はじめに
どうも!Taruta(たるた)です。
本日は柏レイソルのお知らせがあったので2つめの記事になりますので、本日のあいさつは、こちらのお知らせを見ていただければと思います。
それでは本題。
2022シーズンもジャッジリプレイは継続。
本日は、2022年4月5日に配信された2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#06で放送された事例をまとめたいと思います。
今回の事例は、J1リーグ第6節とJ2リーグ第8節の中から、合計3事例紹介されています。
今後もJリーグジャッジリプレイを通して、サッカーのルールを学んでいきたいと思いますので、皆さんも参考にしていただければと思います。
DAZNのJリーグジャッジリプレイとは
- 毎週火曜日に更新
- 週末のJリーグで起こった事象(判定)についてSNSで反響のあったプレーをわかりやすく解説
- 司会は桑原さん、元Jリーグ副理事長の原さん、Jリーグウォッチャーの平畠さんも出演
2022シーズン Jリーグジャッジリプレイ#06の事例
- 2022 J1リーグ 第6節 横浜FM 対 FC東京の事例
- 2022 J1リーグ 第6節 鹿島 対 清水の事例
- 2022 J2リーグ 第8節 山形 対 岡山の事例
Jリーグジャッジリプレイの映像
事例1:J1リーグ 第6節 横浜FM 対 FC東京の事例
- ディエゴオリベイラ選手が渡辺選手からボールを奪いFC東京のカウンター
- パスを受けた阿部選手が決めFC東京のゴールとなった。
- ここでVARと交信。リプレーで見ると渡辺選手からディエゴオリベイラ選手がボールを奪ったが最初のコンタクトではボールに触っていなく足を引っ掛けているようにも見える。
- 主審はオンフィールドレビューを行わず判定はノーファールとなった。
- この判定は妥当だったのか議論
平畠さんの見解
【この判定について】
- 足がかかっているような気もするが、審判のジャッジもそれはそれで認めるかなとボールに行こうとしている流れから引っ掛かったというか
- 厳密にいえば、ファールだと思うが、シャツも引っ張ったらファールになるがプレーの中でいっぱいある。
- 厳密に取り出せばいっぱいファールがあると思うがそんな中の一つかと思う。
- ゴールになっても仕方が無いかなと思った。
【Twitterの意見】
- ファーストコンタクトでボールに入っておらず、むしろ足に入っているように見えます。VARの結果 FC東京の得点が認められましたが、なぜファウルが取られなかったのでしょうか?
原さんの見解
【この判定について】
- DAZNで見ていた時にこれは取り消されると思った。
- 最初に足に行っていて、ディエゴオリベイラ選手もうまくボールを持っているので審判は最初からボールに行っていると見えたのかなと思うけれども、VARでチェックしたら明らかに引っかけて倒れているので、ファールだと思った。
- これは取るべきだったと思う。オンフィールドレビューをしたほうが良かった。
深野さん(元国際審判員)の見解
【この判定について】
- 個人的にはファールだと思う。
- 得点が認められた後でVARはAPPのチェックを行う。APPの起点となるプレーだったので、なぜオンフィールドレビューが入らなかったのかを想像すると山本主審がそのシーンを見えていて、接触があったけれどもファールではないと言ったのであれば、VARはそれ以上介入が出来なくなるので、そういう事なのかなと思った。
- 主審のコメントとVARがあっているのであればVARは介入できないので、介入しなかったのだと思う。
事例2:J1リーグ 第6節 鹿島 対 清水の事例
- 鹿島の選手交代の場面。上田選手と交代したディエゴ ピトゥカ選手がベンチに下がるときにペットボトルをスタンドに蹴り飛ばし、その行為で主審はレッドカードを提示し退場とした。
- このレッドカードが上田選手との交代が完了した後なのか、完了する前の退場なのかを議論
平畠さんの見解
【交代が完了した後なのか、前なのか】
- これは見ていてどうなるのと思った。
- ある種、上田選手が入って、11人対11人で試合が始まったので良かったとは思ったが、どこがその交代の完了になるのか明確な部分がわからいのでもしかしたら上田選手が入れない可能性もあったのかなと思った。
【上田選手の投入を認めるべきだったか(交代要員の完了がわかった後】
- 確かにそれはそう
【Twitterの意見】
- レッドカードは異論ないと思うが、交代を認めた事は正しい判断だったのでしょうか?この交代可否についてはVAR介入できなかったのでしょうか?教えていただきたいいです。
