はじめに
本日は、毎週火曜日に更新されているJリーグジャッジリプレイのまとめとなります。
今回は、少し時間がたってしまいましたが、2020年8月11日配信のJリーグジャッジリプレイ#12で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年8月11日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第9節 名古屋グランパス 対 浦和レッズの事例
- 2020 J2リーグ第10節 東京ヴェルディ 対 FC琉球の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第9節 名古屋グランパス 対 浦和レッズの事例
- 金崎選手からのシュート性のボールに前田選手が合わせるが、1度は西川選手に止められる。再びボールを拾った前田選手が拾いゴールした場面
- 西川選手がオフサイドをアピールしたが主審と副審が協議した結果判定はそのままゴールとなった。
- 今回の議論のポイントは、この判定が正しかったのか?
平畠さんの見解
- ゴールでよいのではという見解
- カメラの角度によってどれくらい西川選手の邪魔をしているかはわからないが、ゴールでは良いのではと思うが、西川選手がアシスタントレフリーのところに行く気持ちもわかる。
原さんの見解
- 難しいけれどもゴールでよかったとの見解。
- 吉田選手もうまかったのは邪魔しないようにジャンプしている。西川選手も腰がついている。これが普通に足がついている状態であれば、邪魔だと思うが倒れているという事を考えるとゴールでよかったのではないかと思う
- ただ、西川選手がボールに関与しているということもわかる
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの方)の見解
- ニュースで見たときは、オンサイト得点であると思ったが、この番組のために色んな角度からの映像を見て分析に分析を重ねた結果、オフサイドと言わざるを得ないという見解
- いまでも揺れるところはあるが、吉田選手のポジションがゴールキーパーの目線より後ろであれば、影響を与えていないと思うが、よくよく映像を見ると真横に位置している。
- 真横に位置しているのでゴールキーパーの視野に入ってきている。
- 二人の間に何メートル開いているかを考えると1メートル無いぐらいの位置関係である。
- この2つを考えると影響を与えたと言わざるを得ない。ただ実際のフィールドにいた主審からはそこまで深く分析することはできないので、このような判定になるのもわかる。
- 今でも得点とも考えられるという気持ちもある。
事例2:2020 J2リーグ第10節 東京ヴェルディ 対 FC琉球の事例
- FC琉球の風間選手のクロスにFC琉球の上原選手と東京ヴェルディの高橋選手が競り合い2人とも倒れこむが、その際に高橋選手が上原選手を蹴っていた場面
- 主審と副審が協議した結果、イエローカードを提示して琉球にPKが与えらえた。
- この判定に東京ヴェルディ側が抗議しその結果、8分の中断となった。
- 今回の議論のポイントとして、1つ目は、クロスの競り合いの中で上原選手にファールがあったのか?
- 2つ目は、高橋選手のファールが報復行為で足の裏で蹴っているのであれば、レッドカードが妥当だったのではではないか?
- 3つ目は、ホイッスルが鳴った時にボールはキーパーの足元にあったがPKが妥当だったのか?
- 4つ目は、なぜ8分も中断となってしまったのか?
平畠さんの見解
【1つ目:上原選手にファールがあったのかの議論】
- 上原選手のプレーはファールかなぁ?と思う。普通のフットボールコンタクトという見解
【2つ目:高橋選手のプレーに対する議論】
- あまり見たくないシーン。レッドカードでも仕方がないとの見解
原さんの見解
【1つ目:上原選手にファールがあったのかの議論】
- 上原選手のプレーはファールではないとの見解
- 肘を振っているわけでは無いし、自然に振り上げた手だと思う。
【2つ目:高橋選手のプレーに対する議論】
- あれはやってはいけないプレー。しかも必要のないプレーだと思う
深野さん(FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの方)の見解
【1つ目:上原選手にファールがあったのかの議論】
- 上原選手のプレーはファールではないとの見解
- 手で押しているのではという意見もあると思うが、手が不自然ではないし競り合いに勝ったのかなというふうに思った。
【2つ目:高橋選手のプレーに対する議論】
- レッドカードの見解。乱暴な行為にあたる。
- この場合。ボールにプレーをしていなかったので、乱暴な行為に分類される。踏みつけるような行為なので、乱暴な行為だと思う。
- 主審から見えていなかったため、イエローカードになったと思われる。副審からも30メートルほど離れておりきちんと蹴ったところが見えていないかったと思われる。
- 踏みつけた行為がわかっていなかった。と思われる。
【3つ目:PKの判定に対する議論】
- ファールが起きた場所がどこかであるかという事
- プレーオンの状態ではあったが、このようなファールがボールと関係ないところであっても、それがペナルティエリア内であればPKになるということ。
【4つ目:なぜ8分間も中断したかに対する議論】
- まず、審判団が結果を確定するまでに時間を要した
- それは、主審から明確ではなかった、副審からのアドバイスによって判定を決めているが決めるものとしては、何をしたか、それによってどういうカードが必要か、再開方法があるが様子を見ていると1回でそれが話し合いきれなかったのかも知れない。
- 少しでも疑問があると審判団は次に進めないので、明確にしたのだとは思う。
まとめ
今回は、2020年8月11日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイの事象についてまとめてみました。
新しい観戦方式となり、DAZNで観戦していても試合中の選手たちの声や審判の声が聞こえるようになってきました。
審判によっては、選手と色々と会話をする方もいれば、そうでない方もいます。何が正しいという事はありませんが、選手とコミュニケーションを取っている審判の試合は、荒れるような試合は少ないように思います。
ただ、審判に色々言いたくなることは多々ありますが、事例2のような場面を見ると審判に対しても、もう少しリスペクトする必要があるとは感じました。
難しい判定になればなるほど、すべての方が納得する判定をすることは難しいと思います。そのような場合こそ、審判をリスペクトしその判定を信頼するほうが、サッカーを楽しく観戦できるような気がします。
答えは出ない難しい問題ではありますが、今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。