はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
本日は柏レイソルのお知らせがあったので2つめの記事になります。本日のあいさつは、こちらのお知らせを見ていただければと思います。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年5月17日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#11で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第13節、J2リーグ第16節の中から、合計4事例紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
 - 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
 - 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
 - 今回はスペシャルゲストで山本昌邦さんが出演
 
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#11の事例
- 2022 J1リーグ 第13節 鹿島 対 札幌の事例
 - 2022 J1リーグ 第13節 浦和 対 広島の事例
 - 2022 J1リーグ 第13節 川崎F 対 福岡の事例
 - 2022 J2リーグ 第16節 千葉 対 秋田の事例
 
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第13節 鹿島 対 札幌の事例
- 鹿島のチャンスシーン。前線へのスルーパスに反応したカイキ選手が菅野選手が接触。
 - 主審は菅野選手のファールを取り鹿島にPKを与え、菅野選手にイエローカードを提示
 - リプレーでみるとカイキ選手は菅野選手に対して自分からぶつかっているようにも見える。
 - また、PKを鈴木選手がゴール中央へ蹴るが菅野選手がセーブ。
 - ここでVARが介入。リプレーで見ると鈴木選手が蹴る前に札幌の複数の選手がペナルティエリアの中に入っていた。
 - PKは蹴り直しとなり、鈴木選手がゴールを決めたが一連の判定は妥当だったのか
 - このシーンについて議論
 
平畠さんの見解
【PKを取るべきだったか】
- PKになっても仕方が無いシーンだなとは思った。
 - カイキ選手があたりに行ったようには見えない。あの流れの場合、ああいう形になってしまうかなと思う。
 - カメラの位置によっては、エリアの中か外かは微妙な気がした。
 - ただ、イエローでPKはだとうな気がした。
 
【PKをやり直すべきだったか】
- 菅野選手は蹴るまで片足はライン上に残っていたので、そこは問題なかったと思う。
 - フィールドプレイヤーが蹴る前にペナルティエリア内に入ったことによるやり直しだと理解しているけれども、厳密に取り出したらきりがないんじゃないかなと思う。
 
【Twitterの意見】
- 蹴る前に札幌の選手がPAに侵入してその後クリアに関与しているので、厳密にルールを適用するとPKはやり直しなのでしょうが、どこまで厳密にルールを適用するべきなのでしょうか
 
山本昌邦さんの見解
【PKを取るべきだったか】
- 判定は妥当かなと思うけれども、中であったか外であったかはギリギリのところで、GKが出てくるので身構えた感じがあたりに行っているように見えなくもない。
 - 自分を守るという場合、こういう形になるのかなと思うので、妥当な判定だと思う。
 
【PKをやり直すべきだったか】
- 札幌の選手が早く入りたい気持ちはわかる。厳密にいえばファールでこのシーンをきっかけに指導者目線で言うと、特に気を付けるという事で整理されると全体的に良くなっていくと思う。
 - 判定は間違いではないし、正しい判定なので、リーグ全体で後半のシビアなところで絶対起きてくるので、これを基準に修正していけばよいと思う。
 
深野さん(元国際審判員)の見解
【PKを取るべきだったか】
- 菅野選手によるファールだと思った。
 - ファールはギリギリのライン上で行われて、という事はPKになる。
 - 懲戒罰の方は、DOGSOだと判断した。
 - ファールした瞬間止めると、ゴールががら空きの状況。
 - 右にトラップをしたとしてもシュートは打てるというふうに思った。
 - 主審はそういうふうに判断をして、DOGSO、ボールにプレーした。1段下がってイエローカードという判断だったと思う。
 
【PKをやり直すべきだったか】
- この判定自体は正しい判定であったと思う。
 - 早く中に入ることは良いことは一つもない。
 - 必ず蹴ってから入るという事がディフェンスもオフェンスも大事になる。
 - GKも蹴られる前に前に出ることで良いことは一つもないので、蹴ってから入ることを推奨する。
 - VARとしては、ボールに関与した選手が入っているかを見る。
 
