はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は午前中に来週1週間分の食材の買い出しを行いお昼を自宅で食べてから柏レイソルの試合観戦に挑みました。
やはりスーパーは朝早く行くに限ります。レジも並ばないし混雑していないので買い物も早く終わります。
本当に時間を有効に使えるので朝のスーパーはおすすめです。ただ子供たちもほっておいて良い年齢になったから出来ることかもしれませんね。
皆さんはどのような一日を過ごしましたか?皆さん良い一日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年5月3日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#09で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第10節、J2リーグ第12節の中から、合計4事例紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで佐藤寿人さんが出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#09の事例
- 2022 J1リーグ 第10節 京都 対 福岡の事例
- 2022 J2リーグ 第12節 徳島 対 山形の事例
- 2022 J2リーグ 第12節 大宮 対 群馬の事例
- 2022 J1リーグ 第10節 FC東京 対 G大阪の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第10節 京都 対 福岡の事例
- 左サイドでパスを受けたピーターウタカ選手がゴール正面までドリブル
- ゴール正面に来たところで長井選手にパスを出し長井選手がゴールを決める。
- 副審の旗は上がっていたが、主審はゴールを認め京都の得点を認めた。
- リプレーで確認すると長井選手はオフサイドポジションではあったが、ボールの出所を見ると3選手が絡んでおりラストタッチの判断は難しかった。
- VARチェックの結果、オフサイドの判定となりゴール取り消しとなった。
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 分かりにくい映像も多かったし、厳密にはどちらかが触っているけれどもほぼ同時であったりする。
- 実際にそういうこともあるのだろうという気はした。
【Twitterの意見】
- 京都の取り消しゴール、副審からはどこまで見えていたのかとても気になります。試合終わった後 映像確認して納得した【現地ではよくわからなかった】
佐藤寿人さんの見解
【このシーンについて】
- 見ていても判断しずらい難しい状況だった。
- どのような判定になっても議論になると思った。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 結論はオフサイドになる。
- 副審からするとディフェンスのタッチはわからないと思う。
- 審判の申し合わせ事項としては、疑わしい場合は上げていこうもしくは得点の合図の前に主審と確認するとなっている。
- 主審のポジションからは最後に福岡の選手がプレーしているとしている。
- 厳密に見ていくとウタカ選手がキックして福岡の選手に当たって最後ウタカ選手が触れて前に行く映像があったのでVARは確認して主審に届けた。
- ファクトがどうだったかというとウタカ選手がラストタッチであったという事。
- ウタカ選手が触れた映像が会場に出せれば納得感はあったと思う。
- 現状はそういう運用になっていない。
- VARはオプションなので、主審が結論を出してからVARはサポートすることになっている。(主審の判定前に主審とVARが相談は出来ない)
事例2:J2リーグ 第12節 徳島 対 山形の事例
- 西谷選手がペナルティエリア内でしかけ、ゴール前にマイナスで折り返す。
- そのボールを杉森選手が豪快なボレーでゴールを決めた。
- しかし、直後に主審は副審と協議。
- リプレーで見ると杉森選手のシュートの瞬間、藤尾選手がオフサイドポジションにいたためゴールは認められずオフサイドでノーゴールとなった。
- この判定について議論
平畠さんの見解
【GKに影響を与えたか】
- ファウルを本当は比較することが出来ない。
- 今のシーンを見る限りは僕の判断ではどっちもイエローかな。
- どっちもイエローのプレーが2つあったという事で、あっちがイエローだからこっちもイエローというのは筋が違うかなと思う。
佐藤寿人さんの見解
【GKに影響を与えたか】
- 以前、代表戦の試合で伊東純也選手のゴールが取り消しになったことを考えるとより、影響は与えているように見える。
家本さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 難しいですね
- 競技規則でいうと「相手競技者がボールをプレーする可能性に影響をあたえるような明らかな行動をとる。」と見たときに明らかに影響をあたえる行動をとっているかを見る。
- GKに影響を与えたというよりはただ、オフサイドポジションにいたという解釈になると思うので、上記規則では難しいと思う。
- 他の該当を探したときに、「オフサイドポジションから移動した、またはオフサイドポジションに立っていた競技者が相手競技者の進路上にいて相手競技者がボールに向かう動きを妨げた場合、それにより相手競技者がボールをプレーできるかまたはチャレンジできるかどうかに影響を与えていれば、オフサイドの反則となる。」
- 状況的にこの条文に近い。
- 近くにいれば躊躇する可能性は高く、影響を与えていると解釈できるので、オフサイドと解釈する方がより妥当だと考えられる。
事例3:J2リーグ 第12節 大宮 対 群馬の事例
- 大宮のクリアボールを岩上選手が拾い縦の加藤選手へフィード。