原さんの見解
【交代が完了した後なのか、前なのか】
- このタイミングをどう見るかだと思う。
- 上田選手はまだピッチに入っていない。外に出た瞬間に交代が成立したと考えるのか、出てそのまま蹴っているとして一人少なくするべきだとするか、どこで交代となるかを深野さんに聞きたい
【上田選手の投入を認めるべきだったか(交代要員の完了がわかった後】
- これは入っていないと見る。
- 入る前に蹴っているので、そう考えると交代は成立していない。
- 交代が成立する前に退場となる事象が発生したことになる。
深野さん(元国際審判員)の見解
【交代が完了した後なのか、前なのか】
- 交代は、交代要員がフィールドに入って完了となる。
- 完了していない可能性もある。
【上田選手の投入を認めるべきだったか(交代要員の完了がわかった後】
- 厳密にいうと、上田選手はまだ入っていないように見えるので、交代が成立する前に起きた自称だと思うけれども
- この審判団は、交代が成立したとして11人でプレーしたという事だと思う。
事例3:J2リーグ 第8節 山形 対 岡山の事例
- 山形が自陣でボールキープ。半田選手がGKにバックパス。
- これが無人のゴールに向かったため、後藤選手がボールを手ではじき出すとここでホイッスル。
- バックパスの判定で岡山に間接フリーキックが与えられ、後藤選手にはレッドカードが提示され一発退場となった。
平畠さんの見解
【Twitterの意見】
- 前半11分のプレーはただのバックパスであって間接FKの再開で退場にはならないのでは。アシスタントレフリーのサポートがあってもよかったのでは。
深野さん(元国際審判員)の見解
【レッドカードの提示について】
- ルール上間違いとなる。
- 見方競技者から意図的に戻されたボールを手で触るという行為は、間接フリーキックになると競技規則に記されている。
- このシーンはまさにそうで、見方からパスされたボールを手でプレーしたという事になるので、間接フリーキックとなる。
- 競技規則上は、GKが自分のPA内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接FKがあたえられるが、懲戒の罰則にはならないとなっている。
- 今回の競技規則改定で、プレーが再開された後、他の競技者が触れる前にGKが再びボールを触れる反則の場合(手や腕に関わらず)、相手のチャンスとなる攻撃を阻止したまたは相手の得点の機会を阻止したのであれば懲戒の罰則となる。
- 後半の部分は、フリーキックをGKが蹴った後にもう一度触ってしまったら懲戒の罰則になるという事。
- 今回の場合は、ただ単にバックパスなので、懲戒の罰則にはならないと書いてある。
【DOGSOのように見えるが】
- GKがバックパスを手で扱ったら間接フリーキックのみでDOGSOは適用されない。
【間接フリーキックの再開場所について】
- 反則が起きた地点の最も近いゴールエリアのゴールラインに平行なゴールライン上で行う事になっている。
- ゴールエリア内で起きた間接フリーキックは、すべて平行なライン上からの再開となる。
まとめ
今回は、2022シーズンJリーグジャッジリプレイ#06の内容についてまとめてみました。
今回のジャッジリプレイはレアケースな事象が多かったように思います。
レアケースであるがゆえにルールの矛盾が浮き彫りになったような気もしますが、すべてを完璧にするのも難しいように思えます。
これからも、いろいろな見解や議論があると思いますが、今後もジャッジリプレイを拝見しながら勉強していきたいと思います。
最後まで内容を確認して頂き、ありがとうございます。
参考:本日の用語について
APP
- 次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、反則ではない
- 競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。
- ただし、体から横または縦方向に延ばされていない。
- ※20/21シーズンの競技規則も同様
第3条 競技者
- 交代は、交代要員が競技のフィールドに入った時に完了し、そのときから退出した競技者は、交代して退いた競技者となる。
第12条 ファイルと不正行為
- GKが自分のPA内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接FKがあたえられるが、懲戒の罰則は与えられない。