はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は日曜日です。
明日から月曜日という事で今週も仕事が始まりますので、少し気分が重い日曜日の夕方を過ごしています。
重い気分でいても月曜日は来ることは変わらないので、出来るだけ前向きに気持ちを切り替えるために、晩酌でもするかと思う今日この頃です。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年6月28日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#15で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第18節、J2リーグ第23節の中から、合計4事例紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで元日本代表の稲本潤一さんが出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#15の事例
- 2022 J1リーグ 第18節 神戸 対 浦和の事例
- 2022 J1リーグ 第18節 名古屋 対 鹿島の事例
- 2022 J1リーグ 第18節 福岡 対 広島の事例
- 2022 J2リーグ 第23節 仙台 対 山形の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第18節 神戸 対 浦和の事例
- 浦和が自陣でのパスを回していた場面。
- 江坂選手からパスを受けた大畑選手が武藤選手と接触。
- 主審は武藤選手のファールを取るがここでVARが介入。オンフィールドレビューを行う事に
- リプレーで見ると武藤選手の左足が大畑選手のすねのあたりに入っており、非常に危険なプレーであった。
- 主審はオンフィールドレビューの結果、武藤選手にイエローカードを提示
- 1発レッドの可能性は無かったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- スローで見れば見るほど危ないかなという感じはした。
- 正面(右足)からいくのと後ろ側(左足)から行くのとで印象が変わってくる。あの行き方も危ないなという感じは見ていてした。
- カードは、イエローカードかと思ったレッドと言われると真ん中ぐらいかなと
- レッドかと言われたらそうかもしれないが、100%レッドという自信は無い
【Twitterの意見】
- 武藤選手のイエローのシーンです。浦和サポでエスが、赤を出してほしい気持ちはありました。しかしこの番組でチアゴ選手、福森選手がVARで赤になったシーンは黄色でよかったという見解でした。足裏はどこまでが黄色でどこから赤というのを解説して頂けると嬉しいです。
稲本潤一さんの見解
【このシーンについて】
- レッドに近いイエローだと思う。
- これで一発レッドになるとこれはこれでかわいそうだと思う。
【こういうタックルになった推測】
- 神戸の現状であったり、あつさであったりとかもしかしたらボールを回されていて多少チェイシングにストレスがあった可能性があると思う。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- イエローカードかというといわゆるオレンジ。ただ、オレンジの場合はセオリー的にイエローカードを出す。
- 理由としては、一番大事なのは、ポイントオブコンタクト、どこがコンタクトしたかというところ。
- 足の裏は見せてコンタクトはしているが、結果として相手選手に行ききったかというとそうではない。
- 接触して下に滑っていく。擦れて下に落ちていく。なので力がすべて相手選手にかかり切っていない。
- スピードは速い。強さはミドル。悪さもミドル。ポイントオフコンタクトは、グランシングした。それで警告。
- ただ、悪いプレーではあるので、レッドカードが出ていてもサポートは出来る。
- 細かく見るとイエローかなと思った。
4名のいえぽんボード図
事例2:J1リーグ 第18節 名古屋 対 鹿島の事例
- カイキ選手からラストパスを受けた上田選手がゴールを決め鹿島の得点となった場面。
- ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行う事に
- リプレーで見るとカイキ選手のパスを受けた際に腕にも当たっているように見えるシーンが確認できた。
- 主審は映像を見てハンドの判定。鹿島の得点は取り消しとなった。
- 映像から100%腕に当たっていると判断できたのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- これをハンドと言いきるのは難しいかなと思った。
- 映像を見ると無理やり探しに行っているようにも見える。どっかにあたっているんじゃないかなと
- ボール動く方向と手が動く方向がたまたま同じような方向にいっているので見ようと思えば見えるのかなと思った。
- 自分自身ではハンドとは思えなかった。
【Twitterの意見】
- 鹿島の上田選手のハンドのシーンですが、あの角度の映像だけだと不自然に左腕を動かして見えるけど、ボールの軌道は変わってないしボールの回転も変わってないのは当たっていないからではない出ようか?あと、なぜ他の映像をうつさなかったのでしょうか?
