はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は、先週発売されたキングダム66巻を購入しました。最新巻が発売されるたびに電子書籍で購入しています。
もともと三国志などの歴史ものが好きなこともありますが、一番下から上がって行くストーリーがなんとなく現実に近く共感できるところがあったので、いつの間にかはまってしまいました。
一部例外はあるものの、大体は一番下からスタートするものだと思います。柏レイソルの選手達も最初からトップチームの選手では無いところからのスタートだと思います。と無理やり話をつなげてみた今日この頃です。
皆さんはどのような1日でしたでしょうか?良い1日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年9月13日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#25で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第29節の中から、3事例が紹介されています。
3事例目では、浦和 対 柏レイソル戦で北爪選手のプレーがPK判定となった内容が紹介されていますので、参考にしていただければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで今野泰幸選手が出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#25の事例
- 2022 J1リーグ 第29節 横浜FM 対 福岡 6分の事例
- 2022 J1リーグ 第29節 清水 対 湘南 52分の事例
- 2022 J1リーグ 第29節 浦和 対 柏 83分の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第29節 横浜FM 対 福岡 6分の事例
- エウベル選手から西村選手へリターンを受けエウベル選手が中に入れるがつながらずクリア。
- クリアしたところで西村選手が倒れてたままだったため、主審が試合を止めた。
- リプレイで見ると奈良選手が西村選手の足首あたりを踏んでおり非常に危険なプレイに見えたが、VARの介入も無くノーファウルの判定となった。
- この判定が妥当だったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- ノーマルスピードの場合、分からないくらいの感じでした。
- スローを見てしまうとやっぱり、相当痛かっただろうなという危険なプレイに見えたし、西村選手からボールがだいぶ離れたので、危険というか必要ないかなと思った。
- レッドが出てもおかしくないくらいのイエローだと思った。
【Twitterの意見】
- 明らかに足裏が西村選手の足首に入っています。レッドカードでもおかしくないシーン。なぜVARの介入やOFRが行われなかったのか、どういうやり取りがあったのか知りたいです。
今野泰幸選手の見解
【このシーンについて】
- 流れだけ見ていると正直、分からないなというところはあるけれども、スローで見ると明らかに足首に行っているし、奈良選手の全体重が足首にのっているので、VARがあるのであれば、レッドカードがでてもおかしくないと思った。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 皆さんは、こういう事象があるとわかってて見ているので、非常にインパクトが変わるという話が一つある。
- 二つ目は、流れの中で妥当とか適切な判断が出来なかったかなと思う。
- 結論としては、80%をボーダーラインとするのであれば、レッドカードだと思う。
- FIFAも良く言うけれども、ここにボーダーラインってどういう事があるのというところで、例えば、「強いダメージ」、「安全に配慮していない」そういうところがボーダーだよねというのがある。
- 恐らく、Jリーグの中で、ボーダーとなる事象とか状況がもしかしたら少し共有しきれていないために、どうしようかなというところがあると思う。
- これは、世界の考え方からしてもボーダーラインとなるレッドカードだと思うし、今シーズン、日本サッカー協会審判委員会が選手の安全にしっかり配慮していくとシーズンの冒頭にメッセージを出している。
- こういうことを考えるとこれがボーダーにならないのは、レフリー側に落ち度があると言われても仕方が無いと思う。
- ただし、レフリーの話で行くと、エウベル選手がワンツーで行くのかなど、マリノス側としてはいくつかオプションがある。
- そういう中で、西村選手がはたいた後、奈良選手がチャレンジに行く。その瞬間、ワンツーなので、オフサイドラインぎりぎりのマリノスの選手に出るのか、西村選手が外に行くのか等、判断していく。
- はたいた瞬間に当たるけれども、はたいた後なので、次の状況を見ている。視野をフォーカスしたものから広げている最中なので、どうしてみ認識がぼけてしまう。
- ピントがぼけた瞬間のコンタクトなので、はっきりと見えていない。アプローチまでの距離が3mぐらいなので、それほどすごい勢いで西村選手にチャレンジしたようには感じない。(インパクトの強度をあんまり感じない。)
- スローとかアップで見てみたら、全体重が載っていて、足首の少し上に載っていて見れば少し鳥肌が立つような状況になっているので、レッドカードのボーダーになるようなものだと思う。
4名のいえぽんボード図
事例2:J1リーグ 第29節 清水 対 湘南 52分の事例
- 乾選手からピカチュウ選手に渡り、ペナルティエリア内に侵入。
- 杉岡選手のディフェンスにあい、ピカチュウ選手が倒れるが、主審の笛は鳴らず。
- リプレイで見ると、杉岡選手のタックルはボールには届いておらず、ピカチュウ選手を倒しているように見える。
- VARの介入も無くノーファウルのままとなったが、判定は妥当だったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- PKは難しい、ファウルは無いと思います。
