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目次
はじめに
毎週火曜日に更新されていますが、ほかの掲載を優先していたので、久しぶりのJリーグジャッジリプレイのまとめとなります。
今回は、少し時間がたってしまいましたが、2020年7月28日配信のJリーグジャッジリプレイ#10で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年7月28日放送のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第6節 サガン鳥栖 対 清水エスパルスの事例
- 2020 J1リーグ第7節 サガン鳥栖 対 セレッソ大阪の事例
- 2020 J1リーグ第7節 鹿島アントラーズ 対 FC東京の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:2020 J1リーグ第6節 サガン鳥栖 対 清水エスパルスの事例
- 清水エスパルスのコーナーキックの場面
- 西澤選手のコーナーキックにバウド選手がヘディングで合わせてゴールネットを揺らしたシーン
- 鳥栖のゴールキーパーの前にいたカルリーニョス選手がオフサイドポジションにいたことによりオフサイドの判定
- 今回の議論のポイントは、オフサイドの判定が正しかったのか?カルリーニョス選手がどのような影響を与えていたか?
平畠さんの見解
- キーパーに影響を与えたかどうかはわかりにくい感じがする。ボールを避けようと動いただけなので、ゴールが認められてもよかったのではという見解
原さんの見解
- オフサイドとの見解。
- 結果的にボールがカルリーニョス選手のところに来て避けたという感じになるとキーパーから見るとその選手が触るかもと対応しなければならない。触らなくてもキーパーに影響を与えるポジションにいてしまったという事はオフサイドを取られてしまっても仕方がないと思う。
小幡さん(JFA審判インストラクターの方)の見解
- オフサイドの判定と判断
- カルリーニョス選手はオフサイドポジションにおり、右足を上げてプレーをしようと試みている動きが、鳥栖のゴールキーパーに影響を与えていると判断できる。
- ゴールキーパーの視野は遮っていないが途中にいる選手がプレーをしようとしていることがインパクトを与えている
事例2:2020 J1リーグ第7節 サガン鳥栖 対 セレッソ大阪の事例
- セレッソ大阪の鈴木選手が中に折り返したボールに対してセレッソ大阪の小池選手とサガン鳥栖の松岡選手がペナルティエリア内でもつれて倒れたシーン。
- 判定はノーファール
- リプレーで見ると松岡選手が腕を使って倒しているようにも見えるのでファールを取るべきであったのでは
- 今回の議論のポイントは、ファールを取るべきであったか?ファールを取ったのであればDOGSOなのかSPAなのか?
平畠さんの見解
- ノーファールでいいと思う反面、ファールを取られても仕方がないかな?と思う部分も正直ある。
原さんの見解
- PKとの見解
- 小池選手の方が体が少し前に入っているところを倒したというふうに見られても仕方がないと思う。
小幡さん(JFA審判インストラクターの方)の見解
- ノーファールという主審の判定を尊重する
- セレッソの選手の方が後から割り込んで右足でボールを触ろうとしている。鳥栖の選手の前に無理やり体を入れてきたように見える。
- もしファールであれば、ゴール前でシュートを打つところを止めたのであればDOGSOになる。またボールに足でチャレンジしていないのでレッドカードになる。(三重罰)
事例3:2020 J1リーグ第7節 鹿島アントラーズ 対 FC東京の事例
- 鹿島アントラーズの遠藤選手からパスを受けた土井選手がドリブルをするが後方からディエゴオリベイラ選手がスライディングタックルをしたシーン
- 判定は、ファールを取ってイエローカードを提示
- ディエゴオリベイラ選手のタックルは足の裏で土井選手の足首に入っているように見えるので、1発レッドでもおかしくなかったとも思われる。
- 今回の議論のポイントは、この判定についてどうだったのかを議論
平畠さんの見解
- ちょっと怖いシーン。危ないを超えて正直怖いと思った。レッドカードでも仕方がないかなとの見解
- 選手を守るという観点からもレッドカードでも仕方がない
原さんの見解
- 時間帯的にも土井選手のボールを保持していたポジション的に考えてもピンチなシーンでは無いのでこのファールは全くいらなかったファール
- 普通の流れで見たときはファールではあるがそこまで危険ではないと感じたが、スローで見ると確かに足の裏が入っており少し振り上げている動作もあるのでレッドカードでも仕方がない
小幡さん(JFA審判インストラクターの方)の見解
- すごく難しい判定だと思う。スローで見るとレッドカードという事は理解できる。ノーマルのスピードの中でどのくらいの強さで当たったのかどこに当たったのかがわかればカードの色が変わってきたのではとは思う。
- 審判が見えていたのであれば、レッドカードであっても十分理解できる。
- VARがあった場合は、オンフィールドレビューを強く勧めると思われる。
まとめ
今回は、2020年7月28日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
Jリーグジャッジリプレイの中で皆さんもお話ししていましたが、ディエゴオリベイラ選手の土井選手へのファールは本当に危険なプレーであると思いました。
選手の怪我を防止する意味(悪質なファールを抑止する)も含めても、正確な判定(ファール有無のみだけではなく正確はカードの提示)を行うためにもVARの導入は必要な気がしました。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
VARとは
VARについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
関連記事:2020年JリーグVAR導入について
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先日行われた東京オリンピックのアジア予選でもVAR判定について少し議論がされていたと思います。
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DOGSOとは
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。
DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)についてDOGSO(決定的な得点の機会の阻止)について感想をまとめています。柏レイソルとともに10年が過ぎました。これからも変わらず柏レイソルを応援していくブログです。...
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
三重罰のポイント
- 三重罰とは、PK、DOGSOによる退場、次節出場停止の3つが重なること
- DOGSOの状況がペナルティエリア内で起きて、ボールにプレーしようとしているのであれば、レッドカードではなくて一段下がってイエローカードにする。
- ただし、ホールディング、プッシング等腕を使った反則の場合は、三重罰の対象になる。
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