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目次
はじめに
本日は、2021年5月11日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#10で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の「JUDGEMENT ONE POINT LESSON」のテーマは、「コーナーキックの正しい再開方法」となっています。
少し今更のような気もしますが、2016/17にルール改定もあったようですので参考にして頂ければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2021年5月11日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J1リーグ第13節 名古屋グランパス 対 セレッソ大阪の事例
- 2021 J1リーグ第13節 浦和レッズ 対 ベガルタ仙台の事例
- 2021 J2リーグ第13節 京都サンガ 対 モンテディオ山形の事例(JUDGEMENT ONE POINT LESSON)
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第13節 名古屋グランパス 対 セレッソ大阪の事例
- 名古屋のチャンスシーン。ボールを拾った吉田選手から齋藤選手へ、齋藤選手から柿谷選手へボールが渡り、最後は吉田選手がゴールを決めた場面。
- 副審はオフサイドの旗を上げるが、主審はオフサイドの判定を取り消し。
- リプレーを確認すると柿谷選手のパスがチアゴ選手の足に当たって吉田選手にボールが渡っている。
- 吉田選手はオフサイドポジションにいたが、主審の判断によりオフサイドが取り消され、名古屋のゴールが認められた。
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 瞬間的にはオフサイドだと思ったが、見ていると、判定通りで良いと思う。
原さんの見解
- いい意味で取り上げてという視聴者に対して嬉しいとコメント
- 山本主審がいいポジションで見ていて、ピッチ上で判断をしてゴールを認めたのは素晴らしかったと思う。これはゴールでよいと思う。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- 結論は、判定は正しかったと思う。
- ただ、ノーマルスピードで見たときにディフレクションではないかと思った。
- チアゴ選手がプレーしたのかプレーしなかったのかが?マークが浮かんだ
- 柿谷選手との距離が短くてパスも早く一瞬の事であった。
- その後、後ろからの映像を見たりするとチアゴ選手がヒールキックのプレーをしている。それを見極めた山本主審もすごいと思った。
事例2:J1リーグ第13節 浦和レッズ 対 ベガルタ仙台の事例
- 浦和ボールの場面。西選手が前線へグランうだーのパス。これが石原選手に当たり関根選手へとこぼれるがオフサイドの旗が上がる。
- リプレーで確認すると西選手がパスを出した段階では関根選手はオフサイドポジションにいるが、石原選手が意図的なプレーをした後に関根選手にボールがこぼれてきているようにも見え、オフサイドの反則にはならないのではとも考えらえる。
- オフサイドを取るべきだったのか、今回はこのシーンについて議論
平畠さんの見解
- オフサイドポジションにいるのでオフサイドかなと思うが、石原選手が意図的にプレーをしたのではないかなと解釈してもおかしくないので、オフサイドじゃないのではと思った。
原さんの見解
- 石原選手が関与していないとは絶対言えない
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の見解
- あれは、意図的にプレーをしたと捉えます。
- 意図的なプレー対ディフレクションとなった時に、相対するワードを持っている。
- プレイヤーがボールをプレーしたのか、もしくはボールがプレイヤーのところにやってきたのか
- 意図的にアクションを起こしたのか、本能的にりアクションを起こしたのか
- 時間はあったのか、プレーのオプションがあったのか
- 体をコントロールしていたか、コントロールしていなかったか
- 距離と空間
- があるが、これを考えると意図的にプレーしただろうと思う。選手のプレーのミスは担保できないのでプレーしたと考えて、オフサイドでは無い
JUDGEMENT ONE POINT LESSON
- 競技規則や判定において知っておきたいルールを取り上げて解説していくコーナー
- 今回のテーマは、「コーナーキックの正しい再開方法」
事例3:J2リーグ第13節 京都サンガF.C. 対 モンテディオ山形の事例
- 京都のコーナーキックの場面。コーナーフラッグにボールをセットした武田選手と入れ替わるように荒木選手がコーナーへ、荒木選手はここからドリブルをはじめディフェンスが寄せてきたところでシュート。
- そこで主審の笛がなり、荒木選手がコーナーキックから続けてボールを触ったという事で、ファールの判定。
- 京都側は、武田選手がボールをセットした時に少しだけボールを蹴りだしプレーを再開していたと主張
- この主張は認められず山形ボールの関節フリーキックで再開となった。
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクター)の解説
- コーナーキックは、キッカーが2度触ることはできないので、2度触った場合は、間接フリーキックで再開となる。
- このトリックプレーがどうして起きたかというと、ボールを明らかに動いたときにインプレーとなる。
- 2016/17に改定されている。あたかもキックが行われていないよう見せかけるプレーをやらせないことにこのプレーは該当する。
まとめ
今回は、2021年5月11日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#10の事象についてまとめてみました。
何度か過去のジャッジリプレイでも話題になっていますが、意図的なプレーの解釈はやはり難しいように思います。
意図的なプレーと判断するポイントもいっぱいあり、正直その場で正確に判断するのは難しいと思いました。
ただ、審判の方は判断しなければならないわけで、改めて審判の大変さを学んだ気がします。
今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
第17条 コーナーキック 1.進め方(抜粋)
- ボールは、けられて明らかに動いたときにいんプレーとなる。コーナーエリアを出る必要はない。
2016/17競技規則 すべての改正点の詳細(抜粋)
- コーナーキックについては、競技者がボールに少し触れることで、反スポーツ的にあたかもキックが行われていないよう見せかけるプレーをやらせないことが特に重要である。
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