はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は日曜日です。
そろそろ週末も終了となり、どうしても仕事を意識し始める時間帯になりました。
このまま休日を過ごしたいところですが、そうもいかないので、気持ちを切り替えるかと思う今日この頃です。
皆さんはどのような1日でしたでしょうか?良い1日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年7月5日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#16で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第19節の中から、合計4事例紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで佐藤勇人さんが出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#16の事例
- 2022 J1リーグ 第19節 京都 対 札幌の事例
- 2022 J1リーグ 第19節 FC東京 対 福岡の事例
- 2022 J1リーグ 第19節 C大阪 対 川崎の事例
- 2022 J1リーグ 第19節 G大阪 対 浦和の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第19節 京都 対 札幌の事例
- 京都のカウンターの場面。
- 白井選手からピーターウタカ選手が菅野選手のDFにあうが強引にシュートを放つとここで主審のホイッスル。
- 主審は菅野選手のファールを取り、菅野選手のプレーをDOGSOと判定しレッドカードを提示
- DOGSOの判断は正しかったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 最初の一発目の映像を見た中のでの印象としては、レッドカードは厳しいなと思った。
- ただ、結局、菅野選手のプレーがフィールドプレイヤーのプレーであればDOGSOにはなっていないと思うので、キーパーがそのプレーでかかわったという事が重要な事なんだろうなと思った。
【Twitterの意見】
- 菅野選手退場のシーン。第一に本当に要件を満たしたのか。そして第二に、該当のファウルにアドバンテージの適用があったように思いますが、最終的にシュートを打った。つまり攻撃が完了したことから一段下がってイエローとすべきなのではないでしょうか?
佐藤勇人さんの見解
【このシーンについて】
- 自分はレッドだと。
- このシーンだけではなく、この前のシーンから続いていると思う。
- 上福元選手が高い位置でボールを奪ったので、心理的により前でボールを奪いいに行くというのが働いたと思う。
- それによって判断ミスを本人が感じたことにより慌てて手が出てしまったと思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 競技規則の文言で切り取っていくと、赤は理解できる。
- ただ、一連の全体の流れとか football understanding の話でいうとレッドカードが妥当なのかというと個人的な考えでいうと厳しいんじゃないかなと思う。
- 距離はちょっと遠い。(75%ぐらい)
- 方向は、最初背中から受けてターンをして前を向いているので、割と高い位置にある。(95%ぐらい)
- ボールをコントロールできている可能性は、足元にボールがあるので十分コントロールできている。(ほぼ100%)
- 位置は、反則があったタイミングでは、ディフェンスが2枚、アタックもできるしゴールカバーを出来る位置にいるので、少し下がる。(80%ぐらい)
- 人数も2枚いるので少し下がる。(80%ぐらい)
- ポイントはいくつかある。ゴールキーパーは手が使える。その選手が手が使えない状況になっているという事は、手を使ってゴールを守れる選手がいない
- ファールがいつ、どういうファールがあったのかその状況ではっきりとクリアな得点機会の阻止の状況と言えるのかが論点だと思う。
- このぐらいの状況で反則になるのか、背中を触り両手で腰のあたりを抑えに行く、ウタカ選手の右手が出たタイミングで反則が完了しているタイミング。
- この状況で決定的な得点機会が奪われているのか、奪われていないのかを議論したほうがいいと思うが、そうすると2枚が戻っているがシュートコースは空いている。
- その方向に手が使えるゴールキーパーはいません。あとは、シュート体制を考えたときに、主審がレッドカードの判定をしたのは十分理解できる。
- とはいえ、厳密性がフットボールにどれだけ重要なのか、大事とはいえ、すべてがすべてフリーキックになるのか、PKになるのか
- 事実とfootballのトータルで見たときに、明らかにレッドカードになるのかというと、厳しいと感じてしまう。
【アドバンテージの適用について】
- この場面では、アドバンテージを採用していない。
- 審判が判断をしている最中なので、アドバンテージを決断するひとつ前の段階
4名のいえぽんボード図
事例2:J1リーグ 第19節 FC東京 対 福岡の事例
- 山岸選手がヘディングしたボールをキープしようとしたファンマ選手が倒れたところでホイッスル。
- 木本選手のファールを福岡にPKを与えた。
- リプレーで見ると木本選手に足がファンマ選手の左足にかかっているように見えるが、ファンマ選手が自ら倒れに行っているようにも見える。
- VARチェックが行われたが結局判定は変わらず、PKのままとなった。
- ファールの判定は妥当だったのか、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 微妙な感じはするけれども、PKになるんでしょうねという感じ。
【Twitterの意見】
- 木本選手のファンマ選手に対するPKのファウルは木本選手の足はボールに触れているように見えるけど、その前にファンマ選手の足に当たってるという事かな?こういうのは試合終わった後でもいいから、どう判断したか教えてほしい。
