はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
今日は、J2第40節が行われていましたね。
先日のニュースでは、新潟がJ1昇格を決めたようですが、2位の横浜FCの昇格決定は次節に持ち越しとなったようですね。
10月16日(日)には、天皇杯決勝も開催されますので、次回のJ1リーグは10月29日と少し間が空きますので、少し寂しさを感じる今日この頃です。
皆さんはどのような1日でしたでしょうか?良い1日を過ごせていれば幸いです。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年10月4日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#27で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第31節、J2リーグ第39節の中から、5事例が紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今回はスペシャルゲストで坪井慶介さんが出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#27の事例
- 2022 J1リーグ 第31節 G大阪 対 柏 44分の事例
- 2022 J1リーグ 第31節 札幌 対 川崎F 37分の事例
- 2022 J1リーグ 第31節 札幌 対 川崎F 98分の事例
- 2022 J1リーグ 第31節 C大阪 対 湘南 44分の事例
- 2022 J2リーグ 第37節 琉球 対 横浜FC 35分の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第31節 G大阪 対 柏 44分の事例
- ガンバのコーナーキックの場面。宇佐美選手のキックをファーサイドにいた食野選手がトラップ。
- 左に持ち出しシュートを打ちゴールに決まるが、主審がハンドのジェスチャーを行いVARと交信
- リプレイで見ると食野選手が右足のももでトラップした後にボールが右腕に当たっているようにも見える。
- 結局VARチェックが行われたうえで、ハンドとジャッジ。得点は認められなかったが判定は妥当だったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 僕は正直ハンドでは無いという感じがするんですけどね。
- 確かにハンドと言われればそうかもしれないけれども、探しに行く感じ
- 手に当たっているんじゃないかと見るからと思うけれども、当たっていないんじゃないかなと
- 胸あたりじゃないかと、明らかに手に当たっているとは言い難いのでハンドではないんじゃないかなと思います。
【Twitterの意見】
- 食野選手のゴールがハンドで取り消されたシーンで、確かに不自然に両手が出ていますが直接当たったかは微妙で厳しい判定に感じました。
坪井慶介さんの見解
【このシーンについて】
- 僕も何度も巻き戻して見たんですけれども、微妙かなと
- ちょっとこの後のシーンなので、何とも言えないけれども、食野選手が抜かれたときにそんなに不服そうな顔押していなかったので、それを見ると当たっていたのかなと
- 食野選手の反応を見てハンドだったたんだなと思った。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- レフリーのポジションの話で言うとボールがどのあたりというのは認識していると思う。
- 仮に手にボールが当たったと認識しているのであれば、ボールがゴールに入る前に笛が口の方向に動く。
- 吹かずにボールがゴールに入ります。その後も笛を吹かない。右手がハーフウェイライン方向に動くので、通常レフリーは得点を認めるシグナルになる。
- 一連の流れを見たときに、主審はハンドの反則というよりは、得点を認めた認識の方ががあるのではと映像を見て思った。
- 恐らく、現場ではハンドの反則があると認識をしたのだと思う。なぜなら、得点と認めるのであれば、キックオフの準備をする。
- そうでは無くて、ハンドのジェスチャーをしながら、ハンドがあったであろうポイントに歩いていく。
- 現場では、最終的にはボールが手に当たったと判断したのだろうなとVARになげて、ハンドでは無いというハッキリとした明白な事実があるのであれば、教えてというような、ストーリーになっていると個人的には推測します。
- 現場のoriginal decisionがハンドの反則だった、VARがフォローした
- ハンドの反則であったならば、ボールが入った時に笛を吹くなどがあると思う。それが無く得点を認めるようなシグナルが出てくる。
- 笛と右手のシグナルは何だったのと誤解を与えるような、より納得が出来るような笛、ジェスチャーがなかったので混乱を生ませてしまったと個人的には思う。
【偶発的に当たったとして直後のプレーになるか?】
- これは直後のプレーになる。
- 本人に当たってそのままトラップしてシュートになるので直後と十分言えるという事象。
事例2:J1リーグ 第31節 札幌 対 川崎F 37分の事例
- 青木選手が持ち込みルーカスフェルナンデス選手へ、ガブリエル シャビエル選手へパスを出すとガブリエル シャビエル選手がダイレクトでシュート
- これがゴール左に決まると主審のホイッスル。
- 副審の旗が上がっておりオフサイドとなる。
- リプレイで見るとシャビエル選手がシュートをした瞬間、青木選手がオフサイドポジションにいた。
- シュートの瞬間もゴールキーパーのチョン ソンリョン選手は確認できているように見え、オフサイドポジションにいた青木選手は、 チョン ソンリョン選手に影響を与えていないように感じる。
- この判断は妥当だったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 僕は現地に行っていた。この試合はめちゃめちゃ面白かった。
