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目次
はじめに
Jリーグも再開となり、DAZNで放送しているJリーグジャッジリプレイも再開となりました。
少し遅くなりましたが、今回は、2020年7月7日配信のジャッジリプレイで放送された事例をまとめて見たいと思います。
今回の、ジャッジリプレイには、柏レイソル対FC東京戦のヒシャルジソン選手がディエゴオリベイラ選手へファールした内容についても議論されておりますので、参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年7月7日放送のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第2節 柏レイソル 対 FC東京戦での事例
- 2020 J1リーグ第2節 川崎フロンターレ 対 鹿島アントラーズの事例
- 2020 J1リーグ第2節 ガンバ大阪 対 セレッソ大阪での事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:2020 J1リーグ第2節 柏レイソル 対 FC東京戦での事例
- ヒシャルジソン選手が、ディエゴオリベイラ選手へタックルしたシーン。実際には、何もカードが提示されなかった。
- 状況としては、その前にヒシャルジソン選手はイエローカードを貰っていたので、イエローカードが出れば退場となる可能性があった。
- 今回の議論のポイントは、ノーカードが正しかったのか
平畠さんの見解
- カードが出ると思ったが、7分にイエローカードを貰っているので、カードを出さなかったのかな?とおもった。
- 7分のイエローカードが無ければこのプレーはイエローカードが出ていたのではという見解
原さんの見解
- レッドカードではないとは思うが、後ろからタックルに行っているので、危ないシーンではある。
- チャンスになるシーンを止めたので、FC東京の選手がカードを求めるのも気持ちはわかる。
- 結果的にカニばさみのようになってしまっているので、イエローカードが出てもよかったと思う。
- 審判がこの時のいろんな状況を考えて、カードを出さなかったのだと思う。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの方)の見解
- ファールの質としては、ボールにプレーをしようとしていたし、実際に触っていたと思う。
- 後方からタックルはしているためひどいタックルをしているように見えるが、カニばさみをしているかというと、ヒシャルジソン選手の左足は折っていて相手選手に接触しないようにしようとしているのはわかる
- 無謀なプレーではないと判断できる。
- このプレーが選出的なファール(スパ)であるかについては、スパ、イエローカードが妥当だと思う
- ゴールから遠い場所でのファールであることから主審は、色々な事を考えて判断した思われる。
- 参考)後半61分のファールについては、ゴールに近いこともあり、スパの対象となりカードが出たと思われる。
参考)SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事
事例2:2020 J1リーグ第2節 川崎フロンターレ 対 鹿島アントラーズの事例
- 鹿島アントラーズの染野選手への川崎フロンターレ谷口選手の接触して倒れたシーン。実際はノーファールの判定
- 今回の議論のポイントは、ノーファールが正しかったのか
平畠さんの見解
- 谷口選手のファールではないと思う。
- 谷口選手が染野選手に当たったのも、意図的ではなく、動きの中で当たったように思う
- 染野選手のトラップしたボールも結構離れている。
- 染野選手が倒れる時に足をそろえて倒れているような印象をちょっと受けた
原さんの見解
- 冷静に見ると、染野選手の胸トラップは、そのまま普通に走っていても間に合わずキーパーがとっていると思う。
- ただ、あの谷口選手の当たり方であると無理りっぽいと判断されて、PKとなっても仕方がないと思う
- 例えばアウェイの地で日本代表戦の試合であの当たり方をしたら、PKを取られると思う。
- 結論としては、PKでなくてよかったと思っている。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの方)の見解
- ノーファールだと思う。
- ボールが谷口選手の頭をかぶっている。ボールに対してお互いがクロス気味にボールにコンタクトしている。
- その結果、サッカーはコンタクトスポーツなのであたる。
- 当たった場所が、ショルダーであるかは、ショルダーであると思う。
- 当たったタイミングは、染野選手がジャンプしているところではなく、地面に足がついている状態の時に当たっている。
- 染野選手が当たった後の右足は、地面につけたのではないかと思う。
- 最終的には、ノーファール。
事例3:2020 J1リーグ第2節 ガンバ大阪 対 セレッソ大阪での事例
- ガンバ大阪の小野瀬選手のシュートをセレッソ大阪の木本選手が手で止めたと思われるシーン。ハンドの判定でPKとなった。
- 木本選手は、滑り込んでおり体を支える手に当たった場合、ハンドの判定にはならないため、今回議論となっている。
- 今回の議論のポイントは、ハンドの判定が正しかったのか
平畠さんの見解
- ハンドの判定は、それでよいと思う。
- 木本選手も体が反応して手が出てしまったと思われる。
原さんの見解
- PK
- 最初転んでいるので立つためには、手を使う必要があるが、少し時間が空いた。
- 頭が届かなかったので、手が反応してしまったと思う
- 主審は良く見ていたと思う。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの方)の見解
- ボールが当たった時の手は、体を支える手ではなかったと判断できる。
- 支えた後で、すこし手が浮いている。
- 手を出してしまったという事だが、シュートボールに対して手を出したという事は、SPAで警告の主審の判断は正しかったと思う。
- もし仮に、ゴールキーパーがいない場合は、決定的な得点機会の阻止となり、レッドカードとなる。
- この場合、ゴールキーパーが後ろにいるため、DOGSOでは無いがSPAになるため、イエローカードの対象になる。
- 支えてにボールが当たった場合は、ノーファールだと思う。
参考議論)もし手に当たった後ゴールインだった場合
- 今年度の競技規則の改定にのっていた内容となる。
- 得点を認める。
- 本来であれば、SPAなのでイエローカードであるが、アドバンテージでそのまま得点を認めたという事で、警告は一段下がって無しという事になる。
- ゴールキーパーがいない場合でも、得点は認めて、それが決定的な得点機会の阻止であれば、レッドカードから一段下がってSPAとなる。
2020/21 サッカー競技規則改定内容についてはじめに
先日、JFATVにて「2020/21年サッカー競技規則改正」に伴う解説映像が公開されていました。
https://yo...
今節でSNSで一番話題になったシーン
- 川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦の2分の谷口選手のゴールのシーン
- これは改めて検証するとオフサイドであったシーン
- 審判団の試合勘の問題は確実にあったと思われる。
- このシーンは、開始2分で目も慣れていない状況。ミスはミスである
- レフリーもすごく良い準備はしてくれていたとは思うが、難しい状況が重なったことは事実だと思う
まとめ
今回は、2020年7月7日にDAZNで放送されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
ヒシャルジソン選手のタックルについて、ファールだとは思うが、無謀なプレーではないと判断して頂いたのは、大変うれしく思います。(ヒシャルジソン選手も左足をまげてタックルにいっているので。)
ただ、審判の方の意見を聞くと、一つのプレーに関して自分たちとは少し違う視点で物事を捉えていることがよくわかりました。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
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