はじめに
本日は、2021年9月14日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#26で放送された事例をまとめたいと思います。
今回のジャッジリプレイでは、日本代表の吉田麻也選手や、北海道コンサドーレ札幌の駒井選手のツイートも紹介されていますので、参考にして頂ければと思います。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
- 今週もリモートでは無く、スタジオでの番組配信
2021年9月14日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2021 J1リーグ 第28節 ガンバ大阪 対 ベガルタ仙台の事例
- 2021 J1リーグ 第28節 名古屋グランパス 対 徳島ヴォルティスの事例
- 2021 J1リーグ 第28節 セレッソ大阪 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第28節 ガンバ大阪 対 ベガルタ仙台の事例
- 仙台の加藤選手がはたいたボールを中原選手がクロス。これが藤春選手にあたりボールはゴールラインを割った場面。
- 主審はコーナーキックを提示するが、仙台の選手はハンドをアピール。
- リプレーで見ると藤春選手の左手に当たっていることからVARが介入
- 主審がオンフィールドレビューを行った結果、加藤選手がオフサイドポジションにいたとしてオフサイドの判定。
- ガンバ大阪ボールでプレー再開。このシーンについて議論
平畠さんの見解
【オフサイドが無かったらハンドだったか?】
- ハンドを取られても仕方がないかなと、
- ボールを蹴ってから藤春選手まで結構距離と時間があったかなと思う。
【Twitterコメント】
- VARで結局オフサイドで決着がつきましたが、オフサイドがなかったらあれはPK判定が妥当でしょうか?個人的にはハンドに思えますが、懸命に腕を畳んでいるようにも見えます。新リールのさらなる勉強のためにも取り上げていただきたいです
原さんの見解
【オフサイドが無かったらハンドだったか?】
- ハンドになるんだろうね。
- 藤春選手に当たる前にガンバの選手の足に当たって、その距離が短かったら反応できないねとなると思うけれども、結局当たっていなくて、5,6メートル以上はあったあの距離で当たってしまったら、ハンドを取られるだろうなと思う。
奥谷さん(元国際審判員)の見解
【オフサイドが無かったらハンドだったか?】
- ハンドを取ると思う。
- 距離、ボールのスピード、十分に動ける時間があったと思う。
【先にオフサイドの判定だったら?】
- 本来であれば、オフサイドの判定が、APPによって判明したためオンリーレビューで今までは終わっていたが、あえてハンドがらみでPKでということがあったので、ただのオフサイドでは無く、そこも検証したうえでオフサイドの判定に持って行ったのは、説得力もあってよかったのではと感じた。
事例2:J1リーグ 第28節 名古屋グランパス 対 徳島ヴォルティスの事例
- 名古屋が決定機を迎えた場面。
- 前田選手がペナルティエリア内に侵入すると、岸本選手と交錯し、倒れたところでホイッスル。
- 主審は岸本選手のファールを取り、名古屋にPKを与えたうえ、岸本選手にレッドカードを提示して退場とした。
- リプレーで見ると岸本選手の右手は、前田選手にかかっていたが、すぐに話している。
- 一発レッドの判定は正しかったのか
- 続いては、このシーンについて議論
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- レッドカードが出たときに、手の印象が悪かったのだろうとは思ったが、個人の感想としては、仮にPKであったとしてもイエローカードでいいのではと思った。
【吉田麻也選手のTwitter】
- このPKは厳しい・・・この退場も厳しい・・・
原さんの見解
【このシーンについて】
- ディフェンダーとすれば、厳しいという気持ちはわかる。
- 冷静に見ると岸本選手がペナルティエリアに入る前にタックルして届くか届かないかわからないが、ボールに行った方がプレーとしては良かった。
- 体が入った時に少しでも手がかかると、今のルールでは、決定的なシーンの前に手をかけたと見られてしまう。
- 大乗は厳しいと思うが、今のルールではそうみられると1発退場となる。
奥谷さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 確かに手がかかるが、その影響はほとんどなかったと思う。
- それよりも後ろから追いかけていったことにより接触があって、その影響で前田選手が倒れているのは事実。
- 影響があって倒れた事実があってファールを取った西村主審の主審の判定はサポートできる。
- あれぐらいのコンタクトは、ノーマルコンタクトという考えもあってしかるべきだと思うので、吉田選手のツイートもうなずける。
事例3:J1リーグ 第28節 セレッソ大阪 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- ペナルティエリアのギリギリで、駒井選手が転倒し主審のホイッスル。
- リプレーで見ると駒井選手はだれとも接触しないで倒れているようにも見えるが、判定はセレッソ側のファールをとりペナルティエリアの外でフリーキックとなった。
- VARの介入も無く判定もそのままとなったが、ファールの判定は妥当だったのか、このシーンについて議論。
平畠さんの見解
【このシーンについて】
- 今の映像を見る限りは、はっきり接触したことはわからなかった。
- 接触したとすると、喜田選手の足がというようなことだと思うが、良くわからなかった
【Twitterコメント】
- 駒井選手へのファールは、身体接触はなかったのでノーファールでは?とコンササポでも思いました。リプレイを見てもセレッソのDFの選手の足は駒井選手に接触していません。
【駒井選手のTwitter】
- 相手の30番のふくらはぎに振り足が接触しています。映像では角度の問題で絶妙にノーファールっぽいですが 笑
- 音もなりましたし、レフリーにも聞こえてたみたいです。スリップではありません。笑
原さんの見解
【このシーンについて】
- 明らかにあったっているふうには見えなかった。
- ただ、駒井選手が引っかけられないところに上手く入っていたのも事実。でも接触は無かったからファールは無かったとも言える。という感じ
奥谷さん(元国際審判員)の見解
【このシーンについて】
- 映像からはファールはわからなかった。
- 今のツイートを聞いて何度も見直したところ、喜田選手の右足が外側にぐねる。それを見たときに、接触があったからあのようなステップになったのかなと感じた。
【たまたま駒井選手の足に当たった場合の判定について】
- 攻撃側のプレーを阻害したのは事実であるので、意図は全くなかったとしてもふかざるをえないと思う。
まとめ
今回は、2021年9月14日に配信されたJリーグジャッジリプレイ#26の事象についてまとめてみました。
選手からのツイートが紹介されるような時代になりました。
選手の意見も含めた議論になっていくのは、議論の幅が広がったり、選手側の意見を聞くことができるというのは、新しい見解が出てきたり、議論の幅が広がると思いますので、良いことだとは思います。
これからも判定については、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
参考:本日の用語について
APPとは?
- 「攻撃側チームがボールを保持し攻撃に移る局面」
- 得点、PKとなる、また決定的な得点の機会阻止に反則が起こる前にVARが攻撃側の反則があったかどうかをレビューすることが可能な範囲
DOGSOとは
DOGSOについては、下記ページにまとめておりますので、参考にしてください。