- 足が掛かったから倒れた様に見えるけれども、倒れたときに足が掛かったように見えた。
- ノーマルスピードだと足が掛かったように見えるけれども、ピカチュウ選手が前傾姿勢で倒れそうなところに足が掛かったように見えたので、PKを取るのは難しいと思っている。
【Twitterの意見】
- 杉岡選手がピカチュウ選手を倒しましたが、杉岡選手の足はピカチュウ選手の足にあたったように見えました。PKじゃない理由が知りたいです。
今野泰幸選手の見解
【このシーンについて】
- 僕は、PKだと思う。
- 杉岡選手はボールにアタックしたかった。予想以上にピカチュウ選手が早かったので、ピカチュウ選手がちょんと自分でかわしている。
- そこに足が入っちゃっているから、ボールは外に逃げているけれども、タイミング的には引っ掛かっちゃっているので、PKだなと思います。
- PK、イエローカード。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- ずるい言い方させてください。
- この2アングルだけでは、結論を導き出せないというのが正直なところ。
- 決定的な証拠が無いので、どちらとも言えるからどちらかと言えば、FK
- レフリーは、中央ぐらいから斜めに見ている。そうするとタックルに行った杉岡選手とかコンタクトとかボールとかがかぶってしまって、コンタクトの状況を見れていない。
- 真横にいる副審は、ボールに当たっていな事はわかっているけれども、コンタクトのタイミングは良くわかっていない。
- 現場の主審と副審の判断の精度が低い。恐らく自信のない判断になってしまったと思っている。
- そういう事からしてVARはどうなのかというと、ピカチュウ選手がボールをそらしてやや体が沈む。左足をIntiate(イニシエイト)しているようにみえなくもない。
- こうなった時にはっきりとした明白な間違いなのかという議論になるが、この映像からすると踏み込むことが出来ないので、現場判断をフォローした
- ゴール裏からのアングルと、副審側からのアングルがあれば、その辺の前後関係がわかるけれども、残念ながらそこのアングルが無いので、何とも言えない。
- 印象としては、PKを取られても仕方が無い、なぜなら、ボールまで行っていなく、不用意なタイミングのタックルであるから
- VARが入らなかったのは、ダウトのところを感じてしまう映像なので介入できなかったと思っている。
4名のいえぽんボード図
事例3:J1リーグ 第29節 浦和 対 柏 83分の事例
- ロングボールのクリアを拾った関根選手がペナルティエリアでドリブルで仕掛けて折り返すと北爪選手の腕に当たり、ここでホイッスル。
- 主審は、北爪選手のハンドをとりPKを与えるが柏の選手が抗議。
- リプレイで見ると北爪選手の腕には当たっているが、スライディングした際の支え手であればハンドの反則にならないのではという声も上がっている。
- ハンドでPKの判定はだとうだったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 北爪選手のスライディングは左手を突かないと出来ないと思う。
- 北爪選手はもう少しゴール方向にくるボールを阻止したいという事で足を延ばしていると思うけれども、まさかの支え手の方に来たという事だと思う。
- となるとハンドじゃないんじゃないのと思う。
- ルール的なところでいうとハンドじゃないじゃないかなと思う。
【Twitterの意見】
- 浦和対柏のPKのシーン あれは支え手ではないのですか?地面についてますし、手も横では無いと思いますが。今一度教えて頂きたい。
今野泰幸選手の見解
【このシーンについて】
- 最近、ハンドのルールが変わりすぎじゃないですか
- 選手がついていけていない。正直
- これで柏の選手が文句を言っているが、良くルールを知っているなと
- ルールを知っているからこそ文句を言っていると思うけれども僕は、何も言えない。
- 笛を吹かれたのでPKだってなっていると思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- めちゃくちゃ難しい。
- 基本的な考え方は佐藤さんをフォローできる。どちらかと言えばフリーキックになると思う。
- 競技規則からは支え手という文言は消えている。概念は生きているので正当だという範疇ではある。
- 佐藤さんからのアングルからすると当たって、手が伸びているように認識してしまう。
- 結果的に大きくなっている。それが正当とは言えない。という判断は十分に理解出来る。
- どちらとも言えるというのが基本にあるので、流れでいくとどちらかと言えばハンドになってしまうという判断は理解できるし僕もそう思う。
4名のいえぽんボード図
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#25の内容についてまとめてみました。
事例3の試合はDAZNで見ていました。ハンドは厳しいなと思いつつも、佐藤主審が迷いなく判定を下していたこともあり、ハンドやむなしとも感じていました。
解説の中で競技規則では、支え手の概念は残っているが記載は無くなったようです。今野選手も言っていましたが、ハンドの反則は難しいのは変わらずですが、何とか認識をアップデートしていきたいと思います。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
本日の用語
Initiate(イニシエイト)
- 自ら接触を起こし、ファウルを誘発させるような行為。あるいは、接触が起きる原因を意図的に作る行為
第12条 ボールを手や腕で扱う
- 手や腕で体を不自然に大きくして、手や腕でボールに触れる。
- 手や腕の位置が、その状況における競技者の体の動きによるものではなく
- また、競技者の体の動きから正当ではないと判断された場合、競技者は不自然に身体を大きくしたとみなされる。
- 競技者の手や腕がそのような位置にあったならば、手や腕にボールが当たりハンドの反則で罰せられるリスクがある。