- 試合後ミシャ監督とあって、お前来週の月曜日忙しいなという話もした。
- ポジション的にはオフサイドポジションだと思うけれども、影響を与えたかどうかは映像を見ると取られても仕方が無いかなと個人的には思う。
【Twitterの意見】
- コンサ、川崎戦はすごく白熱して感動的な試合だったのですが、前半37分の青木選手のオフサイドシーンはGKに影響あったのか分からなかったです。青木選手の華麗な回避も見て欲しいので、是非取り上げて欲しいです。
坪井慶介さんの見解
【このシーンについて】
- 僕は、オフサイドだと思っています。
- シュートのコースが明らかに、青木選手のそばを通ってチョン ソンリョン選手の視界を遮っている。
- シュートがニアサイドだったらオフサイドでなくてもいいかなと言う気がするけれども・・・ 避け方は抜群。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 個人的な見解というか意見は、7対3で得点。
- 3のオフサイドを説明すると、蹴る瞬間は、GKは見えている可能性は高い。
- ボールの軌道の方向と青木選手がかぶっているのであれば、避けてなければぶつかる。
- インパクトとGKを結んだときに、そこにいる可能性があるので、そもそもボールが見えていない。
- そうすると影響を与えているという判断。オフサイドになる。
- 恐らくインパクトの瞬間見えている、避けてなくても当たる可能性は低い
- GKと青木選手の距離は10m強ある。10m強をどう考えるかだが、個人的には、それほどGKはオフサイドポジションの選手の影響を受けない距離なのかなと思っている。
- 3つ目はボールに行こうとか、相手GKに対して行こうというジェスチャーは無いので、ギリギリその場に立っていると解釈できる。
- オフサイドかというとすごく近くを通っているところが影響を与えていると判断できる。
- 総合的に判断するとオフサイドになる可能性の事実とオフサイドでは無い事実を見比べたときに7対3ぐらいで得点を認めてもいいんじゃないかなと
事例3:J1リーグ 第31節 札幌 対 川崎F 98分の事例
- 山根選手のバックパスをキム ゴンヒ選手が奪い折り返したところをガブリエル シャビエル選手がゴールを決めるがここでも主審のホイッスルがなりオフサイドの判定。
- リプレイで見ると、高嶺選手がフィードした瞬間にキム ゴンヒ選手はオフサイドポジションにいたが山根選手がボールに触っており、キム ゴンヒ選手はボールを奪ってゴールを決めている。
- オフサイドの判定はだとうだったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- ディフレクションなのか意図的なのか問題だと思うけれども、実際見ていた時には、ボールを蹴った時にでていたのでオフサイドだよねで終わっていた。
- 山根選手がなんで下げたかというと、オフサイドポジションにいた方がディフェンスに来たからでしょ だからオフサイドでしょという結論
【Twitterの意見】
- キム ゴンヒ選手がオフサイドとされゴールが取り消されましたが、DFが意図的にプレーしているのでオフサイドではないのでは。新基準と照らして解説を聞きたいです。
坪井慶介さんの見解
【このシーンについて】
- 僕もパット見たときは、キム ゴンヒ選手がオフサイドだったからというところ
- これはオフサイドディレイの弊害だと思う。
- オフサイドディレイにするからややこしいことが起きる。
- 山根選手はキム ゴンヒ選手がオフサイドだとわかっているからまあというのもあるしオフサイドディレイだから何とかしなければならないといったところからこういったプレーになったかもしれない
- 僕はそこがちょっと気になっているところ
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 意図的なプレー云々の解釈がJFAからオープンになってJリーグでも取り入れられる判断となった中でのこのシーンなので、多くの方が、興味関心をもってこれでしょと言いたくなる気持ちもすごくわかるし、これなんですよと言いたい気持ちもわかるけれども、残念ながら違います。
- これはオフサイドと判断される3つの条件があります。
- 見方が触れたというところ、相手を妨害するというところ、意図的なセーブ、その位置にいることによって利益を得る。
- これは、2つ目の相手競技者を妨害した。オフサイドポジションにいた選手が戻って1対1となりゴール方向に向かっているのでオフサイドディレイせざるを得ない。
- 山根選手と札幌の選手の関係になるけれども、あれだけ追いかけられれば、山根選手はプレイが制限されるため、意図的云々では無く、その前に相手競技者に影響を与えているシーンなのでオフサイド
- 色んなオプションがあるにも関わらず自分でコントロールミスをしてパスを出すところを札幌の選手がアタックしてボールを拾ってという場合は、意図的なプレイと判断に行く。
事例4:J1リーグ 第31節 C大阪 対 湘南 44分の事例
- 松田選手のパスに抜け出した上門選手が中に送ると岡本選手のミスを誘いオウンゴールかと思われたが、ここで主審のホイッスル。
- 副審の旗が上がっておりオフサイドとなった。
- リプレイで見ると上門選手もアダム タガート選手もオフサイドかどうか際どいように見える。
- 結局、VARチェックも行われたうえで、オフサイドとなったが、判定は妥当だったのかこのシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 本当にギリギリだと思いますしカメラの位置が、並行では無いのでこのカメラでどれだけ正確にわかるかなというのもあるけれども、オフサイドと言われたらオフサイドかなと
- ハッキリどっちですとは言い切れない。
【Twitterの意見】
- 上門選手オフサイド判定のゴール取り消しシーンがオフサイドに見えなかったので、家本さん解説お願いします!