稲本潤一さんの見解
【このシーンについて】
- わからないです。名古屋の選手も何も抗議していないので、やられたとは思っていると思う。
- 審判がそういう判断をしたのだからそうなのだと思うけれども、100%でこれを出すのはなかなかじゃないかなと
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- むずかしい、これは
- 自分がレフリーだったら別の角度を要求したかなとは思う。
- ゴール裏のハイビハインドというカメラがあってそれがボールと腕に隙間が無いのがわかるので、ここまで見てハンドとしたいかなと思った。
- 主審はポジションとして見えない。副審も当たったかもしれないけれども空間までは分からない。
- ただ、あの一画面で確証が高まったので、ハンドにしたんだろうなと思ったけれども、個人的にはもう一画面、ゴール裏のが見れればより説得力があったかなと思う。
事例3:J1リーグ 第18節 福岡 対 広島の事例
- 広島のゴールキックの場面。大迫選手がボールを転がした後リスタート。
- この流れのままドウグラス ヴィエイラ選手がゴールを決め広島の得点になった。
- 大迫選手の再開方法としては疑問の残る再開方法だった。
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 再開方法はきちっととめて再開するのはわかっているけれども、サッカーのある意味ざっくりした感のところがある。
- それでいいと思うし、これぐらいはいいんではないかと思う。
【Twitterの意見】
- 2点目の起点となる広島のゴールキック。このときGKは2度ボールに触れてますよね。このプレーが起点でAPPはここからチェックになると思うのです。だとするとゴールは有効?無効?
稲本潤一さんの見解
【このシーンについて】
- いいやろと思う。
- もしこれで映像を見るというのであれば、もしフィールドにいるのであればすごい言うと思う。
- 勝っていたら時間稼ぎに出来る可能性もある。悪いことを考えると。
- これくらいいいやろとしてもらわないとゲームの流れとかもあるし毎回それやると見ている人も面白くないと思う。
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- いくつかセクションに分けて話す必要があると思った。
- これぐらい良いでしょうというのはfootball understandingだと思う。グレーゾーンはあるもので、スローインとかもそうだと思う。
- 競技規則には、出たところから投げなければならないと書いてある。でもそうはしないという事を考えるとフリーキックが多少動いていてもありかなという許容範囲はある。
- その中で、ゴールキックになるが、2度触りでは無く位置を動かしただけだと思う。問題は静止していたかになるが、ギリギリ許容範囲かなという感じがする。
- これがフリーキックでゴール前とかだったらダメだと思う。
- これはゴールキックで誰もいない状態でリスタートするものなので、football understandingの中に入ると思う。
- APPになるかについは、リスタートのところは基本的に介入しないので、この場合は、介入しないことになる。
事例4:J2リーグ 第23節 仙台 対 山形の事例
- 仙台の決定機。皆川選手がゴールを狙おうとしたがシュートは打てず、最後はコーナーキックになった場面
- この場面で、仙台側がファールをアピール。リプレーで見ると皆川選手に対し、山崎選手がユニフォームを引っ張って倒しているようにも見える。
- J2はVARが導入されていないため、ノーファールとなったが、判定は妥当だったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 微妙というか確かにユニフォームは引っ張っている。皆川選手のユニフォームが伸びているし。
- PKになってもしょうがないかなという気がする。
- 平畠主審は笛を吹かないと思う。
- 皆川選手のユニフォームが伸びているし仙台の方は気になると思う。
【Twitterの意見】
- 仙台 対 山形の後半51分、皆川選手のユニフォームはすごく引っ張られているように見えますが、ノーファウルでした。どこまでがファウルの許容なのか基準などあれば教えてください。
稲本潤一さんの見解
【このシーンについて】
- 現場(ピッチ)で見ていたらファウルだと思うけれども、映像を見ると引っ張り合い。皆川選手も引っ張っている。
- ここまでレフリーが見ているのであれば、吹きずらいと思う。
- 皆川選手がオーバーヘッドをしようとしているので自分からあの体制になっているところもある。
- 吹かないで、勝点1どうし
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- ノーコールでプレー続行。
- 分析としては、両方引っ張り合っているので吹けない。どっちからやったかも鮮明では無い。
- その後、オーバーヘッドになるけれども、その時に手がかかり気味にはなるが、オーバーヘッドの動作とシャツの動作が影響があるのかというのが定かではない。
- ボールがイーブンのところにあって、右から一人選手がアプローチに来ている。そういう意味では完全に皆川選手のボールにはなっていない。
- どっちもボールに触れるという状況になっている。
- すべてを加味して、PKではないと判断した。
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#15の内容についてまとめてみました。
今回のジャッジリプレイは、football understandingを学ぶ回になりました。
ルールを守る事は大切ではあるものの、どこまで厳密に行うのか、サッカーを楽しむためには、どのように football understandingを理解していくかが大切だと思いました。
人それぞれ、その時の状況、立場によっては、違う考え方にはなってしまうと思いますが、自分自身としては、サッカーを楽しむために、football understanding を理解していければと思っています。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。