重罰という事になる
- ボールが足元にあり、ボールにチャレンジしようとしたがボールにプレーできず相手にファールをした場合、レッドカードでは無く、イエローカードになる。
事例2:J1リーグ第30節 川崎フロンターレ 対 横浜F・マリノスの事例
- 大島選手がドリブルからパスを送ると三苫選手がペナルティエリア内でチアゴ マルチンス選手に倒されてPKを獲得した場面
- チアゴ マルチンス選手にはイエローカードが提示。リプレーを見るとチアゴ マルチンス選手は手で三苫選手を倒しているように見え、レッドカードを出すべきではとの意見が寄せられている。
- 今回は、三重罰にするべきだったのか議論
平畠さんの見解
- 完璧にDOGSOだとは言わないがDOGSOという見解
- 野村選手の場合と比較して三苫選手の場合は、目の前の視界が開けていない感じもするし、三苫選手なら打てるでしょという気もする。自分の中でも微妙
- ただ、レッドが出てもおかしくは無いとは思う(イエローよりのレッド)
渡邉さんの見解
- 正直大分戦のプレーと何が大きく変わるのかを見たときに、リプレーで見ると違いの確認ができるがハイスピードの中で決断という事を考えると何が違うのかという疑問の方が浮かんでしまう。
- 攻撃に関する質を考えると大分戦の方が質がより高い印象を受けるので、そういったことが守備側のアクションに対して判定に影響が出てくるのでは
原さんの見解
- チアゴ マルチンス選手の腕は出ているが、足でも行こうとしている。
- 三苫選手に対してチアゴ マルチンス選手はボールにアタックしている。ただ腕も一緒にしているので腕の方をとるか足の方を取るかでそこら辺の判断になると思った
- DOGSOだろうとは思うがイエローカードにしたと納得した。三重罰までは行かない
牧野さん(東京都サッカー協会審判委員長)の見解
- 4要件を満たしているかというと完全には満たしていないという見解
- 完全に体が入れ替わっていない。
- 主審はカードを出したという事で、DOGSOと見たのだと思う。
- ただの反則なのであれば、カード無しのpkが正しいので、足でプレーしているという事で、レッドカードでは無く、イエローカード
事例3:J1リーグ第28節 北海道コンサドーレ札幌 対 清水エスパルスの事例
- 札幌の福森選手がシュートを狙う。このシュートがエウシーニョ選手の腕に当たるが主審はハンドを取らずコーナーキックを指示。ただ、その後、主審と副審が協議した結果、ハンドをみとめPKを与えた場面
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- ハンドのシーンは、副審と確認して判定を変更するのは勇気がいると思うのでナイスジャッジとTwitterからのコメントであったとの事
渡邉さんの見解
- 明らかにエウシーニョ選手に当たっていると思うので、広岡監督の印象が残っているが、仕方がないという表情をしていたので、誰ば見ても納得のいく判定に変わったのだと思う。
- ただ、コンサドーレ札幌の選手がアピールしたから協議したのかそもそも副審の方が主審にアピールがあったので判定が変わったのかをはっきりしておきたい。
原さんの見解
- 判定がどうして変わったのか、審判の報告書などを見て確認してみるとの事
牧野さん(東京都サッカー協会審判委員長)の見解
- シュートからディフェンスがハンドした距離もあるし手を広げている状態であるのでハンドの判定は正しいとの見解
- 競技による判定の修正は、ナイスジャッジだと思う。
- 映像を見ると判定までに時間がかかっている。選手からの意義があってから動いたようにも見えるので、早くインカムで繋いでPKの判定にしたほうが良かったと思う
原博実セレクション
- 原さんが気になったシーンを取り上げる原博実セレクション
- 今回のピックアップは、J1リーグ第30節 川崎フロンターレ 対 横浜F・マリノスの前半アディショナルタイムの場面
- 横浜F・マリノスが右サイドを展開しチャンスになるが谷口選手がクリアボールを受けた齋藤選手がドリブルからパスを出すと主審に当たり再び自分の足元へ
- 結果的に主審とワンツーをするような形になったがそのままプレーは止まることなく続けられた。
- 原さんが選んだ理由は、そのまま流してよかったと思っているがポステコグルー監督がドロップボールではないかとずっと抗議していた。現場の監督がわかっていないので選手もわかっていない可能性があるため取り上げた
渡邉さんの見解
- プレーはそのまま続けられて問題無いと思っていた
- ポステコグルー監督がアピールしているのを見たので、自分の認識が違っているのかと思った
平畠さんの見解
- プレーの中でゴールにならなかったけれど、決めてしまう可能性もゼロではないか
原さんの見解
- やっぱり審判は石の方がよいのかな?
- 今のルールはそうなっているという事を理解して頂いて、という事
牧野さん(東京都サッカー協会審判委員長)の見解
- ドロップボールになる条件からは外れるケースになっている。
- 主審にボールが当たり、大きなチャンスとなっていないと判断して、川崎ボールになっていることから、ドロップボールで止めるよりはそのまま続けたと思う。
- 自陣のエリアなので相手陣地の中であれば止めてドロップボールとしたほうが良いかもしれない。
- 攻撃が素早く行えるかという場所も考える必要がある。
まとめ
今回は、2020年11月24日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
改めて三重罰について学ぶことができましたが、ドロップボールになるポイントの方があまり認識がありませんでしたので、学ぶことができました。
なかなか難しい議論だとは思いますが、現状のルールを把握しておくことは大切かもしれません。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
DOGSOとは?
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)についてDOGSO(決定的な得点の機会の阻止)について感想をまとめています。柏レイソルとともに10年が過ぎました。これからも変わらず柏レイソルを応援していくブログです。...
参考)三重罰のポイント
- 三重罰とは、PK、DOGSOによる退場、次節出場停止の3つが重なること
- DOGSOの状況がペナルティエリア内で起きて、ボールにプレーしようとしているのであれば、レッドカードではなくて一段下がってイエローカードにする。
- ただし、ホールディング、プッシング等腕を使った反則の場合は、三重罰の対象になる。
ドロップボールになるケース
- ボールが審判に触れ、競技フィールド内にあり、次のような場合
- チームが大きなチャンスとなる攻撃を始めるか。
- ボールが直接ゴールに入るか
- ボールを保持するチームが変わる。
- こうしたすべてのケースでは、プレーはドロップボールにより再開される。
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