参考)ペナルティキックの結果
| 項目 | ゴール | ノーゴール | 
| 攻撃側競技者による侵入 | ペナルティキックを 再び行う  | 
間接フリーキック | 
| 守備側競技者による侵入 | ゴール | ペナルティキックを 再び行う  | 
| 攻撃側競技者及び 守備側競技者による侵入  | 
ペナルティキックを 再び行う  | 
ペナルティキックを 再び行う  | 
| ゴールキーパーによる反則 | ゴール | 【セーブされない】 ペナルティーキックは 再び行われない 【セーブされる】 ペナルティキックを 再び行い、キーパーに注意  | 
| ゴールキーパーおよび キッカーが同時に反則  | 
間接フリーキック+ キッカーに警告  | 
間接フリーキック+ キッカーに警告  | 
| ボールが後方にけられた | 間接フリーキック | 間接フリーキック | 
| 不正なフェイント | 間接フリーキック+ キッカーに警告  | 
間接フリーキック+ キッカーに警告  | 
| 特定されていないキッカー | 間接フリーキック+ 特定されていない キッカーに警告  | 
間接フリーキック+ 特定されていない キッカーに警告  | 
事例2:J1リーグ 第13節 浦和 対 広島の事例
- 浦和のフリーキックの場面。
 - 馬渡選手が早いボールをゴール前に送るとボールはそのままゴールへすいこまれ浦和の得点になった。
 - このゴールに対してVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行う事に。
 - リプレーで見ると馬渡選手がボールを蹴った瞬間、岩波選手がオフサイドラインを出ていた。
 - 岩波選手はボールに触れていなかったが、主審が確認した結果、オフサイドに判定を変更。
 - ゴールを取り消したが半島は妥当だったのか議論
 
平畠さんの見解
【GKに影響を与えたか】
- 印象というか感覚的にいうと、なんのインパクトも与えていないと思ってしまう感覚はあるけれども、ああいう起動できて、攻撃の選手がいるとゴールキーパーは、両方に対応しなければならない
 - 前の選手がさわるかもしれいことを考えるとオフサイドになるんでしょうねという気はする。
 
【Twitterの意見】
- 浦和のゴールがVARで取り消された件、岩波選手がオフサイドポジションなのはわかるけど、あれで関与したとみなされるんですかね?ジャッジリプレイで取り上げられる度にいつも思うけど、どこまでが関与になるのかいまだにわかりません。
 
山本昌邦さんの見解
【GKに影響を与えたか】
- 現場で見ていて、何の問題もなくゴールだよなとは思ったけれども、VARが入って、オフサイド?ほとんどプレーに関係なかったなというところ
 - あとで映像を見てみて、相手をブロックしてプレーに関与しているという見方もあるのかなと思った。
 - 確かに、影響を与えているという事でボールに行けていないという事で、判定としてはよくよくみると妥当であるとは後で感じた
 
深野さん(元国際審判員)の見解
【GKに影響を与えたか】
- オフサイドの反則だったと前提として思う。
 - 誰に影響を与えたか、2パターンあると思うが、明らかなのはディフェンスに対してだと思う。
 - 若干、ブロッキングとまでは行かないが、DFに触れているので、DFに対して影響があったのは明らか。
 - ゴールキーパーに関しては、微妙だなと思った。
 - オンフィールドレビューをしたのは、影響具合を見なければいけないので、きちんと見て主審が判断したのは良い手続きだったと思う。
 
事例3:J1リーグ 第13節 川崎F 対 福岡の事例
- 川崎のコーナーキックの場面。
 - 脇坂選手が蹴ったボールに車屋選手がヘディングシュート。これがゴールネットを揺らして川崎の得点となった。
 - この場面で前選手が顔を抑えて倒れていた。
 - リプレーで見るとゴール前でのポジション争い時に谷口選手の右手が前選手の顔に入っていた。
 - 結局VARの介入も無くゴールのままとなったが、判定は妥当だったのか
 - このシーンについて議論
 
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- ああいうポジション争いはボックス内ではあると思う。
 - そういうことを考えるとこの判定、ゴールになったというのは別に良いかなと思うけれども、顔って結構いたいので、そういう意味では前選手にとっては厳しい判定だなという気もする。
 - ただ、顔に入ったからファールと言われたらそこまでだが、こういうのを厳密に取り出したら、コーナーキックで相手に触れないようにとしなければならなくなるので、結果的にはこの判定でよかったと思う。
 