坪井慶介さんの見解
【このシーンについて】
- これは本当に分からない。
- 現場にいたらオフサイドと分からないかもしれない。
- ピッチの芝目を綺麗にそろえたグランドキーパーさんに感謝したい。
- それを見ると上門選手の膝がちょっと出ている。芝のラインで見ると
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 2つ可能性があると思っている。
- 一番手前の選手の足とセレッソの選手の膝がどうかという話だと思う。
- 凄いタイトなところだと思うけれども真横から見たときに膝が少し出てたからオフサイドと判断された可能性があります。
- もう一つは、副審の方がちょっとオフサイドラインより前に出ているように見える。少し前に出ていると目線の関係で出ているように認識してしまう。
- 真横で見て膝が出ていると確認できたのか、少し前で見たためにオフサイドのようにより見えてしまったのかというのが、このアングルと線が無いのでハッキリ分からない。
- 人間の限界なので難しいというところが一つある。
- 現状、VARのところで言うと、2Dでやっているので厳密性というところが言い切れない。膝のところはあまり考慮されない。
- 来年からは、J1は3Dのオフサイドラインを採用するという事なので、厳密性は精査されてくると思うけれども、現状では2Dで判断できないところもあり現場フォローとなったと思う。
事例5:J2リーグ 第37節 琉球 対 横浜FC 35分の事例
- 横浜FCのペナルティキックの場面。
- 主審の笛をまって助走をとるとワンフェイントから右へと決める。
- しかしボールを蹴る前にマルセロ ヒアン選手が明らかにペナルティエリアに侵入していた。
- そのまま得点が認められたが、この判断は妥当だったのか
- このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 僕は、こういう杓子定規に入っているじゃないかというのはあまり好きでは無い。
- どちらかと言えばまあ、いいじゃないかと思うけれどもちょっと入りすぎじゃないかなと思う。
- ちょっとやりすぎですし、マルセロ ヒアン選手はめっちゃ足が速いのでそんなに人より急がなくても先につくんじゃないかなという気がするので、ここまで明らかに入っているとレフリーはやり直しと言われても仕方が無いかなと思う。
【Twitterの意見】
- 横浜FCのPKの場面。小川選手がPKを蹴る前にマルセロ ヒアン選手がPA内に入っていましたが、あれは蹴り直しにならないのでしょうか?教えてください。
坪井慶介さんの見解
【このシーンについて】
- 蹴り直しましょう!これは、出すぎですよ!
- もう少ししたらキッカーより前にでている。
家本さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 主審と副審がどう監視するかという話。
- 副審の方は、キッカーが蹴る前にGKの足を片方残さずに離れたのか、出来るだけ明らかにというところがある。
- 主審は、GK以外の選手のペナルティエリアへの侵入を見ましょうというのが大原則としてある。
- ただちょっと入りすぎかなというのはある。
- 厳密な話をすると、守備側選手が入っているし、GKもラインから両足が離れているので、GKがセーブしたとしても副審が旗を上げたと思う。
- いずれにしてもやり直しという事になると思う。
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#27の内容についてまとめてみました。
今回の事例は、オフサイドの事例が3事例と多かったですね。
よく考えればそんな事はないのですが、芝目はオフサイドラインの判断には使用しない!という解説がありました。
なんとなくオフサイドラインを確認するときに芝目と比較していたような気がしましたので、改める必要があるなと感じました。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
本日の用語
オフサイドディレイ
- きわどいオフサイドの場合、得点のチャンスにつながる場合は、副審はフラッグを上げずにオフサイドディレイと主審に伝え、得点のチャンスが無くなるかアウトオブプレーとなるまで、フラッグアップを遅らせる。