佐藤勇人さんの見解
【このシーンについて】
- 結構際どいけれども、自分はPKないかなと
- そもそもそんなに当たっている感じがしない。
- でもPKないんじゃないかなと思います。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- ノーファール。プラスVAR入って欲しかった。というのが意見。
- ボールに触れたかどうかは確実に触れている。
- コンタクトがあったとすれば、そのコンタクトがファールと言える十分な力と言えるのかというと、通常のfootball contactの類の力、タイミングも
- アタッカーからするとプレーしようとしている体の動きなのかを考えたときに、ボールに木本選手が触れる前からファンマ選手は、左足から崩している。
- 右足も前に行こうとするのではなく、両足揃えながら倒れていく。
- レフリーのポジションからは、ボールの方に集中してしまうとレフリーのポジションからは串刺しなので、わかりにくい。
- VARがチェックコンプリートするまで3分ぐらいかかっている。それぐらいVARも悩まれていたと思う。
- 誤認識している可能性があるという話と、その映像がいくつかあるので、最終的にレフリーにオリジナルディシジョンと映像がどうなのかを判断させるのでも良かったのでは
事例3:J1リーグ 第19節 C大阪 対 川崎の事例
- C大阪が攻め込む場面。舟木選手がクロスを入れブルーノ メンデスがヘディングは車屋選手にあたりコーナーキックに。
- ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行う事に。
- ブルーノ メンデス選手のヘディングシュートが車屋選手の左腕に当たっていた。
- 主審は映像を確認した上てノーハンドと判定。
- 判定は変わらずコーナーキックで再開としたが、判定は妥当だったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- ここでハンドの判定についてたくさん話してきた中でいうと、シュートのバリアになっているかなという印象と、自然か不自然か議論を良くしているけれども、ちょっと自然か感じでは無いかなという印象があるので、ハンド取られてもしょうがないかなとちょっと思う。
【Twitterの意見】
- ブルーノメンデス選手のヘディングシュートがVARで明らかに伸ばした手に当たっているように見えましたが、何故ハンドの判断にならなかったのでしょうか
佐藤勇人さんの見解
【このシーンについて】
- ヘディングするときには手も使うが、このシーンに関しては、体から離れて腕が伸びているので、ハンドを取られても仕方が無いのかなと思う。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- PKでしょうね。残念ですけれども
- ボールが腕の方に向かって行くのをどう見るかという話と、競技規則に手や腕を不自然に大きくしてという文言があると思う。
- 不自然に大きくしているというのは、「その状況における競技者の体の動きによるものではなく、競技者の体の動きから正当では無いと判断された場合。」
- 縦アングルの映像を見たときには、腕をFWの選手に伸ばしているだけ、距離も近く、まわりの選手も特に反応がなくコーナーをアピールしている。
- そもそもハンドの反則があったのは現場では認識していない。
- ただし、横アングルから見たときに、手の体の持って行き方とか手の動きの一連の動きを考えたときには、VARは、レフリーに映像の確認をすすめた。
- 恐らくゴール裏からの映像は、荒木主審が要求したと思ってて、バリア的な話。
- ヘディングシュートに対して、少しでも体から出ていたらシュートブロックになるので、100%ハンド。
- 体の中で収まっている状況であれば、手が無くても体に当たる可能性が高い。
- フリーキックで顔を守るときの手と今回の手が同じ範疇に入ると荒木主審は判断されたのだと思う。
- 相対的に判断した時に、明らかに不自然な手の動きとは判断できないと荒木主審は現場と映像を見た最終的な結論だったのだと推測できる。
事例4:J1リーグ 第19節 G大阪 対 浦和の事例
- ボールをキャッチした東口選手が、近くにきた松尾選手を倒してイエローカードが提示された場面。
- この後、浦和ボールで再開では無く、ガンバボールでの再開となった。
- 東口選手のファールなのであれば、逆なのではとの意見が寄せられている。
- このルールの解釈について確認
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 時系列で見ていったほうがいい。
- まず、東口選手がボールを保持している。
- リリースしようとしているところに、松尾選手が近づいていってコンタクトがあった。
- フリーキックに該当する行為を浦和レッズがした。
- フリーキックが基本的には成立している。
- このまま何もなければ流すところを東口選手が松尾選手に不要なことをした。
- これをどう見るか
- フリーキックにするか、イエローカードにするか、レッドカードにするか
- イエローカードにする必要があるとゲームを止めてカードを出した。
- 最初にフリーキックに値する行為をしたのは浦和レッズなので、ガンバボールでリスタートとした。
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#16の内容についてまとめてみました。
今回のジャッジリプレイは、現場審判の判断と解説の家本さんの意見が分かれる回になりましたが、それだけ難しい判定だったという事でしょうか
先週から話が上がっていますが、 football understanding をどう考えるかも議論になって来ています。
番組を通じて、サポーターもルールを少し理解してきたこともあり、ルールを厳密にする事だけではなく、サッカーをどう楽しむのかという football understandingを議論する状況になってきたのかもしれませんね。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。