はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日のJリーグでは、川崎フロンターレ 対 横浜F・マリノス戦がありました。上位対決と言おう事もあり皆さん注目していたのでは無いでしょうか
後半ロスタイムまで同点でしたので、同点かと思われましたが、ロスタイムに川崎フロンターレが決勝点を挙げ勝利しておりました。
昨日の柏レイソル戦もそうですが、ロスタイムは何が起こるか分からないと感じている今日この頃です。
皆さんはどのような1日でしたでしょうか?良い1日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年8月2日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#19で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第23節、J3リーグ第19節の中から、合計3事例とナイスジャッジが2試合紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで鈴木啓太さんが出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#19の事例
- 2022 J1リーグ 第23節 G大阪 対 京都の事例
- 2022 J1リーグ 第23節 神戸 対 柏の事例
- 2022 J3リーグ 第19節 宮崎 対 相模原の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第23節 G大阪 対 京都の事例
- 福岡選手のパスに走りこんだ木村選手が倒れてホイッスル。
- 主審は東口選手のファウルを取り京都にPKを与えた。
- リプレイで見ると東口選手と木村選手の接触はそれほど強くないように見えるファウルでPKは厳しいように感じる。
- VARの介入も無く、PKのままとなったが判定は妥当だったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- ノーマル、普通の映像で見たときには、どっちかなという感じだったけれどもバックスタンド側の映像を見るとPKでは無いように見えた。
- 接触しているようにも見えなかったし
- スピードに乗っているので、あれくらい転倒になるのかなという感じはするけれども、この映像を見ると接触ないかなというのが印象。
【Twitterの意見】
- 本当にファウル?接触ないと主張する人もいます。私はそこまでは思わないのですが、京都の選手が足を意図的に東口選手に寄せてるように見えます。
鈴木啓太さんの見解
【このシーンについて】
- ペナルティだと思う。
- 理由としては、まず、僕がガンバサイドだとしたらやっちゃったなと思う。
- 京都としてもこれはペナルティでしょとまず感情的に思う。
- リプレイ見ても東口選手の右足が当たっていると思う。
- スパイクが当たって動いている。
- なので、これはペナルティだと
- ただ、東口選手がここで飛び出す必要があったのかとは思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- どちらかというとフリーキックという方に入る。
- まず、コンタクトがあるか考える。フリーキックと言える程度とかそういうものかあるいは、ダイブとかが伺える動作があるかを見る。
- コンタクトはある。アタッカー側のダイブ、接触を利用して飛ぼうという動きは無い。
- ここで、フリーキックの可能性が2つある。
- コンタクトが反則と言えるタイミング、力の加減であるとかを見るけれども、ちょっと巻き揉まれている印象を持つ。
- 東口選手がちょっと不用意な判断であったと思うので、フリーキックの印象を強く持つ。
- 最終的には止まろうとしているけれども、止まり切れずに体が流れてしまうそういう印象で言うとコンタクトがあったから倒れたんだよなという印象を持ってしまいがちというところ
- 違う対応が出来ていればよかったかなと思うので、FK、PKはやむなし
4名のいえぽんボード図
事例2:J1リーグ 第23節 神戸 対 柏の事例
- こぼれ球を拾った小田選手がペナルティエリア内で仕掛けるが大南選手のディフェンスにあい転倒したが、主審の笛は鳴らなかった。
- リプレイで見ると小田選手が切り返した左足に大南選手の左足が掛かっているようにも見える。
- 結局VARの介入も無くノーファールのままとなった。
- この判定が妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- PKかなという気はした。
- ああいうシーンで貰いに行くような相手のディフェンスの足にかかっていくような感じに見える選手もいるけれども、小田選手の場合は違うのではないかと
- このシーンでいうと足が掛かって倒れたのではないかなという気はした。
【Twitterの意見】
- 小田選手がドリブルをしているところをPA内で大南選手に倒されたところで大南選手の足が引っかかっているように見えるのですがノーファウルなのかジャッジしてほしいです。
鈴木啓太さんの見解
【このシーンについて】