- 加藤選手が茂木選手と接触したところでホイッスル。
- 茂木選手のファールをとりPKを与え、抗議した大橋選手にイエローカードを提示
- リプレーで見ても茂木選手の接触はフットボールコンタクトのように見える。
- PK、ファールの判定は正しかったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 僕も寿人さんの意見にちょっと近い。
- フットボールコンタクトとは思えなかったし、PKを取られてもしょうがないかなという気がする。
- この試合2回目のPKだったので良くとったなと、自信もって取ったのだと思った。
- ボールにプレーしようとはしているのでカードはどちらとも言える。
【Twitterの意見】
- 群馬の加藤選手とのやむを得ないボディコンタクトだと思いました。解説の方も「えっ」でした。主審の方の立ち位置でそう見えたのか、印象なのか分からない部分があります。解説頂けたらと思います。
佐藤寿人さんの見解
【このシーンについて】
- 判定の通りPKだと思った。
- 茂木選手がもう少しボールにチャレンジした中でのコンタクトであれば、加藤選手との接触はフットボールコンタクトの一部だと思うけれども
- 少し守備側が対応をサボった(言葉は適切かは分からないが・・・)
- 目の前にいた加藤選手にコンタクトすることでボールを後ろに流したように見える。
- 正直ここでコンタクトをしなくてもボールの軌道を考えると体を入れることが出来たと思うので、余計なコンタクトだったと思う。
- カードは無しのPKという判断になると思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 佐藤さんの素晴らしい観点だなと聞いていた。
- 100%ファールだとは思わない。
- どちらかと言えばフリーキックかなと
- イエローカードの有無については、シュートチャンスではあるもののボールが少し上なので2人ともプレーできる位置関係にいない。
- そのためSPAにはならないし、SPAだとしてもPKで1段下がるので、カードはなし
- ファールの種類で言うと不用意。もっというとフットボールは倒したらダメ
- 後方からチャレンジに行って倒している。
- ペナルティエリア内だしもう少し慎重に行ってほしかったと個人的には思う。
4名のいえぽんボード図
事例4:J1リーグ 第10節 FC東京 対 G大阪の事例
- 永井選手が三浦選手にプレッシャーをかけてボールを奪取
- 三浦選手は、倒れたがホイッスルは無し。最後はレアンドロ選手が決めFC東京の得点になった。
- しかし、ここでVARが介入。オンフィールドレビューの結果、ファール判定となりゴールは取り消しになった。
- この判定がただしかったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 映像を見ると永井選手は結果的にボールに触れていないので、ファールになってしまうと思う。
【Twitterの意見】
- 3点目かと思われた永井選手のファウルシーンをスタジアム内のスクリーンでVAR確認できたので、ゴール取消しにも皆納得。西村主審の進行もスムーズでナイスゲームでした。スタジアム演出も最高!
佐藤寿人さんの見解
【この判定について】
- 三浦選手が少しボールを隠して、背中に対して永井選手がコンタクトしてしまっているし、肘が入っているようにも見えるので、肘を使って倒したというところでファールかなと思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- フリーキックかというと、間違いなくフリーキック。
- その原因は足のトリッピングの方だと思う。
- ボールを保持している時にちょうど、永井選手と西村主審、三浦選手が一直線になっている。(串刺しになっている)
- 西村主審からすると横と横とのコンタクトにしか見えていない。
- 副審はちょうど真後ろから見ているが、足の感じがややわかりにくいので、現場のレフリーからすると上半身のコンタクトで足の部分は見えていない。
- VARとしては、永井選手の足が三浦選手の前に行って結果、倒れているように見える。
- 最終的には主審が判断するので、主審にオンフィールドレビューを勧めて西村主審が見て最終的に判断した。
4名のいえぽんボード図
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#09の内容についてまとめてみました。
今回のジャッジリプレイ冒頭では、AFCチャンピオンズリーグ グループステージのメルボルン・シティ(オーストラリア)対全南ドラゴンズ(韓国)の試合で山下良美さんが大会史上初の女性主審として笛を吹いたとの紹介がありました。
今後も更なる活躍を願っています。
番組の最後にJリーグからのお知らせでJリーグレフェリーの舞台裏を追ったDVD「レフェリー ~監督や選手とのコミュニケーションの舞台裏」販売のお知らせがありました。
参考までにJリーグの紹介ページを掲載しておきます。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
参考:本日の用語について
第11条 2.オフサイドの反則
- 相手競技者がボールをプレーする可能性に影響をあたえるような明らかな行動をとる。
- オフサイドポジションから移動した、またはオフサイドポジションに立っていた競技者が相手競技者の進路上にいて相手競技者がボールに向かう動きを妨げた場合、それにより相手競技者がボールをプレーできるかまたはチャレンジできるかどうかに影響を与えていれば、オフサイドの反則となる。
SPA(スパ)とは?
- STOPPING A PROMISING ATTACKの略
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止する事