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目次
はじめに
昨日の浦和レッズ戦では、色々と議論したくなる判定がありました。次回のジャッジリプレイで取り上げていただけるでしょうか
本日は、毎週火曜日に更新されているJリーグジャッジリプレイの内容をまとめたいと思います。
今回は、2020年9月22日配信のJリーグジャッジリプレイ#18で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年9月22日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第17節 湘南ベルマーレ 対 清水エスパルスの事例
- 2020 J1リーグ第17節 浦和レッズ 対 川崎フロンターレの事例
- 2020 J1リーグ第17節 セレッソ大阪 対 鹿島アントラーズの事例
- 2020 J1リーグ第17節 北海道コンサドーレ札幌 対 ガンバ大阪の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第17節 湘南ベルマーレ 対 清水エスパルスの事例
- ジュニオール ドゥトラ選手のシュートがゴールに突き刺さった場面
- シュートがゴールに決まったが直後に笛が鳴りノーゴールの判定
- 今回の議論のポイントは、なんのファールを取ったのかを議論
平畠さんの見解
- 清水の中村選手のところがファールだったのではとの見解。
原さんの見解
- ゴール裏からのシーンを見たらユニフォームを引っ張っている。ファールを取られても仕方がないとの見解
- 実際に引っ張っているのが審判から見えているからのその段階でファールを取ったのではないか。よく審判から見えるところだったので自信を持って笛を吹いたと思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- シャツを引っ張っているのが見えていると笛を吹いてしまうと思うが、相手の選手の動きを止めていたかと考えると疑問を感じるのでレフリーの中でも議論が分かれると思うとの見解
- ディフェンダーについてはあのくらいの強度で行くとは思う。
事例2:J1リーグ第17節 浦和レッズ 対 川崎フロンターレの事例
- レオナルド選手のスルーパスが興梠選手につながった場面
- 副審の旗が上がってオフサイドになったシーン。
- リプレーで確認すると興梠選手がオフサイドポジションにいたのは微妙なところで仮にオフサイドポジションだったとしてもレオナルド選手のパスは谷口選手の当たってからこぼれているためオフサイドの反則にならないのではという意見が寄せられていた。
- 今回はこのシーンについて議論
平畠さんの見解
- 谷口選手は意図をもってプレーしているので、興梠選手はオフサイドでは無くなると記憶している
原さんの見解
- これはオフサイドではないとの見解
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- フォワードが蹴ったボールに対して、ディフェンスがそれをちゃんと見て判断してそのボールをプレーするために移動して触ったか。これが整えばオフサイドではない。意図的なプレーである。
- 谷口選手は、そのボールを見てその方向に移動して触れているため、意図的なプレーと考えなければならないと思う。
- ただ、移動しなくても十分に判断するための時間的なゆとりがある場合は、意図的なプレーと判断できる
- 興梠選手は、オフサイドではないと判断できる。
事例3:J1リーグ第17節 セレッソ大阪 対 鹿島アントラーズの事例
- C大阪の松田選手のロングスローの場面
- ロングスローのこぼれ球をマテイ ヨニッチ選手がシュートを狙うが、鹿島アントラーズのディフェンスに阻まれたが、リプレーでよく見るとレオシルバ選手の手に当たっている
- ただ、ハンドは取られずかなり大きな話題となったシーン
- 今回はこのシーンについて議論
平畠さんの見解
- ハンドだと思うし廣嶋さんのコメントが気持ちがいいとの見解
原さんの見解
- このシーンについては、廣嶋さんの見解が先に行われたため、原さんの見解はありませんでした。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- これは明らかにハンドとの見解
- 手は完全に肩より上に上がっている状態であるしレオシルバ選手もわかっていると思う。
- 映像を見れば間違いなくハンドと判定すると思う。
- レオシルバ選手が足の裏を見せているのでそこのコンタクトがあるかどうか、コンタクトがあればそれを取らなければならない状況になるが、相手選手との距離があるので相手選手のプレーには影響していない。
- 次に流れるボールの先の争点を見たくなる。
- コンタクトが無いので次を見たくなるので、目を移してしまうとハンドの瞬間がぼやけてしまうという事が起こると思われる。
事例4:J1リーグ第17節 北海道コンサドーレ札幌 対 ガンバ大阪の事例
- G大阪の宇佐美選手のフリーキックにアデミウソン選手があわせたところでG大阪の選手がハンドをアピールした場面
- リプレーで確認するとアデミウソン選手がヘディングであわせたあと、荒野選手の左腕にボールが当たっているように見えるがハンドは取られなかった。
- 今回はノーハンドの判定が正しかったのか議論
平畠さんの見解
- 取られても仕方がないという感じ。確かに当たっているように見えるし微妙なシーンであるとの見解
原さんの見解
- 自然なところにある手なのでハンドでなくてよいとの見解
- 距離が近くて当たった。攻撃側の選手に当たってゴールに入った場合はハンドになるが、ディフェンス側は引っ込めたくても引っ込めなかった。この後の荒野選手の表情がかわいいからハンドではない
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- ノーハンドであるとの見解
- サッカーのプレーの中で不自然な位置であるかというと自然な位置にあるということ。アデミウソン選手が目の前でボールに触れているので、予測するのは難しいと思う。
まとめ
今回は、2020年9月22日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
事例2のオフサイドについて、「フォワードが蹴ったボールに対して、ディフェンスがそれをちゃんと見て判断してそのボールをプレーするために移動して触ったか。これが整えばオフサイドではない。意図的なプレーである。」と解説して頂いたのが非常にわかりやすかったです。
意図的なプレーと偶発的なプレーは難しい判定になると思います。今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:オフサイドの競技規則
第11条 オフサイドの反則【競技規則抜粋】
- オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、【中略】利益を得ているとはみなされない。
参考:アドバンテージの競技規則
第12条 ファウルと不正行為 アドバンテージ
- 警告や退場となるべき反則に対して主審がアドバンテージを適用したとき、【中略】反則が相手チームの決定的得点の機会を阻止するものであった場合、競技者は半スポーツ的行為で警告され、反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止したものであった場合は警告されない
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