- PKだと思う。
- カットされてピンチになり焦って対応している。
- 足が掛かっているかかっていないは、掛かっている。
- なぜ遅れた様に見えるかというと、右足が浮いているので踏めない。踏めない中で、遅れているように見えるけれども、立足のところに足が掛かっているので、こういう倒れ方しかできない。
- 剝がされたプレーの中で足が掛かっているので、PKだと思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 結論としては、先ほどと同じ。
- 神戸のシーンとほぼ一緒。
- コンタクトはあります。
- コンタクトの影響は、ガンバのシーンよりある。
- レフリーが吹かなかったのは、ダイブの可能性を感じたのだと思う。
- レフリーのアングルで言うと、串で見えている。
- 大南選手のコンタクトは、そんなに感じにくい。大南選手が踏みとどまっている。
- 転ぶタイミングが少しテンポが遅れている。
- コンタクトは些細で、ダイブしたという印象を取ったと思う。
- フリーキックの判断から一つ欠けるので、コンタクトはあったがフリーキックにしなかったと判断したのだと思う。
- レフリーがダイブと判断し、VAR側もそう見えなくはないので、レフリーの判断をフォローした。
4名のいえぽんボード図
事例3:J3リーグ 第19節 宮崎 対 相模原の事例
- 宮崎のチャンス。カットしたボールを前線に送るとボールを受けた薗田選手が倒されホイッスル。
- 主審は、石田選手のファールを取りDOGSOと判断し一発退場とした。
- リプレイで見ると石田選手のファウルは明らかだが、藤原選手もディフェンスに向かっているため、DOGSOの要件を満たしていたかが気になる。
- DOGSOの判断は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 方向はゴールに向かっていると思う。
- ファウルが無かったらコントロールは出来ていたと思う。
- たぶん、距離と相手守備者の関係になってくると思う。
- 藤原選手もいるので、相模原の選手達の気持ちはわかる。
- ただ、石田選手が掴んだことによって薗田選手のスピードが落ちたと思う。
- あれが無かったらもう少しスピードに乗ってゴールに迎えたと思う。
- 藤原選手がいたけれども、キーパーとの1対1になったと思うので、DOGSOの4要件を満たしているのかなと思った。
【Twitterの意見】
- 石田選手の退場シーンですが、実況はDOGSOとしきりに言っていましたが奥に相模原の選手もいたためDOGSOの条件には当てはまらずイエローが妥当だと感じました。是非解説をしていただきたいです。
鈴木啓太さんの見解
【このシーンについて】
- これはDOGSOだと思う。レッドカードで妥当。
- 最初のボールタッチの場面では、相模原の選手は高い位置にいると思う。
- ディフェンスの選手がいたといったとしてもフォワードの選手が足が速い選手とかディフェンスが遅い選手とか関係ないと思う。
- この状況をパット見たときに、目の前に誰もいないという事なので、カバーリングが出来た出来ないは関係ないと思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- めちゃくちゃ難しい。
- カバーの選手がいる。どれくらい届くのかという可能性
- 影響を受けたところ、フリーキックがどこで受けたというところによってカバーの選手の位置が変わる。
- この状況をカバーの選手が行けると思うのか、無理だと思うかがはっきりと言いにくい。
- 現場のレフリーの判断を尊重したいけれども、真っ赤かというと真っ赤とは言えない
- 距離は近いとは言い切れないので、80%
- 方向は間違いない。100%
- コントロールも100%
- 人数はカバーが一人いる。100%
- 位置、ここがどうなんだろうと75%ぐらいに下がる。
- これを100%だよねと言い切れない僕がいる。
- レフリーの中でもこれ間に合うのではという人もいると思う。
- どこで反則が成立するのかが微妙。
- イエローカードと判断しても十分理解できるし、ディフェンスが間に合わないと判断することも理解できる。
- イエローとレッドの判断は大きいが、100%レッドと判断するのは難しいというのが結論。
- 最終的に副審に確認しに行っている。レフリーチームとして協議して判断していると思うので、レフリーチームの判断は受け入れられると思う。
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#19の内容についてまとめてみました。
今回のJ1リーグでの事例は、ペナルティエリア内での判定に関する事例でした。ペナルティエリア内でのファウルは、得点に直結する可能性が高いため、難しい判定だと思います。
同じ様な接触でもファウルでPKとなったりノーファウルとなったり判定が分かれてしまうのは、それだけ難しい判定という事なのかもしれません。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
本日の用語
DOGSOとは?
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。