はじめに
2021年1月28日にJリーグから2021シーズンに伴うルールについて、以下内容の発表がありました。
発表内容
- 2021シーズン 公式試合の中止に関する対応について
- Jリーグ公式試合等における脳振盪による交代の試行について
- 2021シーズン 試合実施・大会ルールについて
2021シーズンを観戦するにあたり、内容として抑えておいたほうが良いと感じた内容が多かったので、今回まとめてみようと思います。
宜しければ参考にしてください。
2021シーズン 公式試合の中止に関する対応について
2021明治安田生命Jリーグ、2021JリーグYBCルヴァンカップ
- 中止となった試合の代替開催日やスタジアムが確保できない場合、当該試合は開催したものとみなし、中止原因により、以下の対応とする
- エントリー下限人数を満たせなかった場合(新型コロナウイルス感染症の影響を含む)は、チームの責に帰すべき事由があるものとみなす
- エントリー下限人数:トップチーム登録、第2種トップ可および特別指定選手合計13名以上(ゴールキーパーを必ず1名含む)をエントリーしなければならない
中止原因 | 試合の取り扱い |
双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、 不可抗力による中止(荒天など) |
0-0の引き分け |
一方のチームの責に帰すべき事由による中止 | 帰責性あるチームが0- 3で敗戦 |
双方のチームの責に帰すべき事由による中止 | 双方のチームが0-3で敗戦 |
<2021JリーグYBCルヴァンカップ決勝 が中止になり、代替開催日が設定できない場合>
- 双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止⇒優勝:両チーム、賞金:両チーム1億円
- 一方のチームの責めに帰すべき事由による中止⇒優勝:帰責性ないチーム、準優勝:帰責性あるチーム、賞金:優勝1億5千万円、準優勝5千万円
- 双方のチームの責めに帰すべき事由による中止⇒準優勝:両チーム、賞金:両チーム5千万円
FUJI XEROX SUPER CUP 2021
- 開催日(2021年2月20日(土))の3日前の正午までに、どちらかのチームのエントリー要件未充足などによる出場不可が確定した場合、2020明治安田生命J1リーグの順位上位チームが当該チームに代わって出場
- 開催日の3日前の正午以降にどちらかのチームの出場不可が確定した場合、開催中止
<中止となった場合の順位・賞金の取り扱い>
- 大会不成立とし両クラブへの賞金は支払わない
参考:お知らせURL
Jリーグ公式試合等における脳振盪による交代の試行について
Jリーグは、国際サッカー評議会(IFAB)より通達のあった「脳振盪による交代(再出場なし)の追加における試行」について、選手の安全の確保を最大化させることを目的に、育成年代も含むJリーグの公式試合すべて及びプレシーズンマッチにおいて導入することを決定いたしました。
「脳振盪による交代」導入大会
- FUJI XEROX SUPER CUP 2021
- 2021明治安田生命Jリーグ
- 2021JリーグYBCルヴァンカップ
- FUJI XEROX SUPER CUP 2021 NEXT GENERATION MATCH
- 2021Jエリートリーグ
- 2021Jユースリーグ
- 2021JリーグU-14
Jリーグが試行する「脳振盪による交代」について
<原則>
- 1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる
- 「脳振盪による交代」は、その前に何人の交代が行われているにかかわらず、行うことができる
- 氏名を届け出る交代要員の数が、交代の最大数と同じである競技会においては、既に交代で退いた競技者であっても「脳振盪による交代」に基づき、交代で競技者になることができる。
<交代の回数>
- 「脳振盪による交代」は、「通常の」交代の回数の制限とは別に取り扱われる。
- チームが「脳振盪による交代」を「通常の」交代に合わせて行った場合、1回の「通常の」交代としてカウントされる
参考:お知らせURL
2021シーズン 試合実施・大会ルールについて
対象となる大会(以下の大会)
- 2021明治安田生命Jリーグ
- 2021JリーグYBCルヴァンカップ
- FUJI XEROX SUPER CUP 2021
【交代人数】(2020シーズン同様)
- 2021シーズンもコロナ禍において選手への負担が大きく、試合日程も過密であることから、選手の怪我を防止するため以下のルールを適用する。
- 5名以内(交代回数はハーフタイムを除き3回まで)とする
【飲水タイム】
- 2021シーズンもコロナ禍において選手への負担は大きく、また感染予防のため飲水ボトルの共有を不可としており、選手が給水しづらい環境であることから、以下ルールを適用する。
- 原則、各試合においてWBGT値(湿球黒球温度)※によらず前半1回、後半1回の飲水タイムを設ける
- 両チーム合意の場合は飲水タイムを設けないことも可能とする(WBGT値が基準を超えない場合のみ)
- 2021年7月末までの実施とし、8月以降についてはその時点の状況に鑑み再検討する
- WBGT値:気温、湿度、日射・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数。JFA「熱中症対策ガイドライン」にて飲水タイムを行う際の基準が定められている。
対象となる大会:2021JリーグYBCルヴァンカップ
【U-21先発出場ルール】(2020シーズン同様)
- Jリーグ公式試合のエントリー下限人数(13名)を設けるため、継続して本ルールを適用しない。
- 「U-21先発出場ルール(2021年12月31日において満年齢21歳以下の日本国籍選手を1名以上先発に含める)」を、適用しない
参考:お知らせURL
まとめ
今回は、2021年1月28日にJリーグから2021シーズンに伴うルールについて発表のあった内容をまとめました。
公式試合の中止に関する対応については、正直、正当だとは思いますがかなり厳しいルールが適用されたように感じます。
ただ、今シーズンは、降格もありますのでやむを得ないとは感じていますので、すべてのチームにおいて上記ルールが適用されないことを願いたいと思います。
脳震盪ルールは選手の安全性を考えた良いルールだと思います。来シーズンも引き続き適用されると良いと思います。
試合実地・大会ルールで適用されたルールは、昨年同様のルールとなりました。特に選手交代については、色々な意見があると思います。
個人的には、柏レイソルでは、昨年怪我人が多かった事もあり、選手の負担を考えると本ルールの適用は良いように感じます。
2021シーズンも現状の社会情勢を考えると厳しい状況になると思われますが、無事全試合終えることを願いたいと思います。
これからも色々あると思いますが、Jリーグが継続して試合ができていることに感謝しつつ、引き続き柏レイソルを応援していきたいと思います。