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目次
はじめに
柏レイソルの2021シーズン体制の発表もあり、2020シーズンから2021シーズンに移行が始まっています。
そんな中、2020シーズンのジャッジプレーの記事は、まだまだ追いついていない状況です。
何とか2021シーズン開幕前には、2020シーズンの記事は終わらせられるように今後も少しずつ更新していきたいと思います。
今回は、2020年12月1日配信のJリーグジャッジリプレイ#28で放送された事例をまとめております。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、Jリーグ副理事長の原さん、タレントの平畠さんも出演
2020年12月1日配信のJリーグジャッジリプレイでの事例
- 2020 J1リーグ第30節 サンフレッチェ広島 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- 2020 J2リーグ第36節 ジュビロ磐田 対 FC琉球の事例
- 2020 J2リーグ第36節 アルビレックス新潟 対 愛媛FCの事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ第30節 サンフレッチェ広島 対 北海道コンサドーレ札幌の事例
- 宮澤選手のパスを受けた高嶺選手がシュートのこぼれ球を繋いだところで青山選手のファールを受ける。主審はアドバンテージを適用したが金子選手のシュートが外れたところでホイッスルが吹かれた場面。
- 高嶺選手へのファールを取り札幌のフリーキックの判定。シュートまで打ってファールのシーンまで戻れるのか
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- アドバンテージを取っていて、優位性を活かしてシュートまでいっているのでそこでアドバンテージを戻ってファールを取るのは気持ちが悪い感じがすごくする。
原さんの見解
- シュートを打った後に笛が鳴っているのであれば、シュートまで戻らずそこで完結したほうがシンプルだと思う。との見解
- 金子選手がボールをとめてDFをかわすかわからない状況で笛を吹くのはわかるけど、やらしてしまったのならそれで完結したほうがシンプル。わかりやすいと思う。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- 原さんのおっしゃていたことが当たっていて、シュートを打たしてから戻すという事はできないと思うとの見解
- アドバンテージを元の反則を罰する条件として、予期したアドバンテージが数秒以内に実現しなかったときにある。
- 数秒は一般的に2,3秒と考える。時間的にはOKだと思うが、あの時の予期したアドバンテージがシュートを打って外れたのを見て笛を吹いたという事は、ゴールマウスに飛ぶか得点と考えられる。
- そこまでは保証しない。シュートをちゃんと打てたという事でアドバンテージは成立すると考えるべきだと思う。
事例2:J2リーグ第36節 ジュビロ磐田 対 FC琉球の事例
- 山本選手のロングフィードに大森選手とゴールキーパーの田口選手とが接触。最後はこぼれ球につめた山田選手がゴールした場面
- 二人の選手が倒れていたため、主審は一旦試合を止める。最終的には主審は副審と協議した結果ゴールを認める。
- 接触シーンは大森選手が田口選手に激突したように見えファールを取ってノーゴールにするべきではとの意見が寄せられている。
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 普通の競り合いとも見えるかなという気もしたので難しいですけど、ゴールのままでよいのではとの見解。
- だた、ゴールした時に主審の方がはっきりしなかった。もう少しわかりやすいゼスチャーがあったほうが良かったかなという気はしてて、感じた
原さんの見解
- 大森選手はキーパーの事がわかっていない。ボールを何とかしようとしたところにキーパーが来ている。
- キーパーの方は大森選手もボールも見えているので、それであえて行くという事はぶつかるけどボールにプレーできると思っているので、これはゴールでよいとの見解
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- このシーンを見たときに非常に悩んだ。
- ファール、ノーファールという事については、ファールでは無いと思っている。
- 大森選手も田口選手も両方ともボールにプレーするために行っている。ボールがプレーできる優先権がどちらにあるかというと、ほぼ五分五分であった
- 次に、危険な方法でアプローチはしていない。という事であれば、正当なボールの競り合いで接触して、たまたまゴールキーパーの方が先にボールに触れることができたというふうに考えるべきと思う。
- そのためファールでは無いとの見解
事例3:J2リーグ第36節 アルビレックス新潟 対 愛媛FCの事例
- 本間選手が持ち込んでパスを出すとこぼれ球が田上選手のもとへ、これを田上選手がゴールした場面
- その後、主審が副審と協議した結果、オフサイドでゴールは取り消しに
- 愛媛の守屋選手に当たって、田上選手にボールがこぼれたが、リプレーで見ると中島選手がトラップした段階では田上選手はオフサイドポジションだった
- ただ、オフサイドになるかは守屋選手のプレーが意図的なプレーだったかが関わってくる。
- 今回は、このシーンについて議論
平畠さんの見解
- 守屋選手が意図的ではない。跳ね返りだという感じに見えたので、オフサイドの判定でいいのかなとの見解
- 守屋選手がゴール方向に戻らないとと走っているところに当たった感じに見えたので、何をしようとしたプレーには見えませんでした。
原さんの見解
- 難しいけど、跳ね返りとみるべきだろうとの見解
- 意図的にやろうとする時間も距離もないというか、本能で戻りながら足を出したときに当たってしまったというふうに見るべきのような気がする。
廣嶋さん(JFA審判S級インストラクター)の見解
- 結構難しい。
- 新潟の選手がまず、横パスを出す。このパスを直接突っついたのであれば、横に出ているパスに対して意図してプレーしているとみるべきだと考える
- ただ、その後に新潟の選手がボールに触れている。触れたボールがディフェンスの選手の方にも来てしまっている。そこに当たったので、結果としは、跳ね返りだというふうに判断する。(意図的なプレーでは無い)
まとめ
今回は、2020年12月1日にDAZNで配信されたJリーグジャッジリプレイ#28の事象についてまとめてみました。
今回の事例では、アドバンテージの考え方について学ぶことができました。正直個人的にもシュートをした段階でアドバンテージは成立したと感じました。
その後にゴールが決まってしまったのも広島には厳しい判定となったように思います。
難しい判定が今後も続くと思いますが、今後も、ジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
参考:本日の用語について
アドバンテージ
- 反則があり、反則をしていないチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを継続させる。
- しかし、予期したアドバンテージがそのとき、または、数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する。
相手競技者側にボールタッチがあった場合
- 意図的ではないプレー(跳ね返り)⇒オフサイド
- 意図的なプレー⇒オスサイドにならない
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