【Twitterの意見】
- 川崎Fの2点目、谷口選手と前選手の接触がファウルでゴール取り消しになることを覚悟しました。。。意図的ではなかった、ボールから遠かった、あたりがノーファールの理由でしょうか??フロサポとしては助かりましたが、少しモヤッとはしてます。
 
山本昌邦さんの見解
【このシーンについて】
- 前選手のほうは、実際に当たっているので、当然痛いのはよくわかる。
 - その前の動きのところで、ポジション争いがあるので、ちょっと相手を押している感じがあって、谷口選手が押されるので体のバランスを崩れるので腕が上がってしまって、顔に当たってしまったという見方も出来なくはない
 - 得点は、妥当だと思う。
 
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 正直いろんな事を言われる覚悟で言うのであれば、どっちもあると思った。
 - 結論は出ていない。
 - こういう接触は普段ある事で、たまたま手に当たって、これまですでにたくさんのコーナーキックが行われていてポジション争いをしていて、似たようなシーンが結構あったと思う。
 - 当然マッチアップする選手はいつもと同じ選手の場合が多くて、前選手は谷口選手の方ばかりを見ていてボールを見ていない。
 - 谷口選手を抑えようとしていて、谷口選手はそれを振り切って、ただ右手が何故かああいう動作になって顔に当たってしまったという事。
 - ファールとせず、やり過ごすという事を私がレフリーであればやっていたかもしれないが、VARもあるし主審は全然見えていないので、VARがファールだと思えば、オンフィールドをしても良かったとは思う。
 - ただ、VARはオンフィールドをする必要が無いという判断をしたんだと思うので、こういう結果になったのだと思う。
 - VARも判断して主審にいうので、すべてのものを全部出すという事では無い
 
事例4:J2リーグ 第16節 千葉 対 秋田の事例
- 高橋選手がボールを拾いに行ったところで、武選手がファール。
 - 主審は、武選手にイエローカードを提示。
 - リプレーで見ると武選手の足の裏が、高橋選手の頭に接触しており非常に危険なプレーだった。
 - 結局、高橋選手は負傷交代を余儀なくされたが、武選手へのイエローカードの判定は妥当だったのか
 - このシーンについて議論
 
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- レッドにちかいイエローという感じ。レッドカードがでても仕方がない
 - 武選手がああいう形でいったらどうなるかある程度予見できたと思う。
 - 相当危ないチャージの仕方であると思う、前半から接触の多い試合だったのでそういう試合だったからこそ選手も気を付けて欲しいなという感じはした
 
【Twitterの意見】
- 武選手のぷれーは個人的にはレッドカードの可能性の方が高いプレーのように感じました。結果的に高橋選手の頭を巻き込むような形で倒れてしまったことも含め、レッドカードに値するほどの危険なプレーだったのではないかと思います。
 
山本昌邦さんの見解
【この判定について】
- かなり危険なプレーにはなっている、相手が来るのも見えていたと思うけれども加速して入れ替わろうとしていたが、86分で判断力も鈍っていてそのまま行ってしまったプレーだったと思う。
 - かなりレッドカードに近いプレーだったと思う。映像で見ていたらそうなってもおかしくないプレーだったと思う。
 
深野さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- オレンジだと思ったので、イエローカード
 - ボールにプレーしようとした、ただ配慮が無い、足の裏を向けた。一番のポイントは、ポイントオブコンタクトで、ボールにプレーして相手の頭にもちょっと接触がある。
 - 相手の頭を蹴りには行っていない、接触はあるけれどもかするくらいだったので、かするくらいでよかったとは思ったが、昌邦さんの解説を聞いて、
 - 確かに全然足を引いていない、両足でジャンプしているので、コントロールが効かない、そう考えるともっと危険であると思ってきたので、レッドカードが出てもサポートする。
 - ただ、初見としてはオレンジ、イエローカードでした。
 
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#11の内容についてまとめてみました。
ペナルティキックの結果によるマトリックスがしっかりまとめられていたので、今後参考にしたいとは思いますが、覚えきれないですね。
本ブログでもまとめていますので、参考にして頂ければと思います。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
																			
																			
																			
																			
											
							
							
							
															
							
							
							
															
							
							
							
